BODEYは語る・主張する背骨ー音部訓子展

音部訓子さんの絵はのびやかでしなやかな線が魅力です。この絵は50×54㎝の大きめなサイズなので線がとても気持ち良い。

この線をこの大きさで出すには画材(絵具)と支持体(紙)に秘密があります。
音部さんにとってこの大きさにこの線を描くのに伸びのいい油絵具がとても描きやすい。小さい画面ならアクリル絵具でも遜色ないそうですが、大きい絵を気持ちよく描くにはやっぱり油絵具だそうです。

支持体については滑りすぎない多少のひっかりがあるキャンバス系のイラストボードが必需品。

この2つが主流だったのにこのところ画材に異変が起きている。
廃番続出。
これは音部さんだけでなく多くの作家が困っていること。
絵具の色数が減っているとか紙の種類が減っているとか・・・。

絵を描く人の数が減っているらしいということも原因らしいのだが、悩ましいことです。

この美しいのびやかな線をいつまでも見続けたいですね。

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