しまなみ海道ーはまだのりこのイラストレーション

この絵のある壁はグレーとブルーがたくさん使われていて、搬入の日今までと違う色合いだなという印象でした。向かい側の壁は昨日紹介した「春」のシリーズなのでパステルカラーと寒色系で対照的な色使いに見えます。

この壁は2年前にはまだのりこさんが尾道に一週間滞在した時のイメージを絵にしました。「思い出を作品にすることは今までなかったけど、このゆったりした風土の中に身を置いた感覚を絵にしてみました」と。

まさにメロウな時間だったのだろうと思います。

こういう色合いをアイスカラーというのですが、はまださんの絵はアイスカラーなのに全然冷たくない。それはきっとゆったりした時間の流れがここに見えるからなんだと思う。

そしてほんの少しの鮮やかな赤や黄色がスパイスのように使われている。それが絵の温度を上げている。

初めてこのシリーズを目にした瞬間は「色が変わった」と思ったのだけど、しばらくすると、そこにある色は今まではまださんがよく使ってきた色だったことに気が付きました。今まで使っていなかった色を使ったのではなくて色の分量のバランスが変わったのだということに気づきました。それだけのことで印象が変わることも面白かった。

本当はこの絵の壁を見てほしい。この絵だけでなく壁にある作品群の塊全体から見えてくるものがあります。是非観に来てください。

 

 

春の山ーはまだのりこのイラストレーション

はまだのりこのさんはパステルカラーの使い方が素敵です。今日の1枚はピンクがふわふわ。

桜の山がどこまでも続くよう。

この絵を見て桜餅が食べたくなるのは私だけ?

今日はとても寒くて雨も降っているので桜がまた遠ざかっていますが、早くこんな山が観られると嬉しいです。

この絵のある壁は「春」がテーマです。
この絵は桜の山ですが、シロツメクサ・ミモザ・タンポポ・アネモネ・・・・春の花がいっぱい。どんな花があるのか探してみてください。

四角くないものに描くーはまだのりこのイラストレーション

はまだのりこさんが描く絵にはずっとずっと前から、もう絵を描き始めた学生の頃から流れているものがあります。それはもうはまだのりこの本質なのかもしれません。

今回の個展に臨んだスタートから「今まで描いてきた四角いパネルやイラストボードではないものに描こう」と決めました。テーマも何も決まっていないときに板を注文し、その板を意味を持った形にならないようにカットしてもらうということまでお願いしたそうです。それぞれの形に何を描くかなんて全く考えずの発注でした。

意味を持たない形とは言うもののそこははまださんが好きな形。今までの作品にも登場していたような、ではあります。

山積みされた支持体。
意味のないふわんとした形はなんとなく雲のようでもありました。
「空のシリーズ描こう」

こうして始まったのがこの絵です。
雲から下がっているパン?綿あめ?雲?、を食べる競争。
この世にある「パン喰い競争」だって他の競技に比べたら緩めです。
綿あめや雲を食べる競争だったらパン以上にゆるゆるした空気が流れます。

楽しいね!

この絵が飾ってある壁は「空」がテーマです。

Goki&Artists2024Springー最終日

「Goki&Artists2024Spring」は本日最終日です。(午後5時まで)
次にGokiを紹介できるのは9月初旬の予定です。

プリズムの次回は3月21日(木)-31日(日)*火曜休廊「メロウな日々ーはまだのりこのイラストレーション」です。3月23日(土)午後5時からギャラリートークも開催します。是非お出かけください。

メンズ・レディースの区別いる?ーGoki&Artists2024Spring

Goki大好きとおっしゃるSさんに一応レディースとして発表したノーカラージャケットを着ていただきました。パーカーとの相性がとてもいい。

ビッグシルエットのジャケットなので女性が着ると服の中で体が泳ぎます。それはまたなんとも可愛い。男性が着るとジャストフィットでかっこいい。

レディースですとお伝えすると「男性が着るとおかしい」とおっしゃる方がいますが、そうでしょうか。体が入るのならその人の体形によって見え方が違うのがまた個性だと私は思います。

Gokiは一応165㎝という長身の女性を理想としてデザインしているようですがそんな体形の人のほうが世の中には少ない。概ねその身長に届かない方々がGokiの服を着ています。それぞれのバランスで着ればいいのです。

年齢もしかり。どんな年齢の人が着るべきかではなく、Gokiのデザインが好きで着ている人の年齢がたまたまその年齢だったというだけ。

性別だって同じなのだと思います。

この展覧会で一応レディースの服を男性が何人もお買い上げくださいました。Sさんも今までに何着もご愛用くださっています。

好きなデザインをどう自分の中で取り込むかはその人の創造力にもかかってくるのかもしれませんがまずは思い込みを捨てることが大事です。

Sさん本当は黒しか着ない方なのですがデザインを見ていただてるようにグレイのジャケットを着ていただきました。ちなみにパンツはGokiのメンズのパンツです。ほんの少しだけメンズも手掛けています。パンツなどは男性の体形に合わせてないと体が入らないこともあり作っているのです。

男性の皆さん、Gokiを着てみませんか。

こんなシャツができましたーGoki&Artists2023Spring

新作のカットソーのシャツです。
裾に怪しげな顔が・・・。

これ実はGoki(加藤裕之)さんの似顔絵とロゴを組み合わせたワンポイントです。描いたのはGokiさんの相棒Goki社の社長松岡哲史さんです。これがまあ本当によく似ているんです。初めてこの絵を見たとき思わず「そっくり!」と言ってしまいました。

そしてとうとうシャツのワンポイントになってしまったのです。

生前あまり人前には出ることのなかったGokiさんですが、これからはちょくちょくみなさんの前に登場するのではないかと思います。以後お見知りおきを。

最終週ーGoki&Artists2024Spring

もうどういうわけか3月に入ってとんでもなく寒い日があります。
今日も風が強く体感温度がかなり低いとのことだったので厳冬期のコートで出勤しました。

コートの中には30年ほど前のGokiのスーツを着てみました。
今ではこんなに良い素材のアパレル用の生地は手に入らないと言われています。
随分着倒したはずですが全然傷んでいません。
近頃は少しオーバーサイズのデザインが出回っていますから今シーズンは何度か袖を通しました。

先日から始めた衣類の断捨離が一向に進まないのには困っていますが、着られるものはできるだけ着るのも服に対する感謝だとも思うのです。

礼服を考えるーGoki&Artists2024Spring

今年のGoki展では法事に着られる洋服を求める人が何人もいらっしゃいました。

Gokiは黒が基本と書いたこともありますが、葬儀と違って法事は儀式にも多少精神的ゆとりがあるし礼を尽くすことより少しおしゃれに装うことに気がいきます。「礼服です」といった硬い服装はできれば避けたいというところでしょうか。また地域によってはお接待のお手伝いもするので動きやすさも求められます。

個性的であったり流行も取り入れたいとなると普段のちょっとしたお出かけにも着たい。大事に取っておいて何度も出番がないまま用済みにするのはもったいないという考えのようです。

そうお考えの方にはGokiの「黒」はとてもおすすめです。
ジャケットもコートもブラウスも揃っています。普段の着回しも考えながらお探しください。

続々入荷中ーGoki&Artists2023Spring

3月に入り天候が何やら不順でです。暖かい日の後雨が降ればまた気温がぐっと下がる。体がついていけません。とにかく暖かくして乗り切りましょう。

今週に入り、Goki社からは春物もまだまだ着れる秋冬物も続々入荷しています。
「これは春物なの?秋物なの?」と尋ねられるほどで何やら宝探し状態です。

秋冬物はスペシャルプライスです。数に限りがありますのでお早めにお出かけください。

まだまだ寒いーGoki&Artists2024Spring

昨日の寒さには震え上がりました。
暖冬の今年でもまだまだ3月4月は侮れません。
寒さ対策は怠りなくいきたいものです。

とはいえ3月ともなるとそろそろ春の装いでさっそうと歩きたい。
どちらも両得となるファッションに悩みます。
そんな季節にこのコートジャケットがお勧めです。
ナイロンタフタの軽い素材ではありますが、中にインナーダウンを着てしまえば暖かく過ごせます。真冬もこのコートを愛用された方が「風を通さないので厚手のセーターやインナーダウンを着れば暖かでしたよ」とのこと。

コートにしては少し短めでジャケットにしては少し長め。
これがまたいいんです。ボトムスはスカートもパンツもOK。タイトでもワイドでも相性がいい。しかもスペシャルプライス。

数に限りがありますので気になる方はお早めに。