谷口広樹展ー日常と隣り合わせの非日常

このところの天変地異にどうしても気持ちが持っていかれるのが癪だけど・・・。

stay homeを言われ始めた頃、例年春は案外風が強くて花どころではない日も多いのに、今年はいつになく穏やかな日が続きました。

閉じこもり生活を強いられているのに、桜も藤も菖蒲も咲き誇り、まさに春爛漫。自然は人の思惑と関係なくちゃんと巡って来て過ぎていきました。
それが妙に悲しくて、流行り病を恨んだりしたものです。

全く、日常と非日常は隣り合わせでした。

あの日の思いとこの絵は重なる。

花はちゃんと咲いてくれることを悲しむなんてどうかしていたなと、今日の私は思う。

非日常はいつのまにか日常になっていく。

 

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