昨日紹介した小鹿アキコさんの作品は「触れられる触れたいもの」、まあその気になってチャンスをキャッチすれば触れることができる「生き物」たちの絵でした。
今日は「ブラックホール」
これは現時点で触れることができないもの。理論上は存在するし存在が証明されてはいるようですが、この世にこれに触れた人はいません。見た人さえいない。
そんなブラックホールを小鹿さんの「ものがたり」はこうなる。
チョコレートケーキにブラックホールがあったなら。
人の頭にブラックホールがあったなら。
普通の歩いているそばにブラックホールがあったなら。
・・・・・
あなたならどうなると思う?
小鹿さんは絵を通して観る側に話しかけているかのようだ。
小鹿さんは触れてみたい、のだそうだ。
吸い込まれるのだろうか。どんな力で?どんなふうに?
そう思うとわくわくするのだろう。
わくわくするから彼女は絵にする。