コンソールテーブルー林孝子雅羅素展

玄関やソファの横などに置くテーブルをコンソールテーブルというのだそうです。おしゃれだし住まいの格がぐっと上がりそうですね。

天板は林孝子さんの作品ですし、骨組みも孝子デザインで特注で作ってもらった鉄製です。5年ほど前の作品だそうですがプリズムのショウウインドウにぴったりだったので飾っていただきました。

今回は出品作品の時計を置きましたが、植物や別のオブジェを置くのもきっと素敵です。

今回このコンソールテーブルをスペシャルプライスで出品していただきました。ブログにはお値段を出すことは控えますが、ご興味のある方は是非お申し出ください。(052-953-1839営業時間のみ)

アクセサリーー林孝子雅羅素展

アクセサリーは林孝子さんの定番作品です。
ブローチ・イヤリング・ピアス・帯留め

昨年の個展のブログでも書きましたが、アクセサリーを作るのはファンがいるという理由だけではないんです。孝子さんの作品作りのポリシーでもあるので今年も書きます。

孝子さんのおうちの家業は板ガラスの加工です。
企業としてのガラス加工ではたくさんの廃棄ガラスが出ます。
そもそも孝子さんが作品作りを始めたのは廃棄ガラスを自分の創作で蘇らせたいとの思いからでした。
作品を作っていても元々の廃棄ガラスより小さくはあるけれどやっぱり廃棄ガラスが出てしまう。
「廃棄」とても心苦しい。なんとかしたい。

思いついたのがアクセサリー。
それなら「廃棄」することなく大事なガラスを使い切ることができる。

素材を全部使いきることが素材に対する感謝の気持ち。

アクセサリーは感謝の気持ちのお裾分け。
だからお値段も感謝価格です。

小皿ー林孝子雅羅素展

今回の個展では鏡と時計がメインですが、林孝子さんの食器はいつも大人気なので食器ファンのために作ってくださいました。

茶系の透明ガラスに金で模様を付けています。
金が載せてある転写紙を好きな形に切って貼ってガラスに焼き付ける。
工程としては簡単に書くとそういうことですが、実はなかなか困難な工程なんです。どこがどう困難かはわかるように文章化できませんので、どうしても知りたい方はプリズムで孝子さんに直接聞いてみてください。

過去2回のプリズムでの個展で出品してくださった食器はポップな色のものが多かったのですが、今回はちょっとシックです。シックではあるけどどこか孝子さんらしい軽快さがありますね。

ちょうどお饅頭1つ乗せるのに調度いい大きさです。

想を刻む時計ー林孝子雅羅素展

林孝子さんは手と頭はいつも動いている人です。
自分の想いを刻み続ける人。だれにでもできることではありません。

時計のように規則正しくというわけではありません。ときには全速力で、ときにはのんびり寄り道をしながら。それでも休みはしません。

そうやって「想」を作品という形にして林孝子という人となりを確実に刻み続けた37年。

今日のトークでそんな林孝子時間に思いを馳せてみました。

アーティストトークー林孝子雅羅素展

明日6月29日(日)午後2時より、プリズムにて林孝子さんのアーティストトークを開催します。

孝子さん作品はもちろん素敵なんですが、人柄が本当に素敵な方なので是非お話を聞いていただきたく思います。87歳にしてこの旺盛な制作意欲はどこから湧いてくるのか。ご本人から聞いていただいたらその魅力が十分に伝わるのではないかと思います。

かく言う私も孝子さんに出会ってからどう生きるのかの考えが変わった一人です。是非多くの方にいらしていただきたいです。

29日は難しいとおっしゃる方、個展開催日はほぼ在廊しますから会いに来てください。ただし天候などの都合でキャンセルになる日がありますので、絶対会いたい方はギャラリーにお問い合わせください。
052-953-1839(営業時間のみ)

空を映す鏡ー林孝子雅羅素展

「DMに使う作品できた」とある日林孝子さんから作品が届きました。

鏡でした。

鏡の撮影はとても難儀です。機材の揃った写真スタジオならどうってことないのですが、そうもいかずどうしたものかと悩んだ末空を写してみました。
なんだかとてもいい写真が撮れました。

タイトルは「空を写す鏡」
そのまんまなんだけど、その写真と言葉には無限の広がりがありました。

晴れた日も曇った日も雨の日も雪の日も鏡で空を写してみてください。
見上げてみた空とどこか違っていて異空間。
孝子さんの鏡は鏡面に色ガラスやガラス用のインクで絵のような模様のような何かが施してあるので孝子空になる。孝子空に吸い込まれてみるのもいい。

ウチの中のどこかに架けたら、孝子柄のあなたのお部屋になる・・・だろうか。

孝子さんが鏡にいろいろ手を入れた理由は「自分の顔だって見えたくないとこが年取ったらあるのよ。全部見えない鏡がいいのよ。」だ、なんておっしゃいますが別の孝子さんの言葉も見えてくるかもしれません。

空を映す鏡、想を刻む時計。ー林孝子雅羅素展

ガラス作家林孝子さんの個展です。
ここ3年毎年この時期にプリズムでの個展です。今年は鏡と時計を中心に毎回人気のアクセサリーやお皿も展示しています。

齢50歳から始めたガラス作品の制作を87歳の現在も精力的に続けていらっしゃいます。作品は力強さと可愛さを兼ね備えた孝子さんらしい個性を見せてくださいます。旺盛な制作は年齢の限界を考えがちな多くの高齢者へのエールと捉えることさえできるように思います。

空を映す鏡
無限の空をどこまでも映すというおおらかな鏡
想を刻む時計
これまでの時間、これからの時間、無限の想。

6月29日(日)午後2時から林孝子さんのアーティストトークも開催します。
(予約不要・入場無料)

是非お出かけください。

登龍亭獅篭展6ー最終日

「登龍亭獅篭展6」は本日最終日です。(午後5時まで)
会場は最終日仕様になっています。
2026年6月には「登龍亭獅篭展7」が決定しましたのでまた来年も皆さんにお出でいただきたくて昨日までの作品を「また来てね」作品と交換して最終日特別バージョンにしました。

プリズムの次回は6月26日(木)-7月6日(日)*火曜休廊「空を映す鏡、想を刻む時計。ー林孝子雅羅素展」です。6月29日(日)午後2時よりアーティストトークも開催します。(予約不要・参加無料)

心に刺さる言葉ー登龍亭獅篭展6

言葉の受け取り方は人それぞれです。

たくさんの獅篭録は落語的人生訓のようなものでまじめそうでもありちょっとふざけていたりもしていて、さらっと笑ってしまったり考え込んでしまったり。
すでに半分くらいそれぞれのお客様のもとに行ってしまっているのですが、そのチョイスには深い洞察力を見る気がします。

落語には底辺でけなげに生きている人々がたくさん出てきますが、それぞれの登場人物はそのシチュエーションをそれほど悲しんではいません。最後は笑って次に進んでいきます。

獅篭さんの書いた言葉はそんな人々が言いそうな一言。
短い言葉の中に妙に心に響くものがある。どれも響くというけではない。
それは大げさに言えばそれぞれのこれまでの人生のたどり方によるということなのだろう。

ベースは落語です。笑ってください。笑って肩の力を抜いていただければ嬉しい限りです。

シークレットー登龍亭獅篭展6

登龍亭獅篭さん、先ほどなんだかおもしろいことを考え付いたようです。
シークレットです。
シークレットの内容をここでばらしてしまったらシークレットではなくなるので言いたいのを我慢することにします。

落語家さんならではのシークレット。他の作家の皆さんなら決してやらない、やろうとしない「?」は最終日にわかります。シークレットを楽しめる方は最終日とそれ以外の日にプリズムに来てくださった方だけ。

さあ何が出るのかな?(わくわくわくわく)