タイル2ー林孝子雅羅素展

林孝子さんのガラスタイルは不思議なことに台に置いて上から見たときと台と同じ色なのに壁に掛けたときとスタンドに立てたときとでは見え方が違います。

この違いを見ていただきたくて写真にしてみると残念ながら同じようにしか写りません。

このタイル、透明な板ガラスの上に色を付けたガラスのパーツを置いて焼成します。だからタイルはパーツを載せた部分は厚みができます。人間の目はこの厚みをちゃんと見ているのですが、カメラのレンズは真上から撮るとこの厚みを正確に読み取ることができません。

壁に飾ると真上から見るのと違う厚みへの角度ができてそれを目が拾うので見え方が違ってくるのです。この作品はパーツが均一な色になっているのでまだそれほど違って見えませんが透明なガラス粒のパーツの上から色を絵具のように塗れば角度によってもっと見え方が変わります。

ガラス作品の面白さは角度によって光の拾い方が違うことで見え方が違うところにもあります。人間の目の優秀さが「観る」楽しさをどんどん広げてくれます。

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