
「四時半ごろ」
近所を散歩していて、あ、好きな感じ、と、ツンときた家。ブロック塀のある普通の昭和感。好きポイントは青い物干し台。気になるこの佇まいを絵にしよう。
描いたのは2010年。世の中がこんなにも激変するとは微塵も想像していなかった頃のことだ。
今の自分はどう?内側を覗いてみるが、なんだ、そう変わってはいないみたい。それでいいことにする。
またツンとくる、に出会いたくて散歩に出かける。
(溝渕美穂)
いいなと思うこと。これがいい、これでいいと思うこと。
正直な気持ちを絵にするということは、自分とちゃんと向き合うこと。
絵には作家の人柄が出るってそういうこと。
