中学3年生のときブレイクダンスに出会ってしまった辻將成少年。
以後どんどんダンスの世界にのめり込んでいきました。
高校生の時は18歳で職に就くのだろうと思っていたのにダンス仲間がほとんど進学することを選んでいるのを知り進学を考えるようになりました。
物を作ることは好きだったのでそれも続けていけるようにインテリアデザインを学べる学校を選んだ。その中でもダンスができる環境は重要だったと言います。
とはいえダンスと物作りはまったく一致しなかった。
偶々デザインには英語ができなければと語学留学したオーストラリアでアートを意識するようになりました。
帰国後そこを深堀りするために大学院に進むことを決めました。
大学院は立体系のインテリアデザインとアート・・・、彫刻に進む。
そこでは「自分を見つめる」を突き詰められる。
そうなると自分とブレイクダンスは切り離せないことに気づく。
やっとアートとダンスが繋がった。
さてどうやってそこを制作と繋げていくか。
またもや心の格闘は続く。
ライトを手足に付けて写真にすると手足の動きの痕跡が残った。
これは今も続けている制作の1つ。
痕跡を残す。
たどり着いた。
やっとたどり着いたところは出発点だった。