蛙はカエル。ー新作、アンコールでかえる展

またまたプリズムにピンチがやってきました。

昨年の春以来COVID-19による思わぬピンチには慣れっこになってきつつありますが、やっぱりピンチは苦しい。

裏事情を暴露するのはどうかと思われますが・・・。
7月初旬に個展を予定していた作家さんにピンチがやってきました。先月の緊急事態宣言であおりを受けたのでした。事情を聞けば「延期しましょう」と言わざるを得ない状況。「延期」を宣言したはいいけど、そこの穴はどうする。眠れぬ夜の中で考え付いたのはこの季節にぴったりの「蛙展」それも旧作を作家さんに出品していただいて急場をしのぐこと。

過去に蛙を描いたと思しき数名に連絡すると、14人の作家さんからOKの返事がありました。「時間はないけど新作描くよ」とまで言ってくださった方も何人もいました。みなさんのご厚意に涙が出る思いでした。

今までの30年間だってそういう作家さんの思いやりとお客様にずっとずっと助けていただいてきたのですが、今回もやっぱりそうでした。なんて幸せなギャラリーなんでしょうか。昨年の春にプリズムはアートのユニオンだというメッセージを出しました。その言葉がそっくり自分に返ってくるなんてまさに「カエル」です。

「蛙」は無事帰るという縁起物でもあります。
どの作品も縁起の良さそうな顔の蛙ばかりです。
こんな厳しい日常が良き日に帰るように見守ってくれる「蛙」たちを観に来てください。

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