登龍亭獅篭展4

2023年6月15日(木)-25日(日)*火曜休廊
正午-午後7時(落語会開催日・最終日は午後5時まで)

落語会6月17(土)18(日)23(金)24(土)日午後5時半開場6時開演
2000円(要予約)フリーチケット5000円何回でも来場できます。
*3回以上来場の方はフリーチケットがお得です。

林孝子雅羅素器展ー最終日

「林孝子雅羅素器展」は本日最終日です。(午後5時まで)

林孝子作品の魅力はまだまだ伝えきれていなくもどかしい思いで今日を迎えてしまいました。第2弾はきっとお贈りできるようにプリズムはがんばります。

次回は6月15日(木)から「登龍亭獅篭展4」を開催します。
今年も落語会があります。6月17,18,23,24日午後6時からです。
展覧会は予約不要無料ですが、落語会はご予約の上2000円を申し受けます。
まだまだ席に余裕がありますので是非おでかけください。
withsns.prisn@gmail.com  あるいは  tel052-953-1839
にて予約受付中

コースターを楽しむー林孝子雅羅素器展

ビールの宣伝ではありません。今日の主役はコースター。

「缶ビール飲むときテーブルと缶の接着面が湿って輪ができるのが嫌だから、これいいな」とおっしゃったビール好きさんがいらっしゃいました。
コースターに上はグラスを置くものと思っていませんか。
その方はグラスとガラスのコースターはガチャガチャ音がするのが気になるからグラスの下には別の素材のコースターを置いて、缶の下にはガラスのコースターがいいとおっしゃいました。
なんだかとても素敵なお話が聞けました。

ガラスのコースター、マグカップの下に敷きたいとおっしゃった方もいましたね。デザートカップにも合いそう。ソーサー替わりに使うのも楽しいです。

絵を飾るようにー林孝子雅羅素器展

絵を飾るようにお皿を飾る。

穏やかな海の絵のような、穏やかな夕暮れ間際のような、草原の向こうに建物が見えるような・・・。静かな心のような、温かい淋しさのような・・・。

お皿を絵を観るように見てはいけないなんて誰も言っていない。
そういう見方をしたっていい。

ガラスのお皿はただお皿として使ったってもちろんいい。

物の見方は一方向だけではない。
無限の可能性をこの1枚に見つける楽しみを林孝子さんは私たちにくれた。

今日も番外編ー林孝子雅羅素器展

孝子さんのオブジェがまた魅力的。

奥にある透明なオブジェは片手で持つにはちょっと重い。両手なら十分持てる大きさです。少しでこぼこしている板ガラスを重ねて形にしていますが、そのでこぼこが水泡のようにも見えさらに涼し気にみえます。

小さいカラフルなオブジェは2㎝くらいの高さでこれまたかわいい。
少しずつ大きさが変わっている6枚のガラス板をピラミッド状に積み上げて焼いてあるのですが、温度の差でガラスの溶け具合が変わったり、積み方のバランスの違いでゆがんだり、・・・。

このオブジェたちが隠れた人気者。
器展ですが、「オブジェがまた観たい」の声がたくさん聞こえてきます。

番外編ー林孝子雅羅素器展

早くも番外編です。
「雅羅素器展」といいながらオブジェです。

高さ2m近いなかなかの大きさがありまして・・・。
結構存在感ある三角柱です。
昨年別の場所で展示したのですが、名古屋の皆さんにも観ていただきたくて今回の展示になりました。
それでも場所が違うといろいろな条件が同じというわけにはいきません。
ガラスの透明性の美しさを三角柱の中に光源を入れることで見ていただいています。

5000枚のガラスパーツを少しずつ焼いて繋げていくことでできています。
朝から晩まで作業してたった10cmほどしかできないのだそうです。
労作だからということではなくこれは美しい作品です。
実物でしかわからない魅力を是非実感していただきたいです。

何食べよ?ー林孝子雅羅素器展

夏はガラスの器がやっぱり嬉しい。

直径17㎝。
まず私の頭に浮かんだのは冷たい葛饅頭。もちろん生の笹の葉か紫陽花の葉。いえいえ紫陽花の葉には毒があるそうなのでだめですね。
冷ややっこもいい。トマトサラダはどうだろう。
早く桃が出ないかな。

発想が貧困だなと、まあ笑ってください。
みなさんならどんなおいしいものをお考え下さるでしょうか。

私は「水無月」にしました。
(実は孝子さんへのお手土産でした)

 

ガラス作家になったワケー林孝子雅羅素器展

林孝子さんがガラス作家になったのは50歳を過ぎてからだそうです。
もともと孝子さんのオウチの家業がガラス周りのお仕事だったこともガラスを素材にするようになった大きな理由です。

小さな時からガラスが身の回りにあり、ガラスの長所も短所もも知り尽くしていました。
だから、そういう年齢から作品を作り始めても作家として成熟しているのです。
作品という形にしてなかっただけでもっともっと前から孝子さんの頭の中では作っていたのではないかと思います。

ガラスは熱を加えれば自由に形を作ることができるし、色も入れられる。
窓ガラスは透明だと思われているけれど、重ねると色が表れる。
孝子さんにとってこれはとても魅力的なことだったのでした。

85歳を過ぎてもガラスの可能性を追求している孝子さんはかっこいい。ヴィヴィッドだ。

人は何かに夢中のなっていると心の歳はとらないんだなぁと、毎日孝子さんに会っていると思います。そしてそういう人は周りにいる人に幸せをしてくれるのです。

孝子さんが作品に使うパステルカラーも原色の赤も全部孝子さんだ。
こんなに作品がストレートにその人自身だとわかることもそうないこと。
正直な人だと思う。