馬と花と。ー馬場陽子展

メインビジュアルともいえる作品です。

昨日デザイナーとして自作のイラストレーションを何かに落とし込むという制作姿勢について書きましたが、「何か」として馬場陽子さんにとってファッションはかなり大きな位置を占めています。

「身に着ける」ということが大前提のファッションはまさに絵と受け手が一体になるジャンルだけにクリエーターとしての醍醐味は一入ということだと思います。

過去にはスカジャンやブラウスやコンバースなどたくさんのファッションアイテムを作ってきました。馬場さんはデザイナーなのだからそれぞれのものを自作はしません。作り手を見つけて制作のディレクションをします。今回の服はイギリスのサイトからチョイスしたそうです。服にするにあたりそのための絵を描きデータを作成するのが馬場さんの仕事です。

出来上がってきた製品を誰かが使ってこそ完結します。
これが馬場陽子のスタイルです。
動機も着地点もそれぞれの作家によって違うから面白い。

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