Goki & Artists 2023 Autumn

Gokiとプリズム所蔵作品のコラボレーション展です。
もう恒例となっているので楽しみにしてくださっている方も多い展覧会です。

秋と言いながらGokiの服はほとんどが春夏物です。
まだまだ暑さとの闘いの中、それでも秋を装いたいという欲張りな気持ちを満足させてくれるラインナップです。しかもお値段は破格。満足ではなく大満足な展覧会です。

黒を中心にグレイや茶で秋を演出しています。
所蔵作品もそれに合わせ、色味を極力抑えた構成にしてみました。
今回はモチーフに秋を見ていただくというよりは色で季節感を出すチョイスです。こちらも交渉次第ではお値打ちにお出しできるものもあります。

まだまだ厳しい残暑の中です。大変申し訳ありませんが今回も月火曜日休廊。日曜日は午後5時までの営業とさせていただきます。

2023年8月26日(土)ー9月10日(日)*月火休廊
正午―午後7時(日曜日は午後5時まで)

小さな絵の展覧会2023ー暮らしに、美の極小宇宙。

夏恒例の一大イベント「小さな絵の展覧会」です。
今年は88人522点の作品がギャラリーを埋め尽くしています。

600㎠以内の作品を作家の皆さんに制作していただきました。
気軽に飾れる小さな絵です。きっと皆さんの生活を楽しませてくれることと思います。

作品は即売です。全作品を観るのは奇跡と言われる展覧会。初日に完売する作家さんもいらっしゃいますのでお目当ての作家さんがいらっしゃる方は早めのお出かけをお勧めします。

今年も通販対応いたしますが、初日2日目はギャラリーにお越しくださるお客様の対応で手いっぱいです。19日(水)からのとさせていただきます。
withsns.prism@gmail.com          052-953-1839

作家在廊予定
7/15         12:00-15:00    はまだのりこ
15:00-16:00    鳥居真実
16         12:00-15:00    よしだ律
15:00-17:00    Mitsu.
19         12:00-13:00    うちだちよえ
13:00-15:00    水上卓哉
15:00-17:00    マスナリリョウコ
20          12:00-15:00    建部弥希
15:00-19:00    水野清波
21            12:00-13:30    高谷美妃
13:30-15:00    平野えり
15:00-19:00    服部純栄
22            13:00-15:00    水上卓哉
15:00-17:00    岡田まゆみ
23              14:00-17:00   御囲章
26             13:00-15:00   水上卓哉
17:00-19:00    ながおたくま・高北幸矢
27             13:00-15:00    久野晴美
15:00-17:00    橘逕
28              12:00-14:00    森川美紀
14:00-15:00    中岡友子
29              12:00-13:00    中岡友子
13:00-15:00    平塚啓
15:00-19:00    山内寿美
30             13:00-15:00    栗木栄子
15:00-17:00    佐藤千恵
8/ 2              12:00-15:00    溝渕美穂
15:00-19:00    中村友美
3               13:00-16:00    山口まち子
17:00-19:00    音部訓子
4               12:00-15:00    中岡友子
15:00-19:00    高木伸彦
5               12:00-14:00    渡辺沙恵子
14:00-16:00    おおざる工房
6               12:00-13:00    中岡友子
13:00-15:00    小平治
15:00-17:00    花井正子
9               16:00-19:00    生越登紀子
10              12:00-15:00    倉中玲
15:00-17:00    水野加奈子
17:00-19:00    稲垣恭子
11               13:00-16:00    サノエミコ
16:00-19:00    古河原二葉
12             13:00-17:00    斉藤誠
13               12:00-14:00    クマウモレ
16               12:00-14:00    小平治
14:00-16:00    山口雅英
16:00-19:00    成田郷子
19            14:00-16:00    坪井香保里
20               12:00-17:00    北村武志

*天候や体調により変更になる場合がありますことをご了承ください。

建部弥希全面絵画展ー絵画の常識を破る

「全面絵画」という耳慣れない言葉。
建部弥希さんは洋画家として作品を制作する過程で平面である絵画の側面を絵の一部としてきた。それは絵画が平面であるということから逸脱するのかそうでないのか。建部さんはそれは自分にとって絵画と捉えていた。それならばその地続きである裏面と言われる部分にまで描いたらそれも絵画なのではないか。

建部弥希さんが到達した全面絵画の概念は今回のDMに文章で綴りました。
「こんな長い文章読むの大変」との声も聞いていますが、是非お読みいただきたく思います。DMがお手元に無い方がほとんどかと思い、この欄にその画像を添付いたしました。

様式として全面に描かれた作品はこれまでもこれからもあると思います。
ただ絵画という概念を念頭におき、その延長として絵画として表現しているという意識。概念の拡大。言葉にすることも意識を曖昧にしない大事な行為。ここはとても大切なことと考えます。

思いの中で制作を進めると見えてきた「全面絵画」
作家の思いを体験していただくために作品に触っていただけるようにコーナーも用意いたしました。

作家は基本金土日曜日在廊します。(金曜日は16時まで)

 

登龍亭獅篭展4ー漫画の描ける落語家ではなく、落語のできる漫画家の展覧会。

「登龍亭獅篭展4」
登龍亭獅篭さんの個展も4回目となりました。もうこれはプリズム6月の風物詩化しています。

今年は獅篭師匠の持ちネタを絵にした作品がメインです。
落語家が個展をするならこれは王道といえる作品です。
全作品を冊子にした「獅篭根多集第1期」(1000円)も販売しています。

ギャラリーは既にギャラリーの態をなしていません。毎度のことではありますが演芸場のグッズ売り場の様相です。
なぜか当の本人登龍亭獅篭グッズはほとんどなく盟友である柳家三亀司師匠のものばかり。でもこれは全部獅篭さんのデザインなので、獅篭作品なのです。

なんだかギャラリーとしては型破りな展覧会ですが、これがプリズムともいえる素敵な展覧会です。

そして今年も落語会のある展覧会です。
6月17(土)18(日)23(金)24(土)の4日間。
午後6時からの開演です。(午後5時30分開場)
会場の都合で20名までの入場とさせていただきます。ご予約をいただいた方を優先での入場です。各回2000円ですが、フリーチケットなら何回来ていただいても5000円。3回以上いらっしゃる方なら断然お得です。

ここ3年は落語家さんにとっても厳しい日々でしたが今年の春からは日常が戻ってきました。落語会のスケジュールもどんどん詰まってきています。というわけで獅篭さんの在廊日下記のようです。
6月15、17,19、21,22,23,24日
*18日は落語会に間に合うように戻ります。

今回は落語会がありますのでギャラリー開場時間がイレギュラーです。ご注意ください。
6月15,16,19、21,22日(正午ー午後7時)
17,18,23,24,25日(正午ー午後5時)

林孝子雅羅素器展ー用の器、飾る器。

スペースプリズム創設以来初めてのガラス作家林孝子さんの個展です。

先日梅雨入りしましたが、こういう湿度の高い季節にはガラスは涼し気です。
林さんは作品にパステルカラーを使うことが多く、爽やかさとポップさがあって心が軽やかになります。

使って飾れるが今回の林さんのテーマです。
壁に飾ってある作品も器として使えます。
器中心ですが、アクセサリーもピアス・イヤリング・ブローチ・帯留めがたくさん用意してくださいました。

初めてのガラス作家。私にガラスの知識が乏しいので今回は勉強の機会にもなりそうです。

6月1日(木)-11日(日)*火曜休廊
正午-午後7時(最終日午後5時まで)

林孝子さんはほぼ毎日在廊です。(最終日のみ不在)

夏、すずやかに。

日本の夏は蒸し暑い。
そろそろ夏準備を考える季節になりましたが、なかなか悩ましい季節でもあります。できればさわやかに暮らしたい。

そんな思いを展覧会にしてみました。

夏が蒸し暑いのは温暖化の影響で年々厳しくはなっていますが、それでもずっとずっと昔からその時代の人々にとってはやっぱり嬉しくはなかった。
人々はただただそれを受け入れていたわけではなく、それなりに工夫をして暮らしていたのです。日本の家屋は夏のことを考えての作りだということもしかりです。

家屋は大きな工夫です。
もっともっと今日にでもできる工夫の1つが衣服。
様々な工夫をしてきました。
今年のプリズムからはこの衣服を中心に展覧会を通して提案です。

衣服。
夏は浴衣。
浴衣地で洋服をウサギ商店さんに作っていただきました。
生地だけでなく形も涼しく着ていただけれ物をたくさん作ってくださいました。

アクセサリー。
透明感のあるアクリル素材でコンテンポラリージュエリーを制作している諏訪薫さんにお願いしました。

バッグ
洋服にも使われた浴衣地を入れて、pecoraさんが作ってくださいました。

アパレル
Gokiさんが担当です。


ギャラリースペースプリズムのお隣のdansuko toさんに協力していただき、夏向きで足に優しい靴をご用意いたしました。

木版画
え?木版画⁈
どんなに暑くてもずっとウチの中にいるわけにはいきません。
暑さに向かって頑張ったあと、ウチに帰ったら涼しげな木版画が迎えてくれたら、それは嬉しくないですか。そんな木版画を作って欲しいと久野晴美さんにオファーを出しました。

作家在廊日
ウサギ商店  5月5,6,7日12時―16時
10,11,14,24,25,28日13時―16時
久野晴美   5月5,6,7、13,14、 19,20,21、26,27,28日13時-16時
pecora    5月14,18,28日14時-17時

音部訓子展ーノーベル文学賞作品装丁+ルーブル美術館招待作品

イラストレーター音部訓子さんの個展です。

毎年発表されるノーベル賞。
昨秋ノーベル文学賞をとったのはフランス人作家アニー・エルノーさんでした。
その著書の日本語版の1冊「シンプルな情熱」の装丁画を描いたのが音部訓子さん。そのお仕事自体は20年も前だったそうですが、新聞に取り上げられたことから彼女の身の回りは賑わったのです。
「その絵見たい」は多くの方が思ったこと。

パリのルーブル美術館の一角に招待されて3点の作品を出品しました。帰ってきた作品を1度みなさんに見ていただこうと思っていたのにコロナ禍で出鼻をくじかれたようになってしまったのです。

そんな経緯があり、今回の個展になりました。

ここ数年のカレンダーの原画も含めての展示です。

2023年4月20日(木)-30日(日)*火曜休廊
正午ー午後7時(最終日は午後5時まで)

音部訓子さんは会期中ほぼ在廊します。

加藤鉦次個展/作品集出版記念ー心象風景ー

洋画家加藤鉦次さんが画業50年を記念して作品集を出版しました。
この展覧会はその記念展です。

プリズムの空間ではどんなに数を厳選しても50年を見ていただくことはできません。過去50年の代表作は4月11日(火)から「ノリタケの森ギャラリー」で見ていただきます。こちらが第一会場となります。

プリズムは第二会場です。こちらでは加藤鉦次さんの現在を見ていただきます。ここはすべて新作の展示です。過去作はありません。

第一会場(ノリタケの森ギャラリー)
2023年4月11日(火)-16日(日)
午前10時ー午後6時(最終日は午後4時まで)
第二会場(ギャラリースペースプリズム)
2023年4月6日(木)-16日(日)*会期中無休
正午-午後7時(最終日は午後5時まで)

会期の都合上プリズムでの加藤鉦次さんの在廊は4月6日(木)ー10日(月)の正午から午後6時です。8日(土)のみ午後2時からの在廊とさせていただきます。*11日(火)ー16日(日)はノリタケの森ギャラリーに在廊します。

 

小鹿アキコイラストレーション展ー触れてみたいものがたり

小鹿アキコさんの個展です。
「触れてみたいものがたり」
触ってみたいもの。だれにでもあるけれど、それぞれ違ったものであるはず。
自分にとっては触ってみたいものだけど、他の人にとっては絶対に触りたくないものということも多々ある。

小鹿さん自身が触れてみたいもの。
触れれば触れられるものから触れたくても触れられないもの。

そんな様々な「触れてみたい」を絵にしました。

丸ペンで描かれた繊細な絵をみなさんの目で触れてみてください。

小鹿さんにとって実に14年ぶりの個展。
たくさんの方に観ていただきたい展覧会です。

会期中小鹿さんは在廊の予定ですが急な不在もあります。是非会いたいという方はギャラリーに連絡の上お出かけください。
052-953-1839

2023年3月23日(木)-4月2日(日)*火曜休廊
正午―午後7時(最終日午後5時まで)

Goki & Artists 2023 Spring

今回のこの展覧会は恒例ではありますが、とても残念なお知らせをしなければなりません。

Gokiのメインデザイナー加藤裕之さんが昨年9月に亡くなりました。
これから4か月ほどまでしか加藤さんの新作は見られなくなります。
アパレル業界は約1年前からその季節の作品を発表する準備を始めます。
2023年春夏コレクションまでが最後のデザインということです。

ただ加藤さんのデザインは全部残っているのでこれからはできる範囲で復刻版を制作販売していくのだそうです。

加藤さんの足跡をたどりながらこの展覧会のブログを投稿していく所存です。

なお有限会社Gokiは加藤さんの遺志を継いだ残されたスタッフでデザイン運営をしていくそうです。先ほども書きましたように復刻された洋服も形になりますのでプリズムはこれからもGokiを応援していきます。

3月2日(木)-19日(日)*月火曜休廊
正午ー午後7時(日曜は午後5時まで)

少々イレギュラーな営業日時ですがよろしくお願い申し上げます。