寒の戻りーGoki & Artists 2021 Spring

昨日の「寒の戻り」には震え上がりました。
これだから3月4月は侮れない。
春らしいファッションでテンション上げたいところだったのに、すっかり水を差された気分です。

で、こんな日におすすめのベストがあるんです。
グレイのベストは中綿入りですが、表地が綿ジャージーなので見た目にはそれほど冬っぽくない。
実は秋物として発表されたものなので、黒が勝ったグレイなのですが、グレイという色はどんな色とも相性がよくパステルカラーと合わせれば春にも十分活用できます。
そして、秋発なので、スペシャルプライスなのも嬉しい。

中のシャツはウールガーゼのグレンチェック。
春らしいアクセサリーと組み合わせればもっともっとgoodです。

オフホワイトーGoki & Artists 2021 Spring

この展覧会のためにセレクトした絵はなぜかオフホワイトがベースのものが多かった。何を意味しているのだろうか。

自分自身のセレクションなのに、会場を見回して驚きました。

一日の始まり(もしかすると前日にちゃんとセレクションしている方のほうが普通なのかもしれませんが)、何を着ようかと選んだ服。案外驚くことがあるのではないでしょうか。その日の天候はとても重要だとして、それでもなぜそれを選んだのか自分でも説明がつかないことがありはしないだろうか。

今日の気分は少し落ちているからテンションを上げたくて元気な色を選んだり、逆にますます落ちそうだし、気持ちにそぐわないから静かな色や形にしてみたり。

気持ちを整えるための絵の存在を持っている人は幸せです。
もちろん所有していることは素晴らしいことだけど、美術館に会いに行けたり、画集を開いたり、それでも十分なこともあるのです。

気持ちを整えるために服を選ぶことはそういうことに通じる。
アートとファッションが重なる部分を意識すると、毎日の生活はもっと楽しく愛しくなります。

力をくれる服ーGoki & Artists 2021 Spring

stay homeでファッションはどう変わったのか。
リモートでの仕事や飲み会では上半身しかパソコンには映りません。
狭い範囲で動かないで時間を過ごすにはパソコンで映る範囲を小ぎれいにでも体が楽にということで、カットソーだけが売れていくのだそうです。

楽に過ごすことは決して悪いことではないけれど、それに慣れてしまうと心の緊張感が取り戻せななくなります。気を付けたいものです。

写真のジャケットはボタンを掛け違えているわけではありません。
アシンメトリーなデザインです。
後ろのスリットは真ん中から随分ずれていてしかもかなり深く肩甲骨の下のあたりまで切り込んであります。

気合を入れて着ないと着負けしそうです。
こういう服をたまには着ないと体にも心にも贅肉が付いてしまう。ご用心。

あ、今回のGokiにはかっこいいカットソーもあるんでした。
また紹介しますね。売り切れてしまわなければね。

Goki & Artsts 2021 Spring

ファッションデザイナー加藤裕之率いるGokiの春物とプリズム所蔵作品のコラボレーション展。絵とファッションで春を感じていただく展覧会。まだまだ今から活躍できそうな冬物もスペシャルプライスで提供です。

しかし、・・・・今年はいつもと様子が違います。
昨年の今頃からCOVID-19で世界中が大混乱となりました。よくわからないままstay homeで暖かくなったというのに社会は止まらざるを得なくなりました。いつもだったら春風に誘われてたくさんの人々が外に出てくるのに必要のない外出はとにかく自粛。目に見えないウイルスを恐れ、烏に荒らされたごみをかたずける人もなく、街は荒廃していきました。
小中学校でさえ数か月休校になり、デパートも食料品売り場以外は閉店。
こんなこと今までに経験したことはありませんでした。

6月にやっと解除になりました。
そんな頃Gokiさんから「自粛を言われたことで2020年秋冬は大変なことになりました。ちょうどあの時期は秋冬物の生地などの材料が生産されるので、今年の分の確保が難しくなりました。なんとかやり繰りしますがいつものようにはできないかもしれません。」と告げられました。材料の確保が難しくなったうえに秋冬にまた感染の恐れ。感染が広がればせっかく作った服を売ることができなくなること。

結果として服のアイテムも数もいつもより少なくしたようです。

Goki展は毎回会場いっぱいに作品が並ぶのですが今年はちょっと少なめです。

展示をしながら私の中で怒りが沸々とわいてきました。
誰が悪いわけでもない。悪人にも善人にも老いも若きも平等に降ってわいてきた今回の禍。怒りの対象はどこにも無い。それでも腹が立ってきました。

この禍は未だ解決しているわけではない。いつもだったら楽しい春を思って作品を選定するのですがそんな白々しい気持ちにはなれず、いつの間にかテーマは「怒りの春」になってしまいました。

Gokiの服はいつも少し毒を持ったクールさが身上だから今年の春には合っているのかもしれない。そして厳しいやり繰りの中で、最高のデザインを見せてくれている。ファッション業界の厳しい状況はまだまだ渦中でアイテム数は今までのようにとはいきませんが、だからダメなデザインをGokiが作るはずがない。エッジの効いたクールさを満喫しに来てください。

今日は猫の日ーそして「猫展25」は最終日

2月22日「猫の日」」です。
そして毎日猫に囲まれて過ごした「猫展25」いよいよ最終日となりました。

明日からこの猫さんたちがギャラリーからいなくなるのかと思うと、やっぱりとても寂しい。来年もみんな来てねと言いたくなります。

さて次回は2月27日(土)から「Goki&Artists2021Spring」です。
Gokiの春の新作と絵で「春」を楽しんでください。
この展覧会では恒例の「冬物セール」もありますので、Gokiファンのみなさんお楽しみに。

猫展25ー後記

39人の作家で構成された「猫展25」
ギャラリーでみさなんが洩らされる感想に「こんなにたくさんの作品があるのに、似た作品を描く作家さんはいらっしゃらないんですね」という言葉が多く聞かれます。

みなさんプロフェッショナルなので当然と言えばそうなのですが、それでも本当にすごいことなのだと思います。

誰にも似ていない作品を制作することが作家にとって最も重要な案件ともいえるのですが、それは本当に人知れず努力もし苦悩もあっての賜物です。

苦労の跡が見えるようではまだまだとよく言われます。だから見る側は作家の苦労なんて考えなくていい。思う存分楽しめたのなら、作家の悶々は報われたということなのですから。

「猫展25」楽しんでいただけたでしょうか?

あと3日、たくさん楽しんでいただけたら嬉しいです。

猫展25-雑感

1か月に渡る長期の展覧会だった「猫展25」もあと今日を含めて4日間を残すのみとなりました。

いつもだったらインフルエンザに翻弄される展覧会なのですが今年はCOVID-19という今まで経験のない感染症を広げないという世界の課題を抱えての期間となりました。

この感染症を中心にした生活も1年以上になり、少しずつ付き合い方も上手になってきたように思います。その1つなのでしょうか、「猫展」にも今までと違う変化がありました。お客様に絵画に深く興味を持っていただけたことです。
巣ごもり生活なんて言葉もあるようにお家の中での生活がより楽しくなるようにと絵画を求めてくださるようになったのです。

COVID-19が猛威を振るったことは決して喜ばしいことではありませんが、今までとは違った視点を持つということもあったのですね。

日比野靖ー猫展25

かわいいのかと問われると「・・・・」
嫌いかと問われれば「嫌いじゃない」

この猫天使はどんなカテゴリーに入るのか、ちょっと悩みます。
日比野靖さん独特な個性というのが一番しっくりくるのかな。

一緒に暮らしたらきっといい味出してくれそうな天使(?)です。

作家在廊日
19(金)  13:00-15:00   溝渕美穂
21(日)  13:00-16:00   サノエミコ
*変更・追加は随時お知らせいたします。

これで紹介前に完売した平塚啓さんを除けば全員を紹介し終わりました。

39人39様の猫。改めて見ると本当にそれぞれの個性があふれています。

板倉智弘ー猫展25

「猫ってこんなポーズするよね」を小さなオブジェにした板倉智弘さん。

この作品の前で「うちの子、こんな格好よくしてるよ」「こんなの格好もかわいい」などたくさんの猫あるあるが出てきます。

来年はどんなポーズが出てくるのか楽しみですね。

作家在廊日
19(金)  13:00-15:00   溝渕美穂
21(日)  13:00-16:00   サノエミコ
*変更・追加は随時お知らせいたします。

おおざる工房ー猫展25

平田佳子さん率いる「おおざる工房」は陶芸家の平田さんが自身の絵付けもありますが、自分の感性に合う絵を描く作家とのコラボレーションを柱に制作をしています。

今回は平田佳子・坪井香保里・サノエミコ・丹下幸江のみなさんが描き手です。楽しい器に仕上がっていますよ。

作家在廊日
18(木)  13:00-15:00   音部訓子
19(金)  13:00-15:00   溝渕美穂
21(日)  13:00-16:00   サノエミコ
*変更・追加は随時お知らせいたします。