毎日ベランダに来る雀を見ていると、1羽1羽見分けることができるようになります。
中村友美さんにとって雀への想いが深まってもいったのです。
羽の柄の特徴が見分けられるようになります。
そのうち個体の気性のようなものもわかるようになります。何羽かと遊びに来ると気の強い雀もいるし、遠慮気味の雀もいる。遠慮気味の雀は餌をたくさん食べていないのではないかと気にかかったりします。
写真も撮ってみようとチャレンジもしました。スマホやペット用見守りカメラで撮って見たりもしましたが、なかなか思うように撮れません。絵を描くための参考資料にしたかったのですが限界があります。野鳥を撮るには熟練の技術がいります。それで知り合いの写真家中野さとるさん村田眞宏さんに許可をいただいてお二人の写真を参考にさせていただくことにしました。(ありがとうございました)
写真を参考にしながら心の中では毎日会っている雀たちを思い描いての制作です。
この雀は寒空の中羽に空気を貯めて体温を保っています。「膨ら雀」の状態です。何だか木に雀が実っているように見えたそうです。