Ⅹ’MAS ARTIST SHOP 2020 

プリズム開廊以来ずっと恒例となっている「Ⅹ’MAS ARTIST SHOP」を今年も開催いたします。今年は40人の作家の素敵な作品が会場いっぱいに並んでいます。

COVID-19という未曾有の出来事の中2020年の最後の展覧会です。今年1年プリズムと共にこの出来事を乗り越えてくださった仲間たちでもあります。この展覧会を迎えられることに特別の感慨があります。

とはいえ第3波の拡大で日々状況が変わります。
初日現在名古屋では自粛生活を言われてはいませんのでギャラリーにお出でいただけますが、自粛を言われればその日からネ

ットのみの営業に切り替えます。また自主的に自粛をなさっているみなさんにはネットからも見ていただけるように工夫しました。お買い物については専用アドレスからあるいは電話からも可能です。

専用アドレス  withsns.prism@gmail.com
電話番号    052-953-1839

先日の実験的な展覧会で少し問題が起こりましたので販売に関しての優先順位をつけさせていただきました。
①ギャラリーにお出でいただく。(自粛要請がない場合)
②専用アドレス
③電話
④作家に直接連絡

営業自粛要請がない場合には作家在廊は以下のようになりますが、変更の可能性もありますのでご了承ください。

作家在廊日
12/ 4(金) 13:00-16:00   建部弥希
5(土) 13:00-16:00   HUMMING BIRD DESIG
6(日) 13:00-17:00   はまだのりこ
7(月) 12:00-14:00   音部訓子
14:00-17:00   水野清波
11(金) 13:30-16:00   山口まち子
16:00-19:00   服部純栄
13(日) 15:00-17:00   中村友美
17(木) 13:00-15:00   ながおたくま
19(土) 14:00-18:00   山内寿美
20(日) 12:00-17:00   馬場陽子・登龍亭獅篭
21(月) 13:00-15:00   石本真裕子
13:30-15:30   高北幸矢
25(金) 14:00-17:00   hiroko

御囲章木版画展ーいつもどおり

一版多色刷り「彫り進め」という技法で木版画を制作する御囲章さんの個展です。

完成形を念頭に置いて計画的に制作をすることが特徴のこの技法は多くの作家さんたちが時々にアイデアを変更するのと違って修正が効かないという制約が作家仲間からも驚異と言われます。

その上写真からもわかる様に、絵そのものがかなり緻密という彼の独自性が超絶技巧と驚かれます。

この技法そのものが彼の作品の精神性の要とも言えるのではないでしょうか。

「いつもどおり」というサブタイトルは時代を表しているのか。
少しずつ毎日の News(ブログ)で書き留めていきたいと思っています。

会期中ほぼ毎日御囲さんは在廊します。

 

 

Win the Virus with SNS  コロナ禍、こういうときこそ絵のある暮らし。

今、世界はコロナという新しい感染症に翻弄されています。
歴史的に見れば、ペストやスペイン風邪などいくつもの感染症によってその都度たくさんの犠牲を払ってきました。

4月5月の自粛生活は本当に苦しいものでした。
いくつかの補助が出たとはいえ、それでは解決のつかないことばかりでした。

11月に入り、秋が深まるにつれまたもや感染者数が増えているという報道に暗澹たる思いです。だからと言ってこのまま手をこまねいているわけにはいきません。

4月の終わりに営業自粛を言われたときプリズムは万事休すと思っていたのですが、ファッションデザイナーの安達真由子さんが「私、ブラウスやスカート作ってる場合じゃないと思ったんです。みんながマスクがなくて困っているのだからマスク作らなくちゃって思ったんです。こんな時だからうんと心が明るくなるマスク作ります。だからプリズムはこれを発信してください。」と駆け込んできました。

あの時、実店舗営業はしませんでしたが、ギャラリー空間はちゃんと作ってネットで発信して営業を続けました。作家の皆さんにも声をかけて、30人ほどが賛同してくださいました。たくさんのお客様も応援してくださったおかげで1ヶ月半をなんとか乗り切ることができました。

多くの作家さんがあの状況の中だからこそ思いを形にして発信したいと思い、またあの状況だからこそその思いを受け取りたいというたくさんの人々がいた。それを忘れるわけにはいきません。

これから寒い冬を迎えるにあたって、また自粛ということにもなりかねません。
プリズムはその季節「クリスマス展」「猫展」が控えています。中止にしたくはありません。

4月5月は準備もない状態でしたが、2回目3回目はそういうわけにはいきません。無い知恵を絞ってシステムを作ってみました。
この展覧会はそんな時のための予行演習的な展覧会です。

ネットと SNSをどれだけ活用できるか?
Facebookを普段よく活用している作家さん20人に出品をお願いしました。
もちろん、TwitterやInstagramからも発信していきます。
これをご覧のみなさんもこの展覧会にご賛同いただけるのなら是非シェアやリツイートをお願いいたします。

Facebookをなさらないお客様のためにホームページからもほぼ同じ情報をお伝えします。また専用アドレスを作って販売もいたします。

withsns.prism@gmail.com

もご活用ください。

実験ですから、「これはダメ」ということがあれば会期中でも変更があるかもしれません。ご承知いただけると幸いです。

この予行演習は本番が無い方がいい。本番が無いことを祈りつつスタートします。

Fashion Crossroad 2020 秋冬

1年に2回、春と秋に開催している「Fashion Crossroad」
今年の春展はCOVID-19の営業自粛要請を受けて中止にさせていただきました。
というわけで1年ぶりの展覧会です。

これでもまだまだ影響下にあり、本展もイレギュラーな会期です。
10月9日(金)−10月31日(土)*火曜休廊
(正午ー午後7時*日曜日と最終日は午後5時まで)

私たちがファッションアイテムを購入した時、全身を同じデザイナーで揃えることはあまり無いことです。それはきっと理想的な美しいコーディネートになることは予想に難く無い。でもそれはかなり稀なことです。

理想、それはデザイナーにとってはそうかもしれませんが、すべての人にとって理想かどうかわかりません。デザイナーの予想を超えた組み合わせにクリエイティブな面白さを見つけることだってあるはずです。見つけられたとしたら、これは相当楽しいことだと思いませんか。

「Fashion Crossroad」とはそういう楽しい展覧会です。クロスオーバーさせることで別の面白さを生み出す可能性を見つける。だから個々での展示は全身が同じデザイナーにならないようにしています。
だからといってここでのセッティングがベストだと思っているわけではありません。ギャラリーにいらした方が「○と△にしてみたい」と提案してくださったら、それを実現することも可能です。
また、実際に身につけていただくこともできますので、是非お声をかけて欲しいのです。

出品者
ウサギ商会(着物リメイク) 河村尚江(美濃友禅) COMOC(靴・革小物)
サノエミコ(ファッション小物) シピ(ファッション小物)
諏訪薫(ジュエリー) 蒼空(絞り染め) 坪井香保里(ファッション小物)
ながおたくま(ファッション小物)
HUMMING BIRD DDESIGN(ファッションデザイン) pecora(バッグ)
馬場陽子(ファッション小物) 溝渕美穂(ファッション小物)
momiji(フェルト)

在廊日
10/9(金)  13:00-18:00  蒼空
10(土)  13:00-17:00  HUMMING BIRD DESIGN
11(日)  13:00-17:00  馬場陽子
16(金)  14:00-17:00  サノエミコ
18(日)  13:00-17:00  ウサギ商会
19(月)  13:00-15:00  ながおたくま
26(月)  13:00-18:00  ウサギ商会
*追加変更は随時お知らせします。

花井正子展Masaco HanaiーShangri-la

「Shanguri-la」(理想郷)
花井正子さんが考えるShanguri-laとはどんな世界なんでしょうか。

きっと誰もが同じShanguri-laを求めることはなく、あなたと花井さんとはきっと少し違っっている。

ただそこに共通の理解があるとすれば、それぞれの人にとってそこは心休まる場所。

生きていくということは何かしら心を脅かすことがある。生きている以上完全無欠の理想郷はあり得ない。これは生きとし生けるものすべてにとって平等に与えられた試練なのではないでしょうか。

だからこそ「Shanguri-la」を人は求めるのかもしれない。

花井正子さんが求める「Shanguri-la」を観てください。

 

COVID-19が人々の生活を脅かすようになって、ギャラリースペースプリズムもたくさんの影響を受けています。大きな1つはスケジュールの大きな小さな様々な変更があります。今回の「花井正子展」もスケジュール調整のため会期がイレギュラーになっています。
9月19日(土)ー10月4日(日)*22日29日(火)休廊
正午ー午後7時(最終日は午後5時まで)
また個展時には開催してきたギャラリートークは今回も中止させていただきます。

 

花井正子さんの在廊日ですが、愛知県内にお住まいではありますがプリズムのある名古屋から少々遠隔の地です。ご本人は毎日在廊したいのですがそれは物理的に難しいので基本的には土日曜日の在廊です。また皆さんからの要望があれば可能な限り在廊しますのでギャラリーにその旨お申し出ください。(☎︎052-953-1839)

またお客様のご来廊にまだまだ不安をお持ちの方はネットを通してサイズや形状をお知らせしますので、遠慮なくお問い合わせください。(☎︎052-953-1839)

 

 

Goki & Artists 2020 Autumn

「Goki & Artists」展は言わば定番的な展覧会です。
毎年夏の終わりに行く夏と来る秋をファッションと絵で楽しむという内容です。今年も概要は同じです。ギャラリー空間のビジュアルは少なくとも同じように見えます。

しかし、その背景は今までと全く違っている。
COVID-19の蔓延で多くの業種に影響が出ています。観光業を筆頭に飲食業も想像に難く無い。ファッション業界にダメージがあることも広く知られています。既に大手の倒産もありますが、この業界に嵐が吹き荒れるのは秋以降だろうとも言われています。何故秋以降?
自粛やテレワークで外に出られないので新しい服はいらない、だからこれからは大丈夫なんじゃないと多くの人々は思っているのではないでしょうか?
自粛期間中いろんな業種が止まりました。たくさんの工場も止まりました。生地工場も止まったのです。春に生地工場が止まったことで秋冬物の素材が少ない。だからファッションメーカーは巻き返しを図りたくても物が作れないのです。

Goki とても同じ。ただ最大手ではない分小回りがきき、なんとか切り抜けたとのことでした。

日本はファッションリーダーでもあります。
この文化がどう様変わりしていくのか?
COVID-19はどこまで私たちの生活や文化をも破壊していくのか。
そこからどうやって私たちは守っていけるのか。

この展覧会を通して考えてみたいと思います。

まだまだCOVID-19は油断できません。専用アドレスからの対応もいたします。(新たなアドレスなので小さな絵の展覧会でのアドレスは使用できません)

prism.goki@gmail.com

開廊時間 12:00-19:00(日曜日は17:00まで)

小さな絵の展覧会2020 暮らしに、美の極小宇宙。

夏の恒例企画「小さな絵の展覧会」

今年は78人420点の作品が集まりました。

残念なことに、7月21日愛知県ではCOVID-19の感染者が急増していることが伝えられました。
この展覧会は即売なのでいつもならお早めにお出かけくださいとアナウンスしますが、それも今年に限り不適切と思われます。
それで、「Win the Virus展」の時と同じくアナログネットギャラリーも併設することにいたしました。ギャラリーに来なくてもメールを通しての販売をいたします。下記を専用アドレスとしますのでこちらにご連絡をお願いいたします。またメールをお使いではない方のみ電話でのお取り扱いもいたします。電話での扱いは間違いも起き易いので、メールを優先します。
メールをいただきましたらホームページより詳しい写真も提供いたします。

専用アドレスは

prism.tiisanae@gmail.com

電話は

052ー953−1839

です。他のアドレスやSNSでは受付ができません。どうぞよろしくお願い申し上げます。

休業要請が出ているわけではありませんので、ギャラリーは通常営業もいたします。事情が許す方は、マスク着用の上消毒をしてお出かけください。

作家在廊予定
7月22日(水) 15:00-17:00  Erick
23日(木) 12:00-15:00  ひこ屋、安達真由子
13:00-17:00  近藤美和
24日(金) 13:00-15:00  平野えり
13:30-17:30  hiroko
25日(土) 13:00-15:00  鳥居真実
14:00-17:00  はまだのりこ
26日(日) 12:00-17:00  佐藤千恵
13:00-15:30  渡辺沙恵子
27日(月) 13:00-17:00  建部弥希
13:00-16:00  霧島留美子
29日(水) 13:00-15:00  ながおたくま
15:00-17:00  Erick
16:00-17:00  松原伸一郎
30日(木) 12:00-17:00  古河原二葉
13:00-15:00  久野晴美
31日(金) 14:00-17:00  服部純栄
13:00-15:00   坪井香保里
15:00-17:00  村上和彦
8月 1日(土) 13:00-15:00  キムラナオミ
13:30-17:00  岡田まゆみ
2日(日) 12:00-17:00  朝野公威
14:00-17:00  うちだちよえ
3日(月) 14:00-17:00  水野清波
5日(水) 12:00-17:00  古河原二葉
15:00-17:00  Erick
6日(木) 13:30-15:30  寺岡麻美子
13:00-17:00  hiroko
7日(金) 14:00-17:00  山内寿美、橘逕
8日(土) 12:00-15:00  森川美紀
13:00-17:00  平塚啓
9日(日) 14:00-17:00  溝渕美穂
10日(月) 14:00-17:00 サノエミコ
15:00-17:00 高藤暁子
12日(水) 13:00-17:00  安達真由子
13:00-15:00  ながおたくま
15:00-17:00  Erick
16日(日) 14:00-17:00  花井正子
19日(水) 13:00-15:00  石本真裕子
15:00-17:00  Erick、御囲章
20日(木) 15:00-17:00  中村友美
21日(金) 14:00-17:00  山内寿美、斉藤誠
12:00-14:00  こじましほ

*変更追加は随時お知らせいたします。

営業時間
正午〜午後7時(日曜日は午後5時まで)

谷口広樹展ーききき

ギャラリストとして言うべきではないことを重々承知の上で「私の好きな作家ベスト3に入る」と公言して止まない作家谷口広樹さんの個展です。つまり私がもしかしたら一番楽しみにしていたのかもしれないとも思うのです。

本来なら5月初旬に開催予定でしたがあっという間に実店舗営業自粛に追い込まれ、延期となっていた展覧会です。

満を持してのはずでしたが、ここ数日東京はCOVID-19の感染者数が増え続けていることから東京在住の谷口さんの来名は叶わぬこととなりました。一分には10日在廊とお伝えしておりましたが、中止となりましたことをお詫び申し上げます。

さて「谷口広樹展ーききき」は3月に開催された東京での「ききき」をベースにそれからの3ヶ月の思いを込めての作品で構成されています。
作家活動を始めた当初から度々作品に現れている「猿」自画像とも言われています。「猿」は「ききき」と鳴きます。「猿」は木の上が大好きです。こんな時代の「猿」の気持ちは?

「ききき」とはいったいなんだろう。

美しい色と美しい線で彩られた繊細かつ大胆な表現の先にあるものは・・・「ききき」?

40点という膨大な数の作品を是非ご堪能ください。

百瀬博展ーgift贈りもの

本来はCOVID-19による営業自粛要請が出た頃に個展の初日を迎える予定だった百瀬博さん。やっと少しずつ平常を取り戻しつつある中、仕切り直していただきました。作家にとって個展は人生を懸けた大仕事。仕切り直すために心を立て直すのは容易なことではありません。ベテラン作家(百瀬博さん)の力をお借りして無理をお願いしました。また、急遽の延期が伝わらずギャラリーまでお運びくださった百瀬ファンのみなさん本当に申し訳ありませんでした。

さて百瀬ワールドです。
前回にも世界観を作っていた天使は少しずつ変化を見せてはいますが健在です。
ある時突然百瀬さんの頭の中に降りて来てくれた天使。「いつまでいてくれるのかな。いてくれる間は描き尽くしますよ。」とおっしゃっていましたがまだまだ描き続けなさいということのようです。

「今回初めて自分の心の中にいる誰かのために絵を描きました。その方に贈る絵です。だからタイトルはgift贈りものなんです。」と。
それはいったいどういうことなんでしょうか?10日間かけて解けるといいなと思っています。

まだまだCOVID-19は油断できません。今回もギャラリートークはありません。
百瀬さんは6月18(木)21(日)22(月)24(水)27(土)28(日)午後1時から4時まで在廊の予定です。
③密を避けるため入場制限(5人作家スタッフを含む)をいたしますが、マスクご持参の上お出かけください。

加藤鉦次油彩展ー春夏秋冬/日常

COVID-19により非常事態宣言が発令され、すっかりいつもの時間が流れなくなっていましたが、やっと「日常」が戻ってきました。

加藤鉦次さんの個展はそれ以前から決まっていましたが、開催ができるのかどうか直前まで決められずにいました。
幸いにも5月31日に解除ということになったので、開催という運びとなりました。

「春夏秋冬/日常」
なんとタイムリーなタイトルなのでしょう。
といっても、これは急に決めたタイトルではありません。
ここ数年日々の身近な花を描くことで時の流れを感じていたからの結果です。

世の中にどんなことが起ころうとも、桜は咲くし、ひまわりも咲く。
藤が有名な観光地に来るなと言っても人々が集まるので盛りの花を全部切ってしまったと言うニュースを見たけれど、なんだか悲しい話でした。こんな時でも美しい花は咲く。美しい花だからこそこんな時でも見たい。

そんな非日常ではなかったずっと前から、加藤さんはこれらの絵を描いていました。
きっとそんな時でも「日常」の素晴らしさを感じていたからこのテーマだったのだと思う。今現在多くの人が「非日常」の不条理を受け入れざる得終えない状況を共有しました。その直後。多くの人に共感していただけるテーマなのではないでしょうか。

解除後でもあります。多くの人が集まることがないよう、ギャラリートークは開催いたしません。また会場内、観客は3名までとさせていただいております。ご理解ご協力をお願い申し上げます。