春色サルエルパンツーGoki & Artists 2021 Spring

パステルグリーンのサルエルパンツは春の新作です。

3月になり少し寒さも和らいできたせいか街には足首を見せて行きかう人々が目立ちます。ここ数年は男子も足首を見せる派のおしゃれさんたちがいてますます軽やかな足取りが楽しげです。

サルエルはウエストの位置でいろいろなニュアンスも演出できておすすめの1点です。

「サルエルはどうも・・・」とおっしゃる方、一度試してみてください。
Gokiのサルエルは落ち感がよくスカート感覚で着ていただけると思います。

ご迷惑をおかけしましたーGoki & Artists 2021 Spring

運送会社の配送ミスにより一部のお客様にご迷惑をおかけしましたことを深くお詫び申し上げます。

2日遅れて本日かなりたくさんのGoki作品が入荷しました。

三寒四温の安定しない気温に最適なものもいくつか入りました。
是非お出かけください。

残念ではありますが・・・-Goki & Artists 2021 Spring

いつものこの展覧会ならもっとたくさんの服があり、天井からも展示されたそれは街の中を歩いているようだとさえ言われるのですが、今回は壁面展示のみです。この時期毎日どんどん入荷がありラックはパンパンになっているのに、随分すかすかでさすがにみなさんからも「ちょっとしかないね」と言われています。

お客様も連日のファッション業界の窮状のお知らせを読んでくれていて「しかたないね」とは言ってくださるものの、寂しさは隠しようもありません。

大手の倒産もみなさんの知るところで、そう思うとこれだけの切り盛りは頭の下がる思いでもあるのです。

どの業界も同じようなことがあります。
とにかくここは切り抜けるほかないのです。

少量の服ですが、Gokiのデザインの優れていることに劣りはありません。
是非来て見て着てください。

白は優しいか?-Goki & Artists 2021 Spring

春夏にはいつも気になる「白」
これは案外に手ごわい。
特に冴え冴えとしたというかぱきっとしたというか、とにかくいわゆる真っ白という色は黒同様厳しさを持っている。

曖昧なデザインなどすぐにあらわになる。
だから無難さをそこに求めると着る人の個性をあっという間に消し去る。

逆に緊張感を持ってこの色に挑戦している人を見るとかっこいい人に出会えたと、印象に残る。

Gokiのデザインはこの緊張感を存分に引き出してくれる。美しい形への追及がこんなにもなされているのかと思う。着てみてほしい。着てみないと、本来の形の美しさがわからないから。

寒の戻りーGoki & Artists 2021 Spring

昨日の「寒の戻り」には震え上がりました。
これだから3月4月は侮れない。
春らしいファッションでテンション上げたいところだったのに、すっかり水を差された気分です。

で、こんな日におすすめのベストがあるんです。
グレイのベストは中綿入りですが、表地が綿ジャージーなので見た目にはそれほど冬っぽくない。
実は秋物として発表されたものなので、黒が勝ったグレイなのですが、グレイという色はどんな色とも相性がよくパステルカラーと合わせれば春にも十分活用できます。
そして、秋発なので、スペシャルプライスなのも嬉しい。

中のシャツはウールガーゼのグレンチェック。
春らしいアクセサリーと組み合わせればもっともっとgoodです。

オフホワイトーGoki & Artists 2021 Spring

この展覧会のためにセレクトした絵はなぜかオフホワイトがベースのものが多かった。何を意味しているのだろうか。

自分自身のセレクションなのに、会場を見回して驚きました。

一日の始まり(もしかすると前日にちゃんとセレクションしている方のほうが普通なのかもしれませんが)、何を着ようかと選んだ服。案外驚くことがあるのではないでしょうか。その日の天候はとても重要だとして、それでもなぜそれを選んだのか自分でも説明がつかないことがありはしないだろうか。

今日の気分は少し落ちているからテンションを上げたくて元気な色を選んだり、逆にますます落ちそうだし、気持ちにそぐわないから静かな色や形にしてみたり。

気持ちを整えるための絵の存在を持っている人は幸せです。
もちろん所有していることは素晴らしいことだけど、美術館に会いに行けたり、画集を開いたり、それでも十分なこともあるのです。

気持ちを整えるために服を選ぶことはそういうことに通じる。
アートとファッションが重なる部分を意識すると、毎日の生活はもっと楽しく愛しくなります。

力をくれる服ーGoki & Artists 2021 Spring

stay homeでファッションはどう変わったのか。
リモートでの仕事や飲み会では上半身しかパソコンには映りません。
狭い範囲で動かないで時間を過ごすにはパソコンで映る範囲を小ぎれいにでも体が楽にということで、カットソーだけが売れていくのだそうです。

楽に過ごすことは決して悪いことではないけれど、それに慣れてしまうと心の緊張感が取り戻せななくなります。気を付けたいものです。

写真のジャケットはボタンを掛け違えているわけではありません。
アシンメトリーなデザインです。
後ろのスリットは真ん中から随分ずれていてしかもかなり深く肩甲骨の下のあたりまで切り込んであります。

気合を入れて着ないと着負けしそうです。
こういう服をたまには着ないと体にも心にも贅肉が付いてしまう。ご用心。

あ、今回のGokiにはかっこいいカットソーもあるんでした。
また紹介しますね。売り切れてしまわなければね。

Goki & Artsts 2021 Spring

ファッションデザイナー加藤裕之率いるGokiの春物とプリズム所蔵作品のコラボレーション展。絵とファッションで春を感じていただく展覧会。まだまだ今から活躍できそうな冬物もスペシャルプライスで提供です。

しかし、・・・・今年はいつもと様子が違います。
昨年の今頃からCOVID-19で世界中が大混乱となりました。よくわからないままstay homeで暖かくなったというのに社会は止まらざるを得なくなりました。いつもだったら春風に誘われてたくさんの人々が外に出てくるのに必要のない外出はとにかく自粛。目に見えないウイルスを恐れ、烏に荒らされたごみをかたずける人もなく、街は荒廃していきました。
小中学校でさえ数か月休校になり、デパートも食料品売り場以外は閉店。
こんなこと今までに経験したことはありませんでした。

6月にやっと解除になりました。
そんな頃Gokiさんから「自粛を言われたことで2020年秋冬は大変なことになりました。ちょうどあの時期は秋冬物の生地などの材料が生産されるので、今年の分の確保が難しくなりました。なんとかやり繰りしますがいつものようにはできないかもしれません。」と告げられました。材料の確保が難しくなったうえに秋冬にまた感染の恐れ。感染が広がればせっかく作った服を売ることができなくなること。

結果として服のアイテムも数もいつもより少なくしたようです。

Goki展は毎回会場いっぱいに作品が並ぶのですが今年はちょっと少なめです。

展示をしながら私の中で怒りが沸々とわいてきました。
誰が悪いわけでもない。悪人にも善人にも老いも若きも平等に降ってわいてきた今回の禍。怒りの対象はどこにも無い。それでも腹が立ってきました。

この禍は未だ解決しているわけではない。いつもだったら楽しい春を思って作品を選定するのですがそんな白々しい気持ちにはなれず、いつの間にかテーマは「怒りの春」になってしまいました。

Gokiの服はいつも少し毒を持ったクールさが身上だから今年の春には合っているのかもしれない。そして厳しいやり繰りの中で、最高のデザインを見せてくれている。ファッション業界の厳しい状況はまだまだ渦中でアイテム数は今までのようにとはいきませんが、だからダメなデザインをGokiが作るはずがない。エッジの効いたクールさを満喫しに来てください。

今日は猫の日ーそして「猫展25」は最終日

2月22日「猫の日」」です。
そして毎日猫に囲まれて過ごした「猫展25」いよいよ最終日となりました。

明日からこの猫さんたちがギャラリーからいなくなるのかと思うと、やっぱりとても寂しい。来年もみんな来てねと言いたくなります。

さて次回は2月27日(土)から「Goki&Artists2021Spring」です。
Gokiの春の新作と絵で「春」を楽しんでください。
この展覧会では恒例の「冬物セール」もありますので、Gokiファンのみなさんお楽しみに。

猫展25ー後記

39人の作家で構成された「猫展25」
ギャラリーでみさなんが洩らされる感想に「こんなにたくさんの作品があるのに、似た作品を描く作家さんはいらっしゃらないんですね」という言葉が多く聞かれます。

みなさんプロフェッショナルなので当然と言えばそうなのですが、それでも本当にすごいことなのだと思います。

誰にも似ていない作品を制作することが作家にとって最も重要な案件ともいえるのですが、それは本当に人知れず努力もし苦悩もあっての賜物です。

苦労の跡が見えるようではまだまだとよく言われます。だから見る側は作家の苦労なんて考えなくていい。思う存分楽しめたのなら、作家の悶々は報われたということなのですから。

「猫展25」楽しんでいただけたでしょうか?

あと3日、たくさん楽しんでいただけたら嬉しいです。