「目は口程に物を言う」とは言うけれど、音部訓子さんの表現は目だけでなく体全体で物を言う。
20年以上も前からこのシリーズを描いています。初めて見たときの感動は今も忘れられません。体全体で感情を表現することのすばらしさ。喜びも悲しみも怒りも内からの感情が体を通して伝わってくる。コンテンポラリーダンスを観ているようでもありました。私自身がこのシリーズの大ファンなのです。
この度この会場でまたこのシリーズを飾らせていただけることはプリズムとしても嬉しいことです。
「命は踊る」
生きる喜びが絵のどこからも伝わってきます。
ポーズ・表情・色
胸に抱えるものは「気」でしょうか。
この作品を含め3点ルーブル美術館内で行われたアートフェアに出品されました。たくさんの国から集まったであろう作品や人々の中に会ったことは喜ばしいことでした。