溝渕美穂ーおおざる工房と仲間たち2

らしい絵だなと思わず口をついてしまう、溝渕美穂さんの魅力にあふれる絵皿です。

絵付けの作家さんには自由に描いていただいていますが、食器として使っていただくために描いている人、飾り絵皿として描いている人。様々なのですが、使い手は使い手でどちらにするかは、やはり自由なのです。

皆さんの様子を見ていると、カップ類は使いうことを考えている方が多いように思いますが、お皿はどちらにしようかと迷うのも楽しそうです。

溝渕さんは11月23日(火)13時から16時在廊です。
制作の過程などお話しを聞くのもまた器への愛着となることと思います。

サノエミコーおおざる工房と仲間たち2

この秋個展を終えたばかりのサノエミコさんの新作陶器です。
作陶はおおざる工房の平田佳子さんだということは言うまでもないことですが、絵付けはサノエミコさんです。

個展でも何点も絵付けをしたので随分手馴れてきたようです。
絵付けは絵具の分量の計算も必要だし、かと言って勢いがなくなってもいけないしで多くの人が苦闘するのですが、ムラもなく美しい仕上がりです。

もちろん絵は四角い動物たち。
楽しい器です。

サノエミコさんは明日11月22日(月)13時から15時在廊です。

水野加奈子ーおおざる工房と仲間たち2

前回の「おおざる工房と仲間たち」展では初日に完売となった水野加奈子さん。
今回も大人気であと3点となっています。

今回は彼女の飼い猫「墨(ぼく)ちゃん」がモデルのようです。

墨ちゃんのリアルな表情が迫力満点でいいですね。

いつ完売してもおかしくない状況です。
ギャラリー営業時間中なら電話でのご予約も可能です。
052-953-1839

おおざる工房主宰は平田佳子さんです。
平田さん「自分の絵付けより好きな作家さんに絵を描いてもらうほうが素敵にできあがる」とおっしゃいますが、そんなことはありません。4点とも平田さんの絵です。

ちょっととぼけたキャラクターは味わい深くファンもたくさんいます。
鳥の絵を「トリトリトリトリ・・・・」と描くなんぞ、なかなかの確信犯だと思うのです。白黒牛の模様も「うしうしうし・・・」って描いちゃうんですよ。
これがまたたいそう人気なんです。

平田さんのセンスはちょっとやそっとではわからないのに、一目でツボにはまるというタイプです。牛の柄も観に来てください。きっとはまる。?という人はそれ以上追求しないこと。です。

アーティストの描く陶の器2ーおおざる工房と仲間たち

「アーティストの器2ーおおざる工房と仲間たち」2と付いているのはこのシリーズ2回目の展覧会ということです。

初回の後、作家の皆さんとは毎年開催と約束しましたがコロナの影響で2年ぶりということになりました。

おおざる工房は陶芸家平田佳子さんの工房です。
彼女のおおらかさは独特で絵付けは自分だけでなくいろんな人に描いてもらうほうが面白いと言います。元々平田小猫・丹下幸江・坪井香保里さんは絵付けだけ参加するおおざる工房のメンバーです。

そんなおおらかさの中でプリズムの作家も遊ばせていただくことになりました。
プリズムからは石本真裕子・サノエミコ・はまだのりこ・水野加奈子・溝渕美穂・渡辺沙恵子さんが参加です。

2度目あるいはそれ以上の絵付けキャリアです。
それぞれの個性あふれる作品をお楽しみください。

和・スタイルー最終日

「和・スタイルー石川真海きものクリエイション」は本日最終日です。
昨日はブログを書く時間も取れないほどお客様にお出でいただき、大盛況のうち最終日を迎えております。着物文化を次の時代へどう渡していくのかを石川真海さんの感性でお伝え出来たら幸いです。

次回は11月18日(木)から「アーティストの描く陶の器2」です。陶芸家平田佳子さんのおおざる工房とプリズムの作家の皆さんによるちょっと変わった陶器の展覧会です。

着物スタイリングー和・スタイル

たくさんの古い着物や帯の山を見て多くの人はこの中からどうチョイスすればいいのか呆然とします。

そんな中から一人一人にお似合いになるスタイリングをさっと選んでくれます。
お客様と少しお話しするだけでその方の好みと似合うものを選び出すセンスは驚きます。
着物や帯1つ1つではふ~んという感じなんですが、帯揚げ帯締め入れて簡易で着つけるとほ~っとなります。

たまたま石川さんも含めて黒ベースになってしまっていますが、もちろんいろいろな色でスタイリングしています。色の組み合わせの超絶技巧もお楽しみください。

着物スタイリスト石川真海ー和・スタイル

色留袖を前後ろ反対にして中にパニエを入れてドレス風に着せてあります。
着物スタイリストとしての創作的なスタイリングです。
このスタイリングはこの個展のために作り上げたものです。

スタイリングをコマーシャルフォトグラファー榊原孝司・浅野彰英氏に撮影していただいた写真も会場に展示しています。写真のスタイリングはスタイリストとしての仕事の部分を観ていただいています。まさにファッションフォトです。
ボディに着せた実際のスタイリングをもっともっと見ていただけるといいのですが、空間に限りがあるので写真というチョイスです。そうなんですが、二人のフォトグラファーの個性が観られるのは別の面白さがあります。

ワークショップが大盛況ー和・スタイル

着物生活は楽しい。半襟と着物を合わせるのはその1つです。

・・・なんだけどね。半襟付けはちょっと手間がかかります。
手間をかけて付けたのにきれいに付いていなかったりするとテンションダダ下がり。

せっかくの手間が無駄にならないように、「きれいな半襟の付け方教えます」のワークショップが大盛況です。

着物は着ることができるけど、半襟付けは見様見真似だったわ。とは参加者のみなさんの感想です。

時間によってはまだまだご予約いただけます。

アンティーク着物ー和・スタイル

本来アンティーク着物というのは100年以上前のものを言います。
それはもう骨董的価値があり、流通価格もとんでもない額なのだそうです。
「着る」ということには向かないものが多く、着物文化の普及ということには違う世界なのかもしれません。

新しい着物を作るにも日常とは違うお金が必要になります。

アンティーク着物といういうには新しく今かというとそうではない昭和なものは多くタンスに眠ったままになっていて、それは割合手ごろな値段で売りに出されることがあります。それがまた石川真海さんの感性には合い、コレクションが始まりました。着物文化の勉強のため。アトリエ「ぴんぽんまむ」のお客様にレンタルするためのものでした。これはまあ際限がありません。

中には写真の帯のようにもう次に目にする機会は多分ないだろうという永久保存物に当たってしまうこともあります。(この3本は非売です)

 

 

際限ないコレクションの中には、着物文化普及のためにみなさんに使ってほしいものも含まれています。今回はそういう着物や帯を大放出です。実は永久保存品の一部も個展だから販売を決心したのだそうです。つまり平たく言うとこの山の中にはお宝がいっぱいなのです。もちろんどれも1点ものです。

この山から絶妙なコーディネートを石川さんの目でしてくださいます。
それはもう目から鱗が落ちるようなコーデを見せてくれます。
着物スタイリストの真骨頂はここでも見ることができます。

ギャラリーにお出でくださった方にしか見ていただけないのが残念です。