余っても足りないー御囲章木版画展

「余っても足りない」がこの作品のタイトルです。

御囲作品では作品の視覚的な部分は大前提ですが、タイトルのファンも少なからずいらっしゃいます。

作品の大まかなコンセプトが決まった段階でタイトルを決めるのだそうです。
言葉にしたことでコンセプトはより明快になり絵的にもより鮮明になってくる。
そういう状態で制作がすすみ、フィニッシュした時点で言葉をもう一度練り直す。

「擬植物化」をした絵はあまりそこらで見ないので少し言葉でヒントを作っておかないとわかりにくいのではないかとの思いでタイトルにも気を入れる。
絵のアイデアとタイトルとかなり深く考えることによって両面から作品に対して推敲を重ねているように思う。

「足りない」と思ってたくさん自分のところに集めてはみたけれど、まだ足りないと思うこと。飢餓感。本当に足りないのかと言えば使い切れない。求めていた何かと少し違うような気がすることって誰にでもありそうだ。

カテゴリーNews