靜和ーぴんぽんまむ🌸フレンズ

彫金で和小物を制作している靜和さん。
今回は帯留めと根付を出品してくださっています。

よ~く見てください。
宝尽くしだったりめでたいモチーフに交じってちょっとくすっと笑えるものも作品にしています。埴輪だったりマンボウだったりはたまたダイヤモンドだったり・・・。

かちっと着物を着て小物でドレスダウンするという上級者のおしゃれを楽しむのもいいですね。

正統派の彫金だからこそのちょっとしたおふざけも品が保たれるのだと思います。実は靜和さん自身が作品のテイストとリンクしています。素敵な作家さんでもあります。

滄空ーぴんぽんまむ🌸フレンズ

ファッションクロスロードではプリズムで何度も参加していただいている絞り染め作家蒼空さん。和小物は本領発揮の世界です。

オリジナルの帯を初めとして兵児帯・帯揚げ・帯揚げ・半襟・足袋と多種類用意してくださいました。レースに絞り染めを施した小物が今回の新シリーズとして発表されています。

下駄LAB.ーぴんぽんまむ🌸フレンズ

下駄って木の台だからちょっと硬いかな。そういえば浴衣着た時に足が痛くなった思い出あるな。などネガティブなイメージがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

でもちゃんと足に合わせて鼻緒を挿げてもらった下駄はとっても履き心地がいいんです。今回、下駄Lab.さんは最終日の20日鼻緒を挿げてくださいます。

その工程を紹介します。


台と鼻緒をセレクトします。写真撮り忘れましたが、第7種類に鼻緒は21種類用意していただきました。


台に鼻緒を挿げていきます。


指の厚みに合わせて調整をします。


鼻緒後方をしっかり締めます。


完成です。

足にぴったりの下駄は台が足の裏に吸い付くようです。そういう状態の下駄なら走ることもできるとか。穿きこんで鼻緒が緩んできたら再び調整もしていただけます。前坪(写真赤い部分)が最高級のシルクなので指の間が痛くなりません。

下駄のことをもっと知りたい方は是非20日お話ししに来てください。

近藤美和ーぴんぽんまむ🌸フレンズ

着物で近藤美和さんって?
とプリズム界隈の方々は思いますよね。もちろんイラストレーターの近藤美和さんです。石川真海さん、近藤美和さんの絵が大好きなんです。初めて知った時から近藤さんの絵で何かできないかとずっと考えていたのです。

「帯ならきっとできる」と思った時からどうしたらいいのか画策しました。近藤さんとも相談してシルクスクリーンで型染めならできそう。試作を重ね2柄の帯を今回発表することができました。

胴の部分とお太鼓の部分に絵が来るように作りました。

天使の絵と鹿の絵とそれぞれ10点限定で予約販売いたします。
体形に合わせて絵の位置を決めてから制作にかかりますのでお渡しは後日になります。(35,000円・帯の持ち込みはお受けしません)

近藤美和ファンのみなさまにもおすすめの1点です。

COCCO+ーぴんぽんまむ🌸フレンズ

ぴんぽんまむ石川真海さんのお仲間の1人COCCO+さんです。
キッチュなパーツを組み合わせたキッチュな和小物は独特な世界を作っています。

18日(金)こんなキッチュな素材を生かしたブローチや帯留めを作るワークショップを開催します。所要時間1時間ほどの予定です。3時以降には空席もありますのでご希望の方はご連絡お待ちしています。
withsns.prism@gmail.com

ぴんぽんまむ石川真海ーぴんぽんまむ🌸フレンズ

ぴんぽんまむ石川真海さんはどんなシーンの装いもすぐに提案してくださいますが、こういう元気なスタイリングがお得意です。

成人式用にスタイリングしました。
着物がいつ頃のものなのかはよくわかりませんが、少なくとも4,50年はたったものだと思います。なかなか個性的な柄です。小紋的な柄いきは正装用ではなかったのではないかと思われますが、現代なら成人式に着てもいいのではないでしょうか。

石川的スタイリングとしては襟にレースを重ね、半襟は織柄の幅広リボンで華やかに、帯の下方にも同様別柄のリボンを重ねています。帯のリボンはしごきのように仕立ててボンボンファーあります。帯結びも可憐に華やかに。
個性的な成人式ファッションはいかがでしょうか。

このスタイリングはレンタルのみお受けいたします。
薔薇のヘッドドレスもセットです。

石川真海さんは全日程在廊します。

ぴんぽんまむ🌸フレンズ

昨年に引き続ききものスタイリストスタジオぴんぽんまむ石川真海さんの個展です。

昨年は独自のスタイリングを観ていただくとともにスタイルストとして長年買い集めてきたアンティーク着物や和小物の販売をいたしました。
今回はスタイリストとしての視点でこれからも一緒に歩んでいきたい和小物の作り手8人とのコラボレーションです。
スタオリストは「物」を作ることはしません。実際にはどうしても世の中にない欲しいものは作ってしまうのが石川真海さんなんですが・・・。まあそこはおいておいて、たくさんの作り手が生み出したものを石川真海というスタイリストのものを見る目を通して新たな世界を作り出していくということも見てほしいと思います。

Scheduleのコーナーにも書きましたが、ワークショップも企画しました。是非ご参加ください。

御囲章木版画展ー最終日

「御囲章木版画展」は本日最終日です。(午後5時まで)

全日程在廊してくださいましたのでたくさんお話を伺うことができました。
制作に対する生真面目さは作品にすべて現れているなとますます彼から目が離せなくなりそうです。2年後またプリズムで見せてくれる作品はどのようにパワーアップするのかと楽しみです。

次回は11月10日から20日(火曜休廊)「ぴんぽんまむ🌸フレンズ」です。着物スタイリスト石川真海さんが厳しい目でじっくり選んだ着物とそのまわりの小物。そしてそれらを石川コーディネートで個性的な装いとして魅せてくれます。
ワークショップなども企画しましたので是非ご参加ください。
*HPのScheduleのコーナーでご確認ください。

くねるたたずまいー御囲章木版画展

モノクロの作品を制作し始めたのは3年ほど前、前回の個展の前からということになります。

モノクロは色がないということではありません。
むしろ色が豊かすぎる状態でもあるのかもしれません。

それまでオレンジ・ピンク・緑などのシリーズを制作してきた御囲さんですが、案外色にとらわれるということがあったのではないかと思います。

モノクロだからと言って制作の思考に変わりはないのだけど、唯一これまでになかった考えとして、絵の後ろにある白と絵の中にある白とで奥行きを出すということだったそうです。版の上では同じ白の存在が刷り上がるとまるで意味が違う。

こういったことは作家の個人的な研究の部類に入るのかもしれませんが、表現の域を広げることは発想の域を広げることになります。

御囲章、まだまだ進化します。

伸び盛りー御囲章木版画展

浮世絵のように絵師・彫師・刷り師のように分業していることは今ではそう多くはない。御囲章さんもご多聞に漏れず全部ひとりでこなしている。まさに一人三役。

つまり絵師としての御囲章が職人である彫り師・刷り師の御囲章に発注しているという状態なのだ。

この情熱的な画面はよく制作風景を紹介されている棟方志功のようなのだろうか。「彫り進め」という技法はああいう一気呵成な彫り方は実はできない。綿密な計算のもと一色分ずつ彫っては刷り彫っては刷りと制作している。

情熱的な線を失わないように彫ってほしいと自分が自分に発注をかけていると言ったらいいだろうか。それは限りなく厳しい発注者になることもできる一方、限りなく甘い発注者になることもできるということだ。
御囲さんはもちろん厳しい発注者なのだけど、厳しい分だけ発注前にこれなら忠実に制作してくれるはずの状態にまで持っていく必要がある。どちらにも甘えを許さないのは自分の力量を知っているからこそのこと。

情熱的でありかつ冷静である御囲作品は彼のうちなる厳しさがあってこそであることも見てほしい。