青い炎ー高北幸矢鉛筆画展

何やってる人かわからない高北幸矢ではありますが、子供のころから花を描くのは好きだったらしい。

本人は「男のくせに女々しいやつだった」と言います。
確かに花を描くのが好きな男の子はちょっと変わっているかもしれません。
ましてや、生涯ずっと好きでいるのはあまりないことかもしれません。

いろんなことに興味を持つようにも思うけど、好きなことは長く続くほうともいえそうです。

ウチのベランダは120鉢が所狭しと並んでいます。
育てるのも好きなんです。
このアガパンサスの鉢はありませんが、ウチにいる花もいくつもモデルになっています。

「牧野富太郎みたいだね」とおっしゃるかたのいますが、何かのタイミングで植物学者の道もあったのかもしれません。

牧野富太郎は凄いデッサン力ですが、これは学者の目で描いています。高北幸矢の場合どこかデザイナーの目が入っているようです。この角度で花を観る。植物学者の目ではない。そうならその植物のあらゆる特徴を1枚に見せる視点をとらえるはずだから。そこには高北幸矢の情緒がこれでもかというほど詰まっている。

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