FashionCrossroad2021秋冬ー最終日

たった2週間なのに、季節は夏の名残から晩秋へと移りました。
ファッションは季節との関りがとても深く、日々の変化をこんなに考えたことはなかったなと思いました。

「FashionCrossroad2021秋冬」は本日最終日です。

次回は昨日の「ぴんぽんまむ」の紹介にも書きましたが、着物スタイリスト石川真海さんの個展を11月4日(木)から14日(日)*火曜休廊で開催します。会期中「着物のたたみ方」「半襟付け」「スタイリング」「着付け」のワークショップを予定しています。いずれも予約の上ご参加いただきますようお願い申し上げます。

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ぴんぽんまむーFashionCrossroad2021秋冬

最後の紹介はぴんぽんまむさん。
着物のスタイリストです。

今回はスカートを袴のように見立てて着物と合わせました。長襦袢の代わりはスタンドカラーのブラウス。いつも彼女の発想には驚かされます。
このスタイリングはすでに来年の成人式の予約が入っているとか。どこかで見かけたらぴんぽんまむさんだと思ってください。

ぴんぽんまむを最後に持ってきたのは、実は来週の展覧会がぴんぽんまむの個展だからです。展覧会ですからこういうった斬新なビジュアルで会場は構成されるのではないかと思いますが正統派のスタイリングがベースにあってのこと。着物好きの方にはぜひお出かけいただきたく思います。ワークショップもいろいろ企画していますのでお楽しみください。

よしだ律ーFashionCrossroad2021秋冬

今年の春にプリズムデビューしてから人気沸騰中のブローチはよしだ律さんの作品です。

いろんな革素材を丸だけで構成しています。
色のセンスとレイアウトが命。

ほぼ真円だけの形は曲線なのにシャープ。
よしださんが愛する構築的なGokiの服にもとてもよく合います。

次のシーズンはどんな色やテクスチャーの革を見つけてきてくれるのか楽しみです。

よしだ律ブローチを敢えてmomijiのストールに合わせてみました。

GokiーFashion Crossroad2021 秋冬

随分寒くなってきました。
朝晩は織物が欲しい。そんな時にさっと羽織れるウールのポンチョはいかが?

Gokiのポンチョは肩にかけるだけで美しいドレープができて素敵。

ウサギ商店のワンピースとmomijiのマフラーを合わせてみました。

マッテルリ川部雅広ーFashionCrossroad2021秋冬

プリズム初登場帽子作家マッテルリ川部雅広さん。
暖かそうな冬素材の帽子です。

敢えて、アニマルプリントの帽子を羽飾りのある着物コーデにしてみました。
ワイルドエレガントってありでですよね。

 

諏訪薫ーFashionCrossroad2021秋冬

諏訪薫さんがアクリルでコンテンポラリージュエリーを作り始めて随分時間がたったと思いますが、名古屋では厳しい目にさらされました。貴金属に比べてチープな素材だという先入観は根強いものがあったように思います。デザインの美しさに価値を持ってくださらないことがとても残念におもってきました。
しかしこのところやっとその先入観が薄れてきたようです。

この会の展覧会では「おしゃれ!」「かわいい!」「きれい!」という言葉を何度も聞きました。実際にお求めくださった方々も何人もいらっしゃいましたし、このところ毎回買うのを楽しみにしているという方までいらっしゃいます。

今はリングに人気が集中していますが、ペンダントもシャープで素敵です。
シャープさの中にアクリルならではの柔軟さが美しいフォルムを作ります。

クリアなペンダントはやっぱり黒によく映えます。

HUMMING BIRD DESIGNさんの古布のキャミソールワンピースにGokiの透け感のあるブラウスを合わせてみました。クリスマスパーティーにきっと似合います。今年こそ華やかな日を迎えたいですね。

momijiーFashionCrossroad2021秋冬

フェルト作家のmimijiさんは秋冬だけの出品です。

ウールガーゼにフェルト加工をして肩からずり落ちないストールが人気です。
今年の新シリーズはフェルトの部分をフリル状に作って女性らしい優しさを表現しました。

この形のストールは肩背中腰を温めてくれるのであまり動いてはいけないお仕事の方にはこれからの季節重宝しそうです。

坪井香保里さんのシャツ、HUMMING BIRD DESIGNさんのサロペットパンツ、ブローチはよしだ律さん。

シピーFashionCrossroad2021秋冬

陶芸家平田佳子さんが手がけるシピ。
シピのアクセサリーは陶芸家だけに必ず陶素材が入っています。
このネックレスも陶ビーズをコットンヤーンで編み込んで作られているのです。

軽くて肌触りが優しく色もパステルカラーで一度ファンになるとやめられない魅力があります。アクセサリーとして仕立てているのは佳子さんのお姉さん。姉妹のタッグは優しいけど最強。

やはり手仕事の極み大島紬のブラウス(ウサギ商店製)に合わせてみました。

HUMMING BIRD DESIGNーFashionCrossroad2021秋冬

デッドストックを織工場から蔵出ししてもらって手に入れた生地は本来の使い道もわからなかったと言います。もしかしらたカーテン生地として織られたものかもしれないと。

この季節の羽織ものなら吸湿性や保温性を問われることもないのでと薄手のカーディガン的な洋服をHUMMING BIRD DESIGNさんは作りました。
どんな季節にも対応できる便利な服も素敵ですが、ピンポイントでしか使えない贅沢さも素敵です。

HUMMING BIRD DESIGNさんの羽織物の下には彼女の師匠でもあるGokiのカット―ソーワンピースを合わせ、アクセサリーは諏訪薫さんのアクリルのペンダントです。縦長ラインで構成されたスタイリングはシャープでかっこいい。さらにマッテルリの帽子で辛口の仕上げをしてみました。

坪井香保里ーFashionCrossroad2021秋冬

坪井香保里さんの手描きデニムパンツをチビの私がはいてみました。
裾を一折して少しウエストの位置を上げてはきましたが、かなり幅に余裕があるのではき方次第で背の高い人でもはけるはずです。

お洗濯でインディゴブルーが変化して絵とのバランスが変わっていくのも楽しみの1つです。

作家在廊予定
10/25(月)13 :00-15:00                坪井香保里
15:00-17:00     pecora