百瀬みち代さんが古布で洋服を発表し始めて頃の作品が1点残っていました。
百瀬さんにしては古布感が残っているなと思います。
彼女の最も大きな特徴は「着物の生地で作りました」という感じがあまりなく、「そういえばこの素材は古布なのね」というさり気なさ。
そのために何度も縫い直したり・・・時には全然違うアイテムになっていることさえあったとか。
初期の作品を改めて見ると、ひた向きさがあるようで愛おしいのだそうです。
ある布をできるだけ余すところ無く使ってあげたいという布への愛。
そのうちどんどんその気持ちが嵩じていつしか超絶技巧の世界に入っていきました。それはそれは美しい布の使い方でした。
最後に行き着いた感性は初期とは少し違うけど、大切な時間だったはず。
かけがえの無い時間が「目と手」を傷めることにもなってしまいましたが、それは今も宝物の時間です。
そして今、こうやって培われた感性は服作りではなく日々の生活の中に生かされています。服作りを止めた頃同時にブログもやめてしまったそうですが、最近再開されました。ご興味のある方はhttp://harmoniewa.tea-nifty.com/seventyfive/から見てください。百瀬さんは新しいステージに進化しています。
読書、俳句、ブログが目下の楽しい時間だそうです。