内胞ー 山内寿美展

山内寿美さんが今回の作品群を作るにあたって最初のシリーズを「内胞」と名付けました。

解決のつかない海洋汚染。
海をきれいにするどころか汚染は止まらずどんどんひどくなる一方だ。

ある時山内さんは、生物は環境に合わせて進化するのだから汚染物質を取り込む進化もあっていいのではないかと妄想したのです。

赤い点は血液が流れていることを表しています。
酸素と水が生命を生み出したように、汚染物質を取り込んで生命体として成立した証なのです。

随分ノーテンキな発想だと思っている方もいらっしゃることと思います。
この話にはまだまだ先があります。
結論ではありません。そもそも結論は無いのかもしれませんが、この展覧会が終わるまでには作品への筋道が分かるようにしますのでお付き合いいただきたく思います。

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