光を描くー建部弥希全面絵画展

今回出品されている作品1点の1つの面だけを写真に撮ってみました。
建部弥希さんの作品を観続けているファンの方には見慣れた画面かと思います。

建部さんはこのところずっと「光」がテーマです。
もちろんこういう色に見えているわけではありません。色の組み合わせに置き換えたらこんな印象といったところです。
あれ?どこかで聞いたような話。
そうモネが光を描きたくてその印象を絵にしてきた流れにとてもよく似ています。ある意味印象派の流れの中に建部さんはいます。

「光」に前後左右はありません。
普通にキャンバスに描いているときもいわゆる正面を描く続きとしてキャンバスの横や上や下も描く。
それならばその続きにその向こう(正面からしたら裏)も描きたい。
建部さんにとっては自然の流れだった。

そうなると6面のどこが正面という概念がなくなる。

それが「全面絵画」誕生のヒストリー。

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