Fashion Crossroad 2020 秋冬

1年に2回、春と秋に開催している「Fashion Crossroad」
今年の春展はCOVID-19の営業自粛要請を受けて中止にさせていただきました。
というわけで1年ぶりの展覧会です。

これでもまだまだ影響下にあり、本展もイレギュラーな会期です。
10月9日(金)−10月31日(土)*火曜休廊
(正午ー午後7時*日曜日と最終日は午後5時まで)

私たちがファッションアイテムを購入した時、全身を同じデザイナーで揃えることはあまり無いことです。それはきっと理想的な美しいコーディネートになることは予想に難く無い。でもそれはかなり稀なことです。

理想、それはデザイナーにとってはそうかもしれませんが、すべての人にとって理想かどうかわかりません。デザイナーの予想を超えた組み合わせにクリエイティブな面白さを見つけることだってあるはずです。見つけられたとしたら、これは相当楽しいことだと思いませんか。

「Fashion Crossroad」とはそういう楽しい展覧会です。クロスオーバーさせることで別の面白さを生み出す可能性を見つける。だから個々での展示は全身が同じデザイナーにならないようにしています。
だからといってここでのセッティングがベストだと思っているわけではありません。ギャラリーにいらした方が「○と△にしてみたい」と提案してくださったら、それを実現することも可能です。
また、実際に身につけていただくこともできますので、是非お声をかけて欲しいのです。

出品者
ウサギ商会(着物リメイク) 河村尚江(美濃友禅) COMOC(靴・革小物)
サノエミコ(ファッション小物) シピ(ファッション小物)
諏訪薫(ジュエリー) 蒼空(絞り染め) 坪井香保里(ファッション小物)
ながおたくま(ファッション小物)
HUMMING BIRD DDESIGN(ファッションデザイン) pecora(バッグ)
馬場陽子(ファッション小物) 溝渕美穂(ファッション小物)
momiji(フェルト)

在廊日
10/9(金)  13:00-18:00  蒼空
10(土)  13:00-17:00  HUMMING BIRD DESIGN
11(日)  13:00-17:00  馬場陽子
16(金)  14:00-17:00  サノエミコ
18(日)  13:00-17:00  ウサギ商会
19(月)  13:00-15:00  ながおたくま
26(月)  13:00-18:00  ウサギ商会
*追加変更は随時お知らせします。

花井正子展Masaco HanaiーShangri-la

「Shanguri-la」(理想郷)
花井正子さんが考えるShanguri-laとはどんな世界なんでしょうか。

きっと誰もが同じShanguri-laを求めることはなく、あなたと花井さんとはきっと少し違っっている。

ただそこに共通の理解があるとすれば、それぞれの人にとってそこは心休まる場所。

生きていくということは何かしら心を脅かすことがある。生きている以上完全無欠の理想郷はあり得ない。これは生きとし生けるものすべてにとって平等に与えられた試練なのではないでしょうか。

だからこそ「Shanguri-la」を人は求めるのかもしれない。

花井正子さんが求める「Shanguri-la」を観てください。

 

COVID-19が人々の生活を脅かすようになって、ギャラリースペースプリズムもたくさんの影響を受けています。大きな1つはスケジュールの大きな小さな様々な変更があります。今回の「花井正子展」もスケジュール調整のため会期がイレギュラーになっています。
9月19日(土)ー10月4日(日)*22日29日(火)休廊
正午ー午後7時(最終日は午後5時まで)
また個展時には開催してきたギャラリートークは今回も中止させていただきます。

 

花井正子さんの在廊日ですが、愛知県内にお住まいではありますがプリズムのある名古屋から少々遠隔の地です。ご本人は毎日在廊したいのですがそれは物理的に難しいので基本的には土日曜日の在廊です。また皆さんからの要望があれば可能な限り在廊しますのでギャラリーにその旨お申し出ください。(☎︎052-953-1839)

またお客様のご来廊にまだまだ不安をお持ちの方はネットを通してサイズや形状をお知らせしますので、遠慮なくお問い合わせください。(☎︎052-953-1839)

 

 

Goki & Artists 2020 Autumn

「Goki & Artists」展は言わば定番的な展覧会です。
毎年夏の終わりに行く夏と来る秋をファッションと絵で楽しむという内容です。今年も概要は同じです。ギャラリー空間のビジュアルは少なくとも同じように見えます。

しかし、その背景は今までと全く違っている。
COVID-19の蔓延で多くの業種に影響が出ています。観光業を筆頭に飲食業も想像に難く無い。ファッション業界にダメージがあることも広く知られています。既に大手の倒産もありますが、この業界に嵐が吹き荒れるのは秋以降だろうとも言われています。何故秋以降?
自粛やテレワークで外に出られないので新しい服はいらない、だからこれからは大丈夫なんじゃないと多くの人々は思っているのではないでしょうか?
自粛期間中いろんな業種が止まりました。たくさんの工場も止まりました。生地工場も止まったのです。春に生地工場が止まったことで秋冬物の素材が少ない。だからファッションメーカーは巻き返しを図りたくても物が作れないのです。

Goki とても同じ。ただ最大手ではない分小回りがきき、なんとか切り抜けたとのことでした。

日本はファッションリーダーでもあります。
この文化がどう様変わりしていくのか?
COVID-19はどこまで私たちの生活や文化をも破壊していくのか。
そこからどうやって私たちは守っていけるのか。

この展覧会を通して考えてみたいと思います。

まだまだCOVID-19は油断できません。専用アドレスからの対応もいたします。(新たなアドレスなので小さな絵の展覧会でのアドレスは使用できません)

prism.goki@gmail.com

開廊時間 12:00-19:00(日曜日は17:00まで)

小さな絵の展覧会2020 暮らしに、美の極小宇宙。

夏の恒例企画「小さな絵の展覧会」

今年は78人420点の作品が集まりました。

残念なことに、7月21日愛知県ではCOVID-19の感染者が急増していることが伝えられました。
この展覧会は即売なのでいつもならお早めにお出かけくださいとアナウンスしますが、それも今年に限り不適切と思われます。
それで、「Win the Virus展」の時と同じくアナログネットギャラリーも併設することにいたしました。ギャラリーに来なくてもメールを通しての販売をいたします。下記を専用アドレスとしますのでこちらにご連絡をお願いいたします。またメールをお使いではない方のみ電話でのお取り扱いもいたします。電話での扱いは間違いも起き易いので、メールを優先します。
メールをいただきましたらホームページより詳しい写真も提供いたします。

専用アドレスは

prism.tiisanae@gmail.com

電話は

052ー953−1839

です。他のアドレスやSNSでは受付ができません。どうぞよろしくお願い申し上げます。

休業要請が出ているわけではありませんので、ギャラリーは通常営業もいたします。事情が許す方は、マスク着用の上消毒をしてお出かけください。

作家在廊予定
7月22日(水) 15:00-17:00  Erick
23日(木) 12:00-15:00  ひこ屋、安達真由子
13:00-17:00  近藤美和
24日(金) 13:00-15:00  平野えり
13:30-17:30  hiroko
25日(土) 13:00-15:00  鳥居真実
14:00-17:00  はまだのりこ
26日(日) 12:00-17:00  佐藤千恵
13:00-15:30  渡辺沙恵子
27日(月) 13:00-17:00  建部弥希
13:00-16:00  霧島留美子
29日(水) 13:00-15:00  ながおたくま
15:00-17:00  Erick
16:00-17:00  松原伸一郎
30日(木) 12:00-17:00  古河原二葉
13:00-15:00  久野晴美
31日(金) 14:00-17:00  服部純栄
13:00-15:00   坪井香保里
15:00-17:00  村上和彦
8月 1日(土) 13:00-15:00  キムラナオミ
13:30-17:00  岡田まゆみ
2日(日) 12:00-17:00  朝野公威
14:00-17:00  うちだちよえ
3日(月) 14:00-17:00  水野清波
5日(水) 12:00-17:00  古河原二葉
15:00-17:00  Erick
6日(木) 13:30-15:30  寺岡麻美子
13:00-17:00  hiroko
7日(金) 14:00-17:00  山内寿美、橘逕
8日(土) 12:00-15:00  森川美紀
13:00-17:00  平塚啓
9日(日) 14:00-17:00  溝渕美穂
10日(月) 14:00-17:00 サノエミコ
15:00-17:00 高藤暁子
12日(水) 13:00-17:00  安達真由子
13:00-15:00  ながおたくま
15:00-17:00  Erick
16日(日) 14:00-17:00  花井正子
19日(水) 13:00-15:00  石本真裕子
15:00-17:00  Erick、御囲章
20日(木) 15:00-17:00  中村友美
21日(金) 14:00-17:00  山内寿美、斉藤誠
12:00-14:00  こじましほ

*変更追加は随時お知らせいたします。

営業時間
正午〜午後7時(日曜日は午後5時まで)

谷口広樹展ーききき

ギャラリストとして言うべきではないことを重々承知の上で「私の好きな作家ベスト3に入る」と公言して止まない作家谷口広樹さんの個展です。つまり私がもしかしたら一番楽しみにしていたのかもしれないとも思うのです。

本来なら5月初旬に開催予定でしたがあっという間に実店舗営業自粛に追い込まれ、延期となっていた展覧会です。

満を持してのはずでしたが、ここ数日東京はCOVID-19の感染者数が増え続けていることから東京在住の谷口さんの来名は叶わぬこととなりました。一分には10日在廊とお伝えしておりましたが、中止となりましたことをお詫び申し上げます。

さて「谷口広樹展ーききき」は3月に開催された東京での「ききき」をベースにそれからの3ヶ月の思いを込めての作品で構成されています。
作家活動を始めた当初から度々作品に現れている「猿」自画像とも言われています。「猿」は「ききき」と鳴きます。「猿」は木の上が大好きです。こんな時代の「猿」の気持ちは?

「ききき」とはいったいなんだろう。

美しい色と美しい線で彩られた繊細かつ大胆な表現の先にあるものは・・・「ききき」?

40点という膨大な数の作品を是非ご堪能ください。

百瀬博展ーgift贈りもの

本来はCOVID-19による営業自粛要請が出た頃に個展の初日を迎える予定だった百瀬博さん。やっと少しずつ平常を取り戻しつつある中、仕切り直していただきました。作家にとって個展は人生を懸けた大仕事。仕切り直すために心を立て直すのは容易なことではありません。ベテラン作家(百瀬博さん)の力をお借りして無理をお願いしました。また、急遽の延期が伝わらずギャラリーまでお運びくださった百瀬ファンのみなさん本当に申し訳ありませんでした。

さて百瀬ワールドです。
前回にも世界観を作っていた天使は少しずつ変化を見せてはいますが健在です。
ある時突然百瀬さんの頭の中に降りて来てくれた天使。「いつまでいてくれるのかな。いてくれる間は描き尽くしますよ。」とおっしゃっていましたがまだまだ描き続けなさいということのようです。

「今回初めて自分の心の中にいる誰かのために絵を描きました。その方に贈る絵です。だからタイトルはgift贈りものなんです。」と。
それはいったいどういうことなんでしょうか?10日間かけて解けるといいなと思っています。

まだまだCOVID-19は油断できません。今回もギャラリートークはありません。
百瀬さんは6月18(木)21(日)22(月)24(水)27(土)28(日)午後1時から4時まで在廊の予定です。
③密を避けるため入場制限(5人作家スタッフを含む)をいたしますが、マスクご持参の上お出かけください。

加藤鉦次油彩展ー春夏秋冬/日常

COVID-19により非常事態宣言が発令され、すっかりいつもの時間が流れなくなっていましたが、やっと「日常」が戻ってきました。

加藤鉦次さんの個展はそれ以前から決まっていましたが、開催ができるのかどうか直前まで決められずにいました。
幸いにも5月31日に解除ということになったので、開催という運びとなりました。

「春夏秋冬/日常」
なんとタイムリーなタイトルなのでしょう。
といっても、これは急に決めたタイトルではありません。
ここ数年日々の身近な花を描くことで時の流れを感じていたからの結果です。

世の中にどんなことが起ころうとも、桜は咲くし、ひまわりも咲く。
藤が有名な観光地に来るなと言っても人々が集まるので盛りの花を全部切ってしまったと言うニュースを見たけれど、なんだか悲しい話でした。こんな時でも美しい花は咲く。美しい花だからこそこんな時でも見たい。

そんな非日常ではなかったずっと前から、加藤さんはこれらの絵を描いていました。
きっとそんな時でも「日常」の素晴らしさを感じていたからこのテーマだったのだと思う。今現在多くの人が「非日常」の不条理を受け入れざる得終えない状況を共有しました。その直後。多くの人に共感していただけるテーマなのではないでしょうか。

解除後でもあります。多くの人が集まることがないよう、ギャラリートークは開催いたしません。また会場内、観客は3名までとさせていただいております。ご理解ご協力をお願い申し上げます。

 

Win the Virus展

COVID-19の蔓延に伴い各所の自粛を余儀なくされています。
ギャラリースペースプリズムも4月16日から予定しておりました「百瀬博展」を延期とさせていただきました。先の見えない閉塞感は心の疲弊も引き起こしています。
プリズムは何をすべきか、模索の日々でした。このまま休廊しているだけで良いのだろうか。そんな思いでいましたら、ファッションデザイナーの安達真由子さんから1本の電話が入りました。
「こんな時に個性的なマスクはどうだろうかと作ってみたら、皆さんに見ていただきたくなったんですけど、プリズムから発信していただけませんか?」と。
マスクは負の産物ですが、それを個性的に装うなんて素敵です。これぞクリエーターならではの姿勢です。この閉塞した社会にちょっとだけでも風穴をあけることではないでしょうか?
そんな発想で作品を発表したらきっと少しだけみんな元気になれる。プリズムは「アートは生きる力だ」がコンセプトで運営してきたんだということを改めて思いました。安達さんの提案で私自身も、もう少し頑張ってみようという力をいただきました。
そういえばSNSでは「あまびえ様」が賑わっているではありませんか。鍾馗様もいましたね。みんな生きる力です。
こんなときなだから思い切ってホームページやSNSを中心に発信するプリズム発の展覧会をやってみようと思いました。本来なら会場で作品と対峙してほしいけど、それは今は叶わぬこと。一歩退いてもこんなときはいいんじゃないかな。
作品を見てくださるだけでも嬉しいけど、販売もいたします。アナログな通販です。電話かメッセンジャーかダイレクトメッセージで受け付けさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。
営業は午前11時30分から18時まで(月火曜日休廊)
徒歩、自転車、自家用車でのお出かけはこの時間で、在廊時間は20分以内をお願いいたします。公共交通機関のご利用はなるべく避けましょう。私自身は徒歩通勤しています。
ネット上での鑑賞はこれに当たりません。

急に立てた企画ですのでまだ作品は会場がいっぱいになるほど集まっていません。毎日成長する展覧会になりそうです。
*お見苦しい写真で申し訳ありません。この展覧会のきっかけを作ってくださった安達真由子さんのマスクを見ていただきたかったのです。

板倉鉱司 鉄の作品展ーいきもの ひと

「板倉鉱司 鉄の作品展ーいきもの ひと」
予定通り開催しています。

リルケの詩とドストエフスキーの小説に触発された板倉鉱司さんです。
難しそうだという印象を持たれると思いますが、板倉さんの表現は人なつこくて優しい。鉄も文学も彼の手にかかるとこんなに身近になるのかと驚きます。

プリズムでの個展はこれで3回になります。
今までと違うなという部分もあり興味深い展覧会になっていると思います。

 

世の中はCOVID-19で不安の中にいます。
こんな時に展覧会とはとお叱りを受けるのかもしれません。
こんな時だからこそという気持ちとここでは語れないいろいろな思いでもう少し営業することにしました。それでも明日営業を断念するかもしれません。ホームページやSNSでその都度報告させていただきます。

板倉さんは下記のように在廊します。
4/2(木)  11:30-17:00
3(金)  16:30-19:00
4(土)  11:30-17:00
5(日)  14:30-17:00
11(土)  14:30-17:00
12(日)  14:30-17:00
*申し訳ありませんが4日に予定していたギャラリートークは多人数がお集りの可能性がありますので、中止とさせていただきます。当日板倉さんは在廊されますので、個々でのお話しとさせていただきます。

プリズムはいわゆる「3密」ではありませんが、常時ドアを開け放し換気に勤めます。さらにその都度の除菌も行います。アルコール除菌剤は手に入りませんでしたので二酸化塩素と銀イオンでの除菌になります。

佐々木悟郎イラストレーション展 Here and There

佐々木悟郎さん5年ぶりのプリズムでの個展です。

水彩での表現には定評があります。
私たちがテクニック以上に悟郎さんの絵が好きなのは、彼の目線なのかもしれません。アメリカに憧れて留学も果たしました。異国への思いは今も瑞々しいまま。彼が描く景色も物も異国への憧れなくしては成り立たないのではないでしょうか。

悟郎さんはプロのイラストレーターとして仕事で描いた絵を個展では観ていただくというスタイルをとっています。依頼があったからといって描き手の気持ちが入らないわけではありません。むしろ依頼者は描き手の気持ちがスパイスのように効いていてほしい。そんな作品の数々を是非お楽しみいただきたいと思います。

こんな時節ではございますが、3月23日(月)午後6時からのギャラリートークは予定通り開催させていただきます。(参加無料・予約不要)ただし、マスク持参着用をお願いいたします。残念ながらマスク不足のおり、マスクをご用意することができませんでした。悪しからずご了承ください。
閉鎖空間の集まりに不安な方は、3月25日(水)ー29日(日)午後2時以降佐々木悟郎さんは在廊しますのでその日時にお出かけください。予定変更の可能性もありますので、お会いになりたい方は事前にお電話をいただければ幸いです。(052-953-1839)