猫展26

毎年恒例の「猫展」です。
2月22日が「猫の日」に因んでの企画です。2が続くこの日は猫の鳴き声「にゃん」で「にゃんにゃんにゃん」ということが由来です。今年は2022年ともう3つ「にゃん」が付きますし、大猫(寅)年ということもあり、大変稀有な「猫の日」なんです。もちろん38人の出品作家の皆さんも大張り切りでとびきりの猫作品を出品してくださっています。

しかしながら、昨年に続き今年もコロナは猛威を振るっています。悔しくてたまりません。
作家もギャラリーもこのまますごすごと引き下がりはしません。
こんな中でどうしたら安全に展覧会を開催するかルールを作りました。
是非このルールの中で「猫展26」をお楽しみいただけたら幸いです。

①ギャラリースペースプリズムは既に発表の通り1月27日(木)から2月22日(火)「猫展26」を開催いたします。(2月1,8,15日休廊、正午―午後7時ただし日曜日は午後5時まで)
②ギャラリー関係者以外5人までの入場制限をします。
マスク着用と手の消毒(ギャラリーに備えています)をお願いいたします。
③ギャラリーは通常営業ですがメールと電話による販売もいたします。
こちらは2日目1月28日(金)正午からとします。
初日は実店舗と両方の対応が難しいことをご理解ください。
withsns.prism@gmail.com 052-953-1839

個々の作品はホームページからも発信します。38人全員を一挙に発信することができませんので、SNSをご利用の方はTwitterやFacebookからもご覧ください。作家からの発信もリツイートやシェアで 発信していきます。

中村友美イラストレーション展ー最終日

中村友美イラストレーション展は本日1月23日最終日です。
コロナ禍の中たくさんの雀ファンの皆様にお越しいただき、不安の中での個展開催でしたが勇気をいただけました。ありがとうございました。

中村さんにとって雀ワンテーマでの個展は初めてだったのですが、雀好きの方々が同じ思いであることを知り、みなさんの想いを絵にするのは自分しかいないと強い思いを持たせていただけたようでした。

プリズムの次回は1月27日(木)から恒例の「猫展」です。
コロナの感染状況が悪化する中での開催ですからネット利用も合わせての展覧会となる予定です。後ほどその際のルールをExhibithon infoにてお知らせいたしますので是非ご覧ください。

猫展26
2022年1月27日(木)-2月22日(火)*1,8,15日休廊 22日(火)営業
正午-午後7時(日曜日は午後5時まで)

chun!~さえずるいのち~中村友美イラストレーション展
2022年1月8日(木)-23日(日)*火曜休廊
正午-午後7時(最終日は午後5時まで)

すずめの故郷(おやど)ー中村友美イラストレーション展

近頃雀が街からいなくなっているということは先日も書きました。人の住むところにいる雀の巣は瓦屋根の隙間などに作るのだそうです。瓦屋根が減っていることが街雀が減っている理由の一つなのではないかということも雀に詳しい方たちはおっしゃっていました。

雀の全体数そのものも減ってはいますが全然いないわけではありません。
中村友美さんはきっと竹林などにいるのだろうと考えています。
そこはきっと雀の楽園。安らぎの場所であってほしいと願っています。

この絵はとても大きな絵です。
広いところで気持ちよく雀に棲んで欲しいという中村さんの願いでもあるのですね。

春すずめー中村友美イラストレーション展

今日も冷たい1日です。
早く春が来てほしいのは雀たちも同じなのかもしれません。

サクラの花の蜜を吸うのはメジロやヒヨドリだけではありません。
雀もね。
蜜を吸ったあとの花を散らしていくのも一緒です。

厳しい冬を越えてきた雀たちの美味しい時間です。

すずめの林ー中村友美イラストレーション展

「雀が少なくなっているね」ということが中村友美さんの個展会場ではたびたび話題になります。
原因は何か?いろいろな憶測が飛びます。そのどれもが原因の1つだと思われてなりません。

雀好きの方だけでなく多くの方ができれば前のように雀がたくさんいてほしいと願っているのだということだけはよくわかります。

この作品も中村さんの願いですね。

小川のほとりでー中村友美イラストレーション展

絵に対して技術的なことを称賛することはどこかはばかられる気がします。
プロフェッショナルのイラストレーターとは技術が成熟しているのは大前提だからです。未熟な技術でプロを張っていくのは素人に対して厚かましいことでもあるのですから。

その大前提をもってしても「うまいなぁ!」と思わず唸ってしまうことってあります。

この絵を観たとき水の表現に対して唸ってしまいそうでした。

子雀の可愛さもさることながらさりげない水輪の表現がいいなと思ったのです。
光と陰で水輪が優しく広がっていく様がいかにも子雀の頼りなさを表しています。

前にも書きましたが中村友美さんの絵はほとんどパステルで描かれています。
前回の個展はパステル画の指南書「手軽で楽しい ふわかわパステル画」(誠文堂新光社刊)の出版記念展だったのですからパステルの技術は言うまでもないことです。

パステル技術とデッサン力はさらに表現力を光らせる。

ぴょこ!ー中村友美イラストレーション展

生まれたばかりの動物というのは何であんなに可愛いのだろう。
人間も猫も象も猿も。雀だって雛(赤ちゃん)は可愛い。
動物が本来持っている母性のスイッチを入れるためだと聞いたことがあるけど、可愛いと思うビジュアルは小さくて柔らかくて丸っこいという共通なものがある。そして行動がよちよちとした不完全さもある。

この子雀のよちよち感は足のあげ方に見える。
地をつかむ足もいかにもおぼつかない。
こんな子雀がちゃんと生きていけるのだろうかと心配になる。
天敵は山ほどいるだろうに。

種の保存というメカニズムの中で親雀は子育てに心血を注ぐ。
ヒトと一緒にはできないけれど、それでも生物として共通の何かは必ずある。

もしかしたらどこかに雀も人も同じ目線があるのかもしれない。