視点を変えるということー建部弥希全面絵画展

本日営業時間前に記録用の動画撮影をしていただきました。
カメラマンは事前に今回の作品のコンセプトをお知らせしてあったのですが、現場にいても撮影方針が定まらないと苦心していました。

「全面絵画」であるということを動画にするのはかなり難しい。

どの面が正面ということもなく、上下左右という位置関係もない。そして都内合った面は絵として続いている。それを動画にして理解していただくにはどうしたらいいのか。

それはこの会場に来て初めてこの絵画に出会った人がこの絵をどう解釈したらいいのか戸惑うことと近い。撮影者には作家の意図が分かっているのだけど、それを伝えることの難しさ。

新しいものの見方考え方をどう伝えるか。
そのために展示にも工夫をしたのだけど、空間の美しさに目を奪われてその意図が伝わらない場面もあった。

これは絵画という分野の新しい解釈、現代美術でもある。
言葉の介添えが時として必要になる。
建部弥希本人が書いたテキストも読んで欲しい。そうしたら新しい何かがみえてくるはずです。

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