音部訓子展ーノーベル文学賞作品装丁+ルーブル美術館招待作品

イラストレーター音部訓子さんの個展です。

毎年発表されるノーベル賞。
昨秋ノーベル文学賞をとったのはフランス人作家アニー・エルノーさんでした。
その著書の日本語版の1冊「シンプルな情熱」の装丁画を描いたのが音部訓子さん。そのお仕事自体は20年も前だったそうですが、新聞に取り上げられたことから彼女の身の回りは賑わったのです。
「その絵見たい」は多くの方が思ったこと。

パリのルーブル美術館の一角に招待されて3点の作品を出品しました。帰ってきた作品を1度みなさんに見ていただこうと思っていたのにコロナ禍で出鼻をくじかれたようになってしまったのです。

そんな経緯があり、今回の個展になりました。

ここ数年のカレンダーの原画も含めての展示です。

2023年4月20日(木)-30日(日)*火曜休廊
正午ー午後7時(最終日は午後5時まで)

音部訓子さんは会期中ほぼ在廊します。

加藤鉦次個展/作品集出版記念ー心象風景ー

洋画家加藤鉦次さんが画業50年を記念して作品集を出版しました。
この展覧会はその記念展です。

プリズムの空間ではどんなに数を厳選しても50年を見ていただくことはできません。過去50年の代表作は4月11日(火)から「ノリタケの森ギャラリー」で見ていただきます。こちらが第一会場となります。

プリズムは第二会場です。こちらでは加藤鉦次さんの現在を見ていただきます。ここはすべて新作の展示です。過去作はありません。

第一会場(ノリタケの森ギャラリー)
2023年4月11日(火)-16日(日)
午前10時ー午後6時(最終日は午後4時まで)
第二会場(ギャラリースペースプリズム)
2023年4月6日(木)-16日(日)*会期中無休
正午-午後7時(最終日は午後5時まで)

会期の都合上プリズムでの加藤鉦次さんの在廊は4月6日(木)ー10日(月)の正午から午後6時です。8日(土)のみ午後2時からの在廊とさせていただきます。*11日(火)ー16日(日)はノリタケの森ギャラリーに在廊します。

 

小鹿アキコイラストレーション展ー触れてみたいものがたり

小鹿アキコさんの個展です。
「触れてみたいものがたり」
触ってみたいもの。だれにでもあるけれど、それぞれ違ったものであるはず。
自分にとっては触ってみたいものだけど、他の人にとっては絶対に触りたくないものということも多々ある。

小鹿さん自身が触れてみたいもの。
触れれば触れられるものから触れたくても触れられないもの。

そんな様々な「触れてみたい」を絵にしました。

丸ペンで描かれた繊細な絵をみなさんの目で触れてみてください。

小鹿さんにとって実に14年ぶりの個展。
たくさんの方に観ていただきたい展覧会です。

会期中小鹿さんは在廊の予定ですが急な不在もあります。是非会いたいという方はギャラリーに連絡の上お出かけください。
052-953-1839

2023年3月23日(木)-4月2日(日)*火曜休廊
正午―午後7時(最終日午後5時まで)

Goki & Artists 2023 Spring

今回のこの展覧会は恒例ではありますが、とても残念なお知らせをしなければなりません。

Gokiのメインデザイナー加藤裕之さんが昨年9月に亡くなりました。
これから4か月ほどまでしか加藤さんの新作は見られなくなります。
アパレル業界は約1年前からその季節の作品を発表する準備を始めます。
2023年春夏コレクションまでが最後のデザインということです。

ただ加藤さんのデザインは全部残っているのでこれからはできる範囲で復刻版を制作販売していくのだそうです。

加藤さんの足跡をたどりながらこの展覧会のブログを投稿していく所存です。

なお有限会社Gokiは加藤さんの遺志を継いだ残されたスタッフでデザイン運営をしていくそうです。先ほども書きましたように復刻された洋服も形になりますのでプリズムはこれからもGokiを応援していきます。

3月2日(木)-19日(日)*月火曜休廊
正午ー午後7時(日曜は午後5時まで)

少々イレギュラーな営業日時ですがよろしくお願い申し上げます。

猫展27

今年も「猫展」の季節がやってきました。
2月22日の猫の日に因んで開催される展覧会です。

近年の猫ブームに推されてますます賑やかな会場となりました。
絵・オブジェ・グッズ・ファッショアイテムなど、オールジャンルの猫作品が所狭しと並んでいます。即売とさせていただきますのでお目当ての作家さんがいらっしゃる方はお早目のお越しをおすすめします。

作家在廊予定
1/27(金)     12:00-14:00  サノエミコ
28(土)     12:00-14:00  むらかみしの
14:00-15:00  高谷美妃
29(日)     14:00-17:00  はまだのりこ
30(月)     14:00-16:00  ながおたくま
2/  1(水)     13:30-17:00  hiroko
3(金)     15:00-18:00  服部純栄
4(土)     13:00-15:00  岡田まゆみ
15:00-18:00  馬場陽子
5(日)     13:00-15:00  久野晴美
8(水)     14:00-16:00  Erick
10(金)     12:00-15:00  斉藤誠
15:00-17:00  名和香代子
12(日)     12:00-14:00  渡辺沙恵子
14:00-16:00  平塚啓
22(水)     14:00-16:00  Erick

*天候不良・体調不良により急遽変更の可能性があります。ご容赦ください。
*会期中火曜休廊
回廊時間(12:00-19:00)日曜日は17:00までの営業となります。

平田佳子博覧展ーおおざる工房+シピ=陶芸家平田佳子

あけましておめでとうございます。

2023年プリズムの第一弾は「平田佳子博覧展」です。
「おおざる工房と仲間たち」を2回開催し、おおざる工房を一人で企画している「平田佳子」という作家から目を離せなくなりました。

プリズム30数年の歴史の中でこんなにユニークな作家がいただろうか。

平田佳子さんは「おおざる工房」という名前で陶芸家として活動しています。陶芸家のほとんどの作家が形を作るのも絵付けをするのも全部1人で完結です。平田さんは絵付けももちろんできるのですが「私の絵より私の好きな作家の絵を描いていただいたほうが素敵になると思うの」とおっしゃいます。

平田さんは雑貨作りがお好きです。ファンもたくさんいて展覧会に出品すれば皆さんの手元に渡っていきます。「少しお値段上げましょう」と提案すると「これでお金になったら陶芸が疎かになりそうだから、しません。」とおっしゃるのです。陶芸家が作る雑貨には必ず「陶」のパーツを入れることも課しています。

どこか一本筋を通す平田佳子の制作姿勢には感心します。

そんな平田佳子さんの作品を一堂に見ていただきたくて今回の個展を企画しました。

平田さんは会期中土日曜日と祝日は在廊予定ですが、名古屋在住ではないので天候と体調によっては在廊できない日もありますことをご了承ください。

X’MAS ARTIST SHOP 2022

年末恒例の「X’MAS ARTIST SHOP」です。
2022年プリズムとともに作家活動をしてくださった41人の作家さんがみなさんに思いを込めての作品の数々です。

今年も作品は即売です。
そしてメールや電話によるご予約も対応させていただきます。
with.sns@gmail.com
052-953-1839

今年最後の展覧会を是非お楽しみください。

作家在廊予定
12/ 9(金)  13:00-15:00    水野清波
15:00-19:00    御囲章
10(土)  13:00-16:00    よしだ律
14:00-17:00    山内寿美
16:00-19:00   建部弥希
12(月)  15:00-19:00    服部純栄
14(水)  12:00-14:00    ながおたくま
14:00-17:00    hiroko
15(木)  13:30-15:30    おおざる工房
16(金)  13:00-16:00    山口まち子
16:00-18:00    石本真裕子
17:00-19:00    加藤茂外次
17(土)  13:30-16:30    momiji
16:30-19:00    中村友美
18(日)  12:00-15:00    はまだのりこ
15:00-17:00    平塚啓
19(月)  13:00-16:00    サノエミコ
*変更追加は随時お知らせします

馬場陽子展ー馬と花と。

馬場陽子さんとプリズムの付き合いは気が付けば30年もの長きに渡っています。
若手だった馬場さんもすっかりベテランの域にはいってまいりました。

それなのに30年前からちっとも変わらない作品の新鮮さ。

初めての個展の時牛の骨をモチーフにした作品群が展示されました。
なぜ骨だったのかと聞くと「骨が描きたかった」と答えてくれました。
以後毎回「○○が描きたかった。作りたかった。」とおっしゃるのです。

今回は馬と花なのですが、これは以前にも何度か登場したモチーフなのです。

馬場さんにはモチーフだけでなく制作してみたかった何かもあるのです。
大きなビニール素材のオブジェが運び込まれたときは本当にびっくりしたものです。今回はマットというのかラグというのか、とにかく自作の絵を会場の床に敷きました。こういう「物」に変換していくのも彼女の制作の方向です。

新しい何かに落とし込んでいくわくわく感を彼女自身が持っていることが新鮮さの秘訣なのかと思います。

お仕事の都合で馬場陽子さんは土日のみの在廊ですがみなさん是非お出かけください。

ぴんぽんまむ🌸フレンズ

昨年に引き続ききものスタイリストスタジオぴんぽんまむ石川真海さんの個展です。

昨年は独自のスタイリングを観ていただくとともにスタイルストとして長年買い集めてきたアンティーク着物や和小物の販売をいたしました。
今回はスタイリストとしての視点でこれからも一緒に歩んでいきたい和小物の作り手8人とのコラボレーションです。
スタオリストは「物」を作ることはしません。実際にはどうしても世の中にない欲しいものは作ってしまうのが石川真海さんなんですが・・・。まあそこはおいておいて、たくさんの作り手が生み出したものを石川真海というスタイリストのものを見る目を通して新たな世界を作り出していくということも見てほしいと思います。

Scheduleのコーナーにも書きましたが、ワークショップも企画しました。是非ご参加ください。

御囲章木版画展ー「飽きない日常」

一版多色刷木版画の御囲章さんの個展です。

着々と2年に1度個展を開催していく御囲さん。
「飽きない日常」というタイトルにその制作に対する姿勢というか考え方がそのまま出ているような気がします。

日々着々と生きるということは秘めたパッションを一瞬にして噴火させることなくそれを持続させていくことなのかもしれません。日常に飽きるとは持続させられないということだろうし、普通は飽きるものなはずだ。「飽きない」ってよく考えるとかなり難しいこと。

彫り進めという超絶技巧(本人はそうは思わないらしい)の世界と彼が表現したい何かがリンクするものとかいったい何なのか見えてくればいいです。