着物スタイリストへの道ー和・スタイル

石川真海さんは元々コマーシャル業界でスタイリストとして活躍してきました。
十数年前子育てを機に一線を退いたのですが、わが子が可愛いと思えば思うほど、自分が子離れできないのではないかという不安も生まれたのだそうです。

出産と同時期の頃から気になっていた着物の世界。
せっかく仕事から離れたことで得られた時間の一部を着付けの勉強にあて、少しずつ着物の世界に足を踏み入れたのです。

その後大病も経験しそれを克服した後、せっかく手に入れた健康。これからの人生をよりよく生きたいと思うようになりました。大好きな着物に全力投球したいということもその1つです。それで、アトリエ「ぴんぽんまむ」を設立しました。

たくさんの人に着物を好きになってほしい。
日本の民族衣装なのに着物の着方を知らない人は多い。着付師として着せます。
着物を持っていない人も多い。レンタルもします。
着方は知ったほうがより好きになれる。着付け教室します。
着物って高くて買えない。もう着なくなってあちこちのタンスで眠っていた着物を買い取って割安でお譲りします。
もちろん着物専門のスタイリストとして戻っても来ました。

「ぴんぽんまむ」を立ち上げて5年。さらにパワーアップしたいと今回の個展になりました。普段アトリエでやっていることをもっと多くの人に知っていただきたいのでギャラリーに「ぴんぽんまむ」が出張しているような感じです。

ギャラリーの階段の上の部分はスタイリングの展覧会場。
階段から下は着付けや半襟付けのワークショップとアンティーク着物の販売をしています。

スタイリストさんの展覧会も初めてです。ましてや着物スタイリストさんですから、だれもがあまり見たことのない展覧会になっています。

今日の写真はDMに使ったスタイリングと石川真海さん本人です。

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