昨日紹介した黒のパステルの絵も今日紹介するいくつもの色を使ったパステルの絵もどちらも本画(完成画)のためのスケッチです。
黒は形をしっかり心に留めるための色選びなのだそうですが、色が豊かなものは違った目的があります。
外で絵を描いていると時々刻々と陽の光は変化するので目に見える風景の色も変わっていきます。色の印象を忘れないようにたくさんの色のパステルでスケッチするのだそうです。
色の入ったスケッチを描くのに水彩絵の具で描く人もいますし、色鉛筆で描く人もいますが、鈴木喜家さんはパステルで描きます。
鈴木さんがパステルで描くのは日本画の顔彩とパステルの粉っぽい質感が近いからなんです。
ここから絵を描くことがスタートします。