光のシャワーを浴びるようにー建部弥希全面絵画展

ギャラリー空間に入るとたくさんの「全面絵画」に囲まれたような錯覚に陥る。

建部弥希さんが描くのは「光」
四方八方にある絵からその光が私たち観客を包んでくれる。

建部さん自身はここでインスタレーション作品を発表しているという自覚は無いので「インスタレーション」という言葉を観客から聞くのは意外な気がしているらしい。

しかし、「光」を描くにあたって上下左右ないのだから6面全部がつながる絵にしたということは見る側からしたらいろんな角度から光を感じる、つまり光のシャワーを浴びるいう感覚になるのは制作意図が正確に伝わったということになりはしないだろうか。

「全面絵画」はまだ始まったばかりです。
これからどう変わっていくのか。彼女自身もまだまったく道筋が見えていない。
でもここで終わりではないことだけは予感されます。

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