
「どれが好き?」と尋ねると答えはばらばらです。
「リスが好きなのに色は梟が好き」とか「やっぱり羊が好き」とか「そういえばロバが好き」とかいろんな答えが返ってくるのもこの展覧会の面白さです。
サノエミコさんが子供の造形教室の先生ということもありお子さんのお客様もたくさんいらっしゃいます。
子供たちは動物が大好きです。自分の好きを見つけて楽しそうです。
*会場は人数制限をしていますので、5人以上のご来場は分散でお願いいたします。

WHITE MATES bldg.1F 1-14-23Izumi Higashi-ku Nagoya Japan Phone052-953-1839

「どれが好き?」と尋ねると答えはばらばらです。
「リスが好きなのに色は梟が好き」とか「やっぱり羊が好き」とか「そういえばロバが好き」とかいろんな答えが返ってくるのもこの展覧会の面白さです。
サノエミコさんが子供の造形教室の先生ということもありお子さんのお客様もたくさんいらっしゃいます。
子供たちは動物が大好きです。自分の好きを見つけて楽しそうです。
*会場は人数制限をしていますので、5人以上のご来場は分散でお願いいたします。

グッズもこんなにたくさん作りました。数年前には考えられない展開です。
布へのプリントは当然のことながら、オリジナルグッズは今やあらゆるものを1点から作ってくれるのです。
どうやらプリンターの周辺がどんどん開発されていることの恩恵のようです。
サノエミコさんの個展では、マスキングテープ・一筆箋・付箋・レターセット・スマホケース・グラス・ノート・缶バッジ・Tシャツ・プリント地を展示販売しています。売り切れても追加制作可能ですから、お声がけいただければ対応させていただきます。
こんな環境が整ったからこそこの個展がGOできたのかもしれません。
2日目に紹介した01のワンコもこの方式で制作したプリントなのですが、一昔前には考えられないほど精度が高く美しい仕上がりです。
これらのアイテムは素人さんでも作れなくはないのですが、プロのイラストレーターとして研鑽を積んだサノさんだからこそこの精度をフル活用しこれだけの展覧会に仕上げることができたのです。その底力のすばらしさも知ってほしいと思います。

01のワンコを昨日紹介しましたが、もう動物に限らずこんなにたくさんキャラクターデザインしています。
犬、猫、クマ、リス・・・、だけではなく、トウモロコシ、イチゴ、ペンギン、ヨット・・・。
どれも色がきれいで楽しい。
これはサノエミコさんの最大の持ち味です。
今回ギャラリー内はもう楽しいがあふれています。

この展覧会の四角いキャラクターの第一号はこのワンコです。
木片を組み合わせて犬の形ができ、着彩して生まれたキャラクター。
今日は平面作品を紹介しましたがこの01は椅子、クッション、マスキングテープ、食器・・・などいろいろな展開をしています。
ところで「cien」スペイン語で100という意味があるそうです。
01、つまり1番目の名前に100キャラ作るぞという意気込み持っていたのでしょう。
かなり近づいているようです。
いくつ紹介できるのかな。会場に来ていただければ全部見ていただけますが。
緊急事態宣言も解除されましたので、ぜひ見に来てください。

2021年11月4日(木)ー14日(日)
*火曜休廊
正午-午後7時(最終日は午後5時まで)

2021年10月16日(土)-31日(日)
*火曜休廊
正午-午後7時(日曜日は午後5時まで)

イラストレーターサノエミコさんは子供の造形教室の先生でもあります。
何かの端材の木片が教材としてあったのですが、子供たちには人気がないようでした。これを使って何かできないかと遊んでいたらいつの間にかそれが犬の顔に見えてきました。
小さな立体に着色してできあがったのは四角い犬でした。
角ばった犬は思いのほかキャラが立っていて面白く、グループ展に出品してみるとちょっと人気になりました。
初めは犬それから猫。
キャラクターデザインとして展開したら面白いなと、パンダも虎も豚も、せっかくだから海の生き物マンボウ、タコ、クジラ、もう野菜だって描いちゃえ。
立体から平面中心になりましたが、これは楽しい。
とうとう個展になってしまいました。
壁を飾る平面作品だけでなく、キャラクターグッズもたくさん作りました。
観て楽しく、使って楽しい作品がギャラリーにあふれています。

「山内寿美展ーinside」は本日最終日です。
現代美術の神髄をご覧いただけたことと思います。
次回は全く違うキャラクターデザインの世界です。
「サノエミコ イラストレーション展ーカレミニョン」
四角い動物たちがた~くさんギャラリーに来てくれます。
お楽しみに。

初日9月16日にExhibition infoに山内寿美さん本人が書かれたテキストを掲載しました。そこに「・・・醜悪でとても美しい・・・」という言葉がありました。
この展覧会のすべてはこの言葉に集約されていると思っています。
透明感のあるパステルカラーで構成されてはいるがピンや釘がこれでもかと刺さっている。暴力的でさえある。それなのに金属部品にやっぱりキラキラした樹脂がコーティングされていて、なんだか少女的可愛さがある。いや違うな。少女的意地悪さがあるのかな。
少女は最強だ。
少女は無垢ではない。
でも少女は美しい。
海洋汚染物質がもはや排除できないことを知り、内胞という進化を妄想し、作品化する。同時に人の体も当然汚染されていくのだが、心の汚染も免れない。
いやもう全部を内胞して生きていくしかない。
汚染だけではないコロナだって内胞できるのならそうしたい。
生きろ!生き続けろ!
その先に「醜悪でとても美しい」何かが待っている。

アクリルボックスは標本のイメージ。
海洋汚染物質を内胞した生物のあらゆる部位や細胞を集めた。
赤いバスケットは実際に危険薬品などを地震などの災害で事故が起きにくいように工夫された収納アイテム。赤は危険物を意識させるための着彩だそうだ。
ギャラリー内はさながら実験室か研究室。
実験室。
実験室って危険なことが起こっても不思議ではない場所、です。
危険なことが起こる可能性があるから日常から隔離された場所。
山内作品はやっぱりデンジャラスを纏っている。