ワークショップが大盛況ー和・スタイル

着物生活は楽しい。半襟と着物を合わせるのはその1つです。

・・・なんだけどね。半襟付けはちょっと手間がかかります。
手間をかけて付けたのにきれいに付いていなかったりするとテンションダダ下がり。

せっかくの手間が無駄にならないように、「きれいな半襟の付け方教えます」のワークショップが大盛況です。

着物は着ることができるけど、半襟付けは見様見真似だったわ。とは参加者のみなさんの感想です。

時間によってはまだまだご予約いただけます。

アンティーク着物ー和・スタイル

本来アンティーク着物というのは100年以上前のものを言います。
それはもう骨董的価値があり、流通価格もとんでもない額なのだそうです。
「着る」ということには向かないものが多く、着物文化の普及ということには違う世界なのかもしれません。

新しい着物を作るにも日常とは違うお金が必要になります。

アンティーク着物といういうには新しく今かというとそうではない昭和なものは多くタンスに眠ったままになっていて、それは割合手ごろな値段で売りに出されることがあります。それがまた石川真海さんの感性には合い、コレクションが始まりました。着物文化の勉強のため。アトリエ「ぴんぽんまむ」のお客様にレンタルするためのものでした。これはまあ際限がありません。

中には写真の帯のようにもう次に目にする機会は多分ないだろうという永久保存物に当たってしまうこともあります。(この3本は非売です)

 

 

際限ないコレクションの中には、着物文化普及のためにみなさんに使ってほしいものも含まれています。今回はそういう着物や帯を大放出です。実は永久保存品の一部も個展だから販売を決心したのだそうです。つまり平たく言うとこの山の中にはお宝がいっぱいなのです。もちろんどれも1点ものです。

この山から絶妙なコーディネートを石川さんの目でしてくださいます。
それはもう目から鱗が落ちるようなコーデを見せてくれます。
着物スタイリストの真骨頂はここでも見ることができます。

ギャラリーにお出でくださった方にしか見ていただけないのが残念です。

 

これからの人たちー和・スタイル

可愛いお嬢さんがギャラリーに遊びに来てくれました。
花柄で袖の長めの羽織があったので「着てみませんか」と誘うと、着てくださいました。写真も撮らせていただきました。(SNS投稿許可もいただきました)

「こういうの着たかったの。ジャケットにしたかったんだ」と。

洋服の上にアンティーク羽織。いい!

これから着物文化をどう伝え広げていくのか、悩ましい問題だと思ってきたけど余計なお世話なのかもしれません。彼らは彼らの感性で着物を受け入れ楽しんでいる。目に触れる機会だけを作ればそれでいいのかもしれないなと、少し嬉しくなりました。

こうやって洋服と合わせる子もいれば、正統派で着たいという子もいるのかもしれない。

今日の彼女の来廊はとてもさわやかな気持ちにさせてくれました。

着物スタイリストへの道ー和・スタイル

石川真海さんは元々コマーシャル業界でスタイリストとして活躍してきました。
十数年前子育てを機に一線を退いたのですが、わが子が可愛いと思えば思うほど、自分が子離れできないのではないかという不安も生まれたのだそうです。

出産と同時期の頃から気になっていた着物の世界。
せっかく仕事から離れたことで得られた時間の一部を着付けの勉強にあて、少しずつ着物の世界に足を踏み入れたのです。

その後大病も経験しそれを克服した後、せっかく手に入れた健康。これからの人生をよりよく生きたいと思うようになりました。大好きな着物に全力投球したいということもその1つです。それで、アトリエ「ぴんぽんまむ」を設立しました。

たくさんの人に着物を好きになってほしい。
日本の民族衣装なのに着物の着方を知らない人は多い。着付師として着せます。
着物を持っていない人も多い。レンタルもします。
着方は知ったほうがより好きになれる。着付け教室します。
着物って高くて買えない。もう着なくなってあちこちのタンスで眠っていた着物を買い取って割安でお譲りします。
もちろん着物専門のスタイリストとして戻っても来ました。

「ぴんぽんまむ」を立ち上げて5年。さらにパワーアップしたいと今回の個展になりました。普段アトリエでやっていることをもっと多くの人に知っていただきたいのでギャラリーに「ぴんぽんまむ」が出張しているような感じです。

ギャラリーの階段の上の部分はスタイリングの展覧会場。
階段から下は着付けや半襟付けのワークショップとアンティーク着物の販売をしています。

スタイリストさんの展覧会も初めてです。ましてや着物スタイリストさんですから、だれもがあまり見たことのない展覧会になっています。

今日の写真はDMに使ったスタイリングと石川真海さん本人です。

正統派-和・スタイル

中振袖です。
まあ言ってみれば着物の正統派。
現代では子供着物は除いて初めて大人の着物を着るのは成人式の振袖なのではないでしょうか。

ただこの着物、初めにも書いたように中振袖です。振袖よりも袖が短い。
そして、柄も刺繍や金銀がほとんどないのだから、いったいどういう人がどういうシチュエーションで着たのか?そもそもこの着物がどんな時代の物なのか?
それにしてもこの柄もあまり見ないタイプ。中世から近世のヨーロッパの香りがします。こういう柄に憧れがあった時代っていつなのかなぁ。
謎は深まるばかりです。

そんな着物を石川さんがスタイリングすると、こうなるのです。
正統派です。
黒地の帯は大きな黒バラのように結びました。
大人しめの色の中振袖に黒地の帯。帯揚げや帯締めにはショッキングピンクが。
石川真海の正統派は一味も二味も違います。

和・スタイルー石川真海きものクリエイション

着物スタイリスト石川真海さんの個展です。
着物を愛しこれからの着物文化を自らの手で開拓している石川さんのすべてを紹介します。

少しずつ失われゆく着物文化、何がそうさせてしまったのか。
動きにくい。着慣れていないとますますそうなってしまう。だから着付けを教えて慣れていただく。
着物は高い。着てもらえなくなった着物がどれだけどこかのタンスに眠っていることか。そんな着物を手を尽くして掘り出し、多くの人に安価でお渡しする。
古臭い。同じ着方をしていたら古臭くもなります。洋服と合わせたり、斬新な組み合わせを提案したり、新鮮さをクリエイト。

展示だけではまだまだ着物は身近にはならない。と、ワークショップを企画しました。
*着物のたたみ方(500円)
着物を触ったこともないのならたたみ方だってわからない。
恥ずかしいことではありません。
たった10分。すぐ覚えられますよ。
*半襟ワークショップ(1000円)
半襟を美しくつける方法お教えします。
約1時間の講習です。
*スタイリング相談(無料)
お手持ちの着物をどんな時どういう組み合わせで着たらいいのかお教えします。
*着付け(3000円)
着物を着てみたい方。個展中だけ特別価格で着付けします。

ワークショップはすべて予約の上ご参加いただけます。
メールまたは電話でお受けいたします。ご連絡をいただいいた後、持ち物などお知らせいたします。
withsns.prism@gmail.com
052-953-1839

FashionCrossroad2021秋冬ー最終日

たった2週間なのに、季節は夏の名残から晩秋へと移りました。
ファッションは季節との関りがとても深く、日々の変化をこんなに考えたことはなかったなと思いました。

「FashionCrossroad2021秋冬」は本日最終日です。

次回は昨日の「ぴんぽんまむ」の紹介にも書きましたが、着物スタイリスト石川真海さんの個展を11月4日(木)から14日(日)*火曜休廊で開催します。会期中「着物のたたみ方」「半襟付け」「スタイリング」「着付け」のワークショップを予定しています。いずれも予約の上ご参加いただきますようお願い申し上げます。

withsns.prism@gmail.com
052-953-1839

ぴんぽんまむーFashionCrossroad2021秋冬

最後の紹介はぴんぽんまむさん。
着物のスタイリストです。

今回はスカートを袴のように見立てて着物と合わせました。長襦袢の代わりはスタンドカラーのブラウス。いつも彼女の発想には驚かされます。
このスタイリングはすでに来年の成人式の予約が入っているとか。どこかで見かけたらぴんぽんまむさんだと思ってください。

ぴんぽんまむを最後に持ってきたのは、実は来週の展覧会がぴんぽんまむの個展だからです。展覧会ですからこういうった斬新なビジュアルで会場は構成されるのではないかと思いますが正統派のスタイリングがベースにあってのこと。着物好きの方にはぜひお出かけいただきたく思います。ワークショップもいろいろ企画していますのでお楽しみください。

よしだ律ーFashionCrossroad2021秋冬

今年の春にプリズムデビューしてから人気沸騰中のブローチはよしだ律さんの作品です。

いろんな革素材を丸だけで構成しています。
色のセンスとレイアウトが命。

ほぼ真円だけの形は曲線なのにシャープ。
よしださんが愛する構築的なGokiの服にもとてもよく合います。

次のシーズンはどんな色やテクスチャーの革を見つけてきてくれるのか楽しみです。

よしだ律ブローチを敢えてmomijiのストールに合わせてみました。

GokiーFashion Crossroad2021 秋冬

随分寒くなってきました。
朝晩は織物が欲しい。そんな時にさっと羽織れるウールのポンチョはいかが?

Gokiのポンチョは肩にかけるだけで美しいドレープができて素敵。

ウサギ商店のワンピースとmomijiのマフラーを合わせてみました。