登龍亭獅篭展4ー漫画の描ける落語家ではなく、落語のできる漫画家の展覧会。

「登龍亭獅篭展4」
登龍亭獅篭さんの個展も4回目となりました。もうこれはプリズム6月の風物詩化しています。

今年は獅篭師匠の持ちネタを絵にした作品がメインです。
落語家が個展をするならこれは王道といえる作品です。
全作品を冊子にした「獅篭根多集第1期」(1000円)も販売しています。

ギャラリーは既にギャラリーの態をなしていません。毎度のことではありますが演芸場のグッズ売り場の様相です。
なぜか当の本人登龍亭獅篭グッズはほとんどなく盟友である柳家三亀司師匠のものばかり。でもこれは全部獅篭さんのデザインなので、獅篭作品なのです。

なんだかギャラリーとしては型破りな展覧会ですが、これがプリズムともいえる素敵な展覧会です。

そして今年も落語会のある展覧会です。
6月17(土)18(日)23(金)24(土)の4日間。
午後6時からの開演です。(午後5時30分開場)
会場の都合で20名までの入場とさせていただきます。ご予約をいただいた方を優先での入場です。各回2000円ですが、フリーチケットなら何回来ていただいても5000円。3回以上いらっしゃる方なら断然お得です。

ここ3年は落語家さんにとっても厳しい日々でしたが今年の春からは日常が戻ってきました。落語会のスケジュールもどんどん詰まってきています。というわけで獅篭さんの在廊日下記のようです。
6月15、17,19、21,22,23,24日
*18日は落語会に間に合うように戻ります。

今回は落語会がありますのでギャラリー開場時間がイレギュラーです。ご注意ください。
6月15,16,19、21,22日(正午ー午後7時)
17,18,23,24,25日(正午ー午後5時)

林孝子雅羅素器展ー用の器、飾る器。

スペースプリズム創設以来初めてのガラス作家林孝子さんの個展です。

先日梅雨入りしましたが、こういう湿度の高い季節にはガラスは涼し気です。
林さんは作品にパステルカラーを使うことが多く、爽やかさとポップさがあって心が軽やかになります。

使って飾れるが今回の林さんのテーマです。
壁に飾ってある作品も器として使えます。
器中心ですが、アクセサリーもピアス・イヤリング・ブローチ・帯留めがたくさん用意してくださいました。

初めてのガラス作家。私にガラスの知識が乏しいので今回は勉強の機会にもなりそうです。

6月1日(木)-11日(日)*火曜休廊
正午-午後7時(最終日午後5時まで)

林孝子さんはほぼ毎日在廊です。(最終日のみ不在)

夏、すずやかに。

日本の夏は蒸し暑い。
そろそろ夏準備を考える季節になりましたが、なかなか悩ましい季節でもあります。できればさわやかに暮らしたい。

そんな思いを展覧会にしてみました。

夏が蒸し暑いのは温暖化の影響で年々厳しくはなっていますが、それでもずっとずっと昔からその時代の人々にとってはやっぱり嬉しくはなかった。
人々はただただそれを受け入れていたわけではなく、それなりに工夫をして暮らしていたのです。日本の家屋は夏のことを考えての作りだということもしかりです。

家屋は大きな工夫です。
もっともっと今日にでもできる工夫の1つが衣服。
様々な工夫をしてきました。
今年のプリズムからはこの衣服を中心に展覧会を通して提案です。

衣服。
夏は浴衣。
浴衣地で洋服をウサギ商店さんに作っていただきました。
生地だけでなく形も涼しく着ていただけれ物をたくさん作ってくださいました。

アクセサリー。
透明感のあるアクリル素材でコンテンポラリージュエリーを制作している諏訪薫さんにお願いしました。

バッグ
洋服にも使われた浴衣地を入れて、pecoraさんが作ってくださいました。

アパレル
Gokiさんが担当です。


ギャラリースペースプリズムのお隣のdansuko toさんに協力していただき、夏向きで足に優しい靴をご用意いたしました。

木版画
え?木版画⁈
どんなに暑くてもずっとウチの中にいるわけにはいきません。
暑さに向かって頑張ったあと、ウチに帰ったら涼しげな木版画が迎えてくれたら、それは嬉しくないですか。そんな木版画を作って欲しいと久野晴美さんにオファーを出しました。

作家在廊日
ウサギ商店  5月5,6,7日12時―16時
10,11,14,24,25,28日13時―16時
久野晴美   5月5,6,7、13,14、 19,20,21、26,27,28日13時-16時
pecora    5月14,18,28日14時-17時

音部訓子展ーノーベル文学賞作品装丁+ルーブル美術館招待作品

イラストレーター音部訓子さんの個展です。

毎年発表されるノーベル賞。
昨秋ノーベル文学賞をとったのはフランス人作家アニー・エルノーさんでした。
その著書の日本語版の1冊「シンプルな情熱」の装丁画を描いたのが音部訓子さん。そのお仕事自体は20年も前だったそうですが、新聞に取り上げられたことから彼女の身の回りは賑わったのです。
「その絵見たい」は多くの方が思ったこと。

パリのルーブル美術館の一角に招待されて3点の作品を出品しました。帰ってきた作品を1度みなさんに見ていただこうと思っていたのにコロナ禍で出鼻をくじかれたようになってしまったのです。

そんな経緯があり、今回の個展になりました。

ここ数年のカレンダーの原画も含めての展示です。

2023年4月20日(木)-30日(日)*火曜休廊
正午ー午後7時(最終日は午後5時まで)

音部訓子さんは会期中ほぼ在廊します。

加藤鉦次個展/作品集出版記念ー心象風景ー

洋画家加藤鉦次さんが画業50年を記念して作品集を出版しました。
この展覧会はその記念展です。

プリズムの空間ではどんなに数を厳選しても50年を見ていただくことはできません。過去50年の代表作は4月11日(火)から「ノリタケの森ギャラリー」で見ていただきます。こちらが第一会場となります。

プリズムは第二会場です。こちらでは加藤鉦次さんの現在を見ていただきます。ここはすべて新作の展示です。過去作はありません。

第一会場(ノリタケの森ギャラリー)
2023年4月11日(火)-16日(日)
午前10時ー午後6時(最終日は午後4時まで)
第二会場(ギャラリースペースプリズム)
2023年4月6日(木)-16日(日)*会期中無休
正午-午後7時(最終日は午後5時まで)

会期の都合上プリズムでの加藤鉦次さんの在廊は4月6日(木)ー10日(月)の正午から午後6時です。8日(土)のみ午後2時からの在廊とさせていただきます。*11日(火)ー16日(日)はノリタケの森ギャラリーに在廊します。

 

小鹿アキコイラストレーション展ー触れてみたいものがたり

小鹿アキコさんの個展です。
「触れてみたいものがたり」
触ってみたいもの。だれにでもあるけれど、それぞれ違ったものであるはず。
自分にとっては触ってみたいものだけど、他の人にとっては絶対に触りたくないものということも多々ある。

小鹿さん自身が触れてみたいもの。
触れれば触れられるものから触れたくても触れられないもの。

そんな様々な「触れてみたい」を絵にしました。

丸ペンで描かれた繊細な絵をみなさんの目で触れてみてください。

小鹿さんにとって実に14年ぶりの個展。
たくさんの方に観ていただきたい展覧会です。

会期中小鹿さんは在廊の予定ですが急な不在もあります。是非会いたいという方はギャラリーに連絡の上お出かけください。
052-953-1839

2023年3月23日(木)-4月2日(日)*火曜休廊
正午―午後7時(最終日午後5時まで)

Goki & Artists 2023 Spring

今回のこの展覧会は恒例ではありますが、とても残念なお知らせをしなければなりません。

Gokiのメインデザイナー加藤裕之さんが昨年9月に亡くなりました。
これから4か月ほどまでしか加藤さんの新作は見られなくなります。
アパレル業界は約1年前からその季節の作品を発表する準備を始めます。
2023年春夏コレクションまでが最後のデザインということです。

ただ加藤さんのデザインは全部残っているのでこれからはできる範囲で復刻版を制作販売していくのだそうです。

加藤さんの足跡をたどりながらこの展覧会のブログを投稿していく所存です。

なお有限会社Gokiは加藤さんの遺志を継いだ残されたスタッフでデザイン運営をしていくそうです。先ほども書きましたように復刻された洋服も形になりますのでプリズムはこれからもGokiを応援していきます。

3月2日(木)-19日(日)*月火曜休廊
正午ー午後7時(日曜は午後5時まで)

少々イレギュラーな営業日時ですがよろしくお願い申し上げます。

猫展27

今年も「猫展」の季節がやってきました。
2月22日の猫の日に因んで開催される展覧会です。

近年の猫ブームに推されてますます賑やかな会場となりました。
絵・オブジェ・グッズ・ファッショアイテムなど、オールジャンルの猫作品が所狭しと並んでいます。即売とさせていただきますのでお目当ての作家さんがいらっしゃる方はお早目のお越しをおすすめします。

作家在廊予定
1/27(金)     12:00-14:00  サノエミコ
28(土)     12:00-14:00  むらかみしの
14:00-15:00  高谷美妃
29(日)     14:00-17:00  はまだのりこ
30(月)     14:00-16:00  ながおたくま
2/  1(水)     13:30-17:00  hiroko
3(金)     15:00-18:00  服部純栄
4(土)     13:00-15:00  岡田まゆみ
15:00-18:00  馬場陽子
5(日)     13:00-15:00  久野晴美
8(水)     14:00-16:00  Erick
10(金)     12:00-15:00  斉藤誠
15:00-17:00  名和香代子
12(日)     12:00-14:00  渡辺沙恵子
14:00-16:00  平塚啓
22(水)     14:00-16:00  Erick

*天候不良・体調不良により急遽変更の可能性があります。ご容赦ください。
*会期中火曜休廊
回廊時間(12:00-19:00)日曜日は17:00までの営業となります。

平田佳子博覧展ーおおざる工房+シピ=陶芸家平田佳子

あけましておめでとうございます。

2023年プリズムの第一弾は「平田佳子博覧展」です。
「おおざる工房と仲間たち」を2回開催し、おおざる工房を一人で企画している「平田佳子」という作家から目を離せなくなりました。

プリズム30数年の歴史の中でこんなにユニークな作家がいただろうか。

平田佳子さんは「おおざる工房」という名前で陶芸家として活動しています。陶芸家のほとんどの作家が形を作るのも絵付けをするのも全部1人で完結です。平田さんは絵付けももちろんできるのですが「私の絵より私の好きな作家の絵を描いていただいたほうが素敵になると思うの」とおっしゃいます。

平田さんは雑貨作りがお好きです。ファンもたくさんいて展覧会に出品すれば皆さんの手元に渡っていきます。「少しお値段上げましょう」と提案すると「これでお金になったら陶芸が疎かになりそうだから、しません。」とおっしゃるのです。陶芸家が作る雑貨には必ず「陶」のパーツを入れることも課しています。

どこか一本筋を通す平田佳子の制作姿勢には感心します。

そんな平田佳子さんの作品を一堂に見ていただきたくて今回の個展を企画しました。

平田さんは会期中土日曜日と祝日は在廊予定ですが、名古屋在住ではないので天候と体調によっては在廊できない日もありますことをご了承ください。

X’MAS ARTIST SHOP 2022

年末恒例の「X’MAS ARTIST SHOP」です。
2022年プリズムとともに作家活動をしてくださった41人の作家さんがみなさんに思いを込めての作品の数々です。

今年も作品は即売です。
そしてメールや電話によるご予約も対応させていただきます。
with.sns@gmail.com
052-953-1839

今年最後の展覧会を是非お楽しみください。

作家在廊予定
12/ 9(金)  13:00-15:00    水野清波
15:00-19:00    御囲章
10(土)  13:00-16:00    よしだ律
14:00-17:00    山内寿美
16:00-19:00   建部弥希
12(月)  15:00-19:00    服部純栄
14(水)  12:00-14:00    ながおたくま
14:00-17:00    hiroko
15(木)  13:30-15:30    おおざる工房
16(金)  13:00-16:00    山口まち子
16:00-18:00    石本真裕子
17:00-19:00    加藤茂外次
17(土)  13:30-16:30    momiji
16:30-19:00    中村友美
18(日)  12:00-15:00    はまだのりこ
15:00-17:00    平塚啓
19(月)  13:00-16:00    サノエミコ
*変更追加は随時お知らせします