馬場陽子展ー馬と花と。

馬場陽子さんとプリズムの付き合いは気が付けば30年もの長きに渡っています。
若手だった馬場さんもすっかりベテランの域にはいってまいりました。

それなのに30年前からちっとも変わらない作品の新鮮さ。

初めての個展の時牛の骨をモチーフにした作品群が展示されました。
なぜ骨だったのかと聞くと「骨が描きたかった」と答えてくれました。
以後毎回「○○が描きたかった。作りたかった。」とおっしゃるのです。

今回は馬と花なのですが、これは以前にも何度か登場したモチーフなのです。

馬場さんにはモチーフだけでなく制作してみたかった何かもあるのです。
大きなビニール素材のオブジェが運び込まれたときは本当にびっくりしたものです。今回はマットというのかラグというのか、とにかく自作の絵を会場の床に敷きました。こういう「物」に変換していくのも彼女の制作の方向です。

新しい何かに落とし込んでいくわくわく感を彼女自身が持っていることが新鮮さの秘訣なのかと思います。

お仕事の都合で馬場陽子さんは土日のみの在廊ですがみなさん是非お出かけください。