谷口広樹展ー閃きは変化すること

今朝も起き抜けにスマホからの警報音が鳴り響いた。
昨夜の雨は目が覚めるほどの豪雨だったことを思い出す。
案の定、世界は壊れかかっていた。

先ほども日が射すほどの天気なのに警報音が鳴った。
河の上流ではまだまだたくさんの雨が降っているということ。
この警報音がただ注意を促すだけのものであってほしい。

疫病も災害も静まってくれることを祈るばかりだ。

谷口作品のタイトルはなんと示唆に富んでいることか。

「閃きは変化すること」

今日は他の作品を紹介するつもりだったのだけれど、タイトルが今日という日にはダイレクトすぎた。後日また紹介予定です。

タイトルがダイレクトということは、作品も「今」そのものなのです。

疫病から災害へと続く日常は人々の心を確実に蝕んでいる。
そこにちゃんと向き合っている谷口さんが見えてくる。
目を背けていてはいつまでも解決がつかない。
作品を描き続けることだけが絵描きにとっての解決の道。

そして実は疫病以前から人々が道から外れていたことに気付く。

「ききき」と猿が叫んでいる。

変化すること
変化すること
変化すること
・・・・・

 

 

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