まずは平田佳子さんが全工程手がけた作品の一部を紹介します。
絵付けがそんなに得意ではないと言うけれど、平田さんの絵のはたくさんのファンが付いています。これを見る限り思い過ごしではないかとも・・・。
それは置いといて、確かに全工程セルフでやるという常識ではありますが、そうでなければいけないのでしょうか。工房などで分業ということはあっても陶芸家と名乗る場合ほとんどセルフということに疑問を持ってもいい。
平田さんの「おおざる工房」はいわゆる「工房」ではありません。ほとんど作家名に近いものです。平田さんが親方的存在で集団を引っ張っているというのとは違います。平田さんが「この作家にはこんな形の器に描いてもらったらその作家の絵が活きるな。」と企画を立てたものを作家と相談しながら仕上げていくという方法です。器そのものは全部平田さんが作ります。
今日はまず、絵も含めて混じりけなしの平田佳子だけの作品の写真を掲載しました。
続きは少しずつ書いていきます。最終日に「平田佳子さんの作品像」が見えてきてくれたらいいなと思っています。