はまだのりこーX’MAS ARTIST SHOP2020

クリスマスに絵を飾るなら・・・って考えたことありますか?

どんなリースを作ろうかとかどんなオーナメントを買おうかとかどんなツリーにしようかとか考えるように、どんな絵を飾ろうかという楽しい時間もあってもいいなと思います。

はまださんのクリスマス絵はきっと楽しい時間をくれます。ツリーの緑、サンタさんの赤、雪の白。わくわくしますね。

今年のクリスマスはおうちで思いっきり楽しく過ごしましょ。

はまだのりこさんは明日12月6日(日)午後1時から5時まで在廊です。

HUMMING BIRD DISGNーX’MAS ARTIST SHOP2020

COVD-19の存在は人々に色々なことを考えさせてくれるものでもありました。

春にはデパートの営業自粛が長きのにおよび、ただびっくりさせられたものでしたが、実はその関係者には多大な影響が出ました。アパレル業界もその1つでした。

服作りをしているHUMMING BIRD DESIGNさんもたくさんのことを考えました。あの時は必要だったマスクを作っていましたが、落ち着いてきた今自分の本分を考えます。自分が作った服を使い捨てされたくはない。安売りも嫌だ。長く使える服はきっと丁寧に作らなければならないだろう。それならば安売りはできない。そのポリシーのもと流行りだけを追いかけたり、簡単な作りだったりはしない。

安くはない服をわかっていただけるには少々時間がかかるかもしれませんが、地道に進んでいくしかないのだと思います。もしかしたら時代に逆行しているのかもしれません。それでもそれが信じる道、信じたい道だったら進むしかない。プリズムはそんなHUMMING BIRD DESIGNをサポート素体と思っています。

HUMMING BIRD DESIGN安達真由子さんは明日12月5日午後1時から4時在廊です。

建部弥希ーX’MAS ARTIST SHOP 2020

 

洋画家建部弥希さんの作品は明るい光に満ち満ちています。

いつもより少し具象な表現は大きな作品を描く時のイメージソース的な存在なのでしょうか。

画面には小さな部品やラインストーンがちりばめてあり、光がそこらじゅうに飛び散っているようで楽しい。

左下の旅行カバンのような仕立てや、いろいろなところの風景が自由に動くことができない今、早くどこかへ出かけたいという気持ちのようにも見えます。

Ⅹ’MAS ARTIST SHOP 2020 

プリズム開廊以来ずっと恒例となっている「Ⅹ’MAS ARTIST SHOP」を今年も開催いたします。今年は40人の作家の素敵な作品が会場いっぱいに並んでいます。

COVID-19という未曾有の出来事の中2020年の最後の展覧会です。今年1年プリズムと共にこの出来事を乗り越えてくださった仲間たちでもあります。この展覧会を迎えられることに特別の感慨があります。

とはいえ第3波の拡大で日々状況が変わります。
初日現在名古屋では自粛生活を言われてはいませんのでギャラリーにお出でいただけますが、自粛を言われればその日からネ

ットのみの営業に切り替えます。また自主的に自粛をなさっているみなさんにはネットからも見ていただけるように工夫しました。お買い物については専用アドレスからあるいは電話からも可能です。

専用アドレス  withsns.prism@gmail.com
電話番号    052-953-1839

先日の実験的な展覧会で少し問題が起こりましたので販売に関しての優先順位をつけさせていただきました。
①ギャラリーにお出でいただく。(自粛要請がない場合)
②専用アドレス
③電話
④作家に直接連絡

営業自粛要請がない場合には作家在廊は以下のようになりますが、変更の可能性もありますのでご了承ください。

作家在廊日
12/ 4(金) 13:00-16:00   建部弥希
5(土) 13:00-16:00   HUMMING BIRD DESIG
6(日) 13:00-17:00   はまだのりこ
7(月) 12:00-14:00   音部訓子
14:00-17:00   水野清波
11(金) 13:30-16:00   山口まち子
16:00-19:00   服部純栄
13(日) 15:00-17:00   中村友美
17(木) 13:00-15:00   ながおたくま
19(土) 14:00-18:00   山内寿美
20(日) 12:00-17:00   馬場陽子・登龍亭獅篭
21(月) 13:00-15:00   石本真裕子
13:30-15:30   高北幸矢
25(金) 14:00-17:00   hiroko

御囲章木版画展ー最終日

「御囲章木版画展」本日最終日です。

冷静さが必要な彫り進めですが、この激しい作風。
御囲さんの本質がちょっとだけ見えたような気がします。
だからこそ、目が離せないなとも思うようになりました。
多分2年後に次の個展を見せてくださると思いますが、とても楽しみです。

次回の展覧会は2020年最後の展覧会。
12月4日(金)から「 X’MAS ARTIST SHOP 2020」です。

集いの形ー御囲章木版画展

遠目で見るか、近くで見るかで見え方が違う作品です。

それは御囲さんの狙いだったそうです。
写真では遠目に見たときの効果が大きく見えるようです。
黒い幹の木にモリモリした葉が生い茂っているように見えませんか?
もしかしたらそうは見えないのか。
これは私の見え方でしかないのかもしれません。

では近くでどう見えるのか。
私の見え方では、幹が見えなくなるのです。草が生い茂っている草叢だけが何株か見えるだけになってしまいます。

違って見えることを楽しむ。作家も観客も。

私の喜びー御囲章木版画展

御囲さんにとって今回の個展作品の中で一番気に入っているのはこの作品だそうです。これは最後に刷り上がったのだそうですが。

最後に刷り上がった作品が一番良いと思えるのは作家にとって個展を開催する最高のできということになるはずです。

しかし、これが一番と思った端から「ここはこうできたのではないか」とか「なぜこうなってしまったのだろうか?」「こうすれば良かったな」など、100点が一気に減点されてしまうのだそうです。

もちろん買ってくださる方もいて、自分の手を離れることになるのに自分の力に対して失礼がない程度のできではあると自負はあるのだけど。

御囲さんは個展開催中の営業時間はずっと在廊しています。
お客様がずっといらっしゃるわけではないので、誰もいない時間は自作との対話の時間になります。
作家というのは自作に対して本当に謙虚です。どんな大作家でも、いつも「まだ足りぬ、もっと精進せねば」と思うものだとか。だから自作との対話はほとんど駄目出しということになるのでしょう。これはなかなかに厳しい時間のはずです。それがあるから作家としての成長があるのだとしたら、これは大切な時間。私はそっと作家の横顔を見入るのみです。

協調しながらの主張ー御囲章木版画展

御囲さんのモチーフは確かに植物由来です。形はね。

この作品は、ある時他人と一緒にあることをやらなければならなくなりその話し合いの過程でその瞬間を俯瞰的なビジュアルにしてみたらこんな感じかなと思ったことから生まれました。

一人一人が考えていることは違うのだけど、1つにまとめるためにそれぞれがお互いの考えを絡めていく。そしてうまくいけば最後1つになっていく。この作品はまとめようとしている心の動きが面白いなと思ったのだそうです。

話し合いをしている時には意見がぶつかったり、相手との違いに引いてみたり・・・。個のエネルギーは吹き上がる時もあり、押さえる時もあり・・・。

炎のような、植物の成長のような独特な形。
人の心とは気づかなかったけれど、この作品が生まれたエピソードを聞くと、だから「協調しながらの主張」なのだと納得しました。

 

はち切れんばかりー御囲章木版画展

右が版木で左が作品です。

この版木1枚で作品を制作していくのですが、版木は最後の色を入れた版しか残りません。この作品だと、最後のこげ茶の版ということになります。

版木を何度も彫って刷るを繰り返すのに、気持ちの勢いが変わらないことの凄さ。
御囲さんは最後まで変わらないという自信があるものしか彫り始めない、と言います。そのくらい自身がそのアイデアが刷り上がったところを見てみたいということなのでしょう。

最後の版だけ見ると、そんなに緻密なことしてるって思えないな。そんなこと言ったら、御囲さんに叱られそうです。「だから最後の版ってカスみたいなものなんですよ。見てもらってもね。と言ったじゃないですか。」その意味がわかってきました。

制作の情熱は人知れず。
出来上がった作品だけがものを言う。
それでも版木の存在は知りたいし、見せたいというプリズムのわがままを聞いていただきました。

 

暇をたしなむー御囲章木版画展

個展2日目から昨日4日目までに、ブルーピンク系グリーン系オレンジ系の3種の色の作品を紹介してきました。今日はモノクロの作品です。

4月の終わりに自粛生活を言われました。
御囲さんは自宅からアトリエに電車で通勤していたので、その日から自宅に籠ることにしました。しかし、今回の個展が決まっていたので、制作の手を止めるわけにはいきません。最低限の道具や画材を持って自宅制作に切り替えたのです。

彫り進めという技法なので、彫って刷る。版木と彫刻刀とインクが必要です。
たくさんの色のインクを持ち帰ることができないので、黒とグレイだけを選びました。前からモノクロに挑戦してみたいという気持ちもあったのでいい機会と捉えたのです。

今日の作品は初めてのモノクロ作品です。

色を使わず色を見せる。色に頼らない。
それは勇気のいる挑戦だったことでしょう。
だけど、これは力強く手ごたえのある仕上がりとなりました。以後6点のモノクロ作品を制作しましたが、どれも評判上々です。
力強く見えるのは、彼の生き方を反映しているのだと思っています。