超チュー戯画下巻ー登龍亭獅篭展3

「登龍亭獅篭展」には「漫画の描ける落語家ではなく、落語のできる漫画家の展覧会」というサブタイトルが初回から付いていました。初回には獅篭さんが描いた漫画の原稿を中心に作品を展示しましたが、2回目はそうではありませんでした。

3回目になる今回、このサブタイトルを見直しました。
そもそも「漫画」って何?一般的には「コミック」や「カトゥーン」を意味しているようだけど、「落書き」や「アニメ」も含まれるし、なかなか範囲が広い。
それよりも何よりも「超チュー戯画」は「北斎漫画」を彷彿とさせる。だっていろんな動物がチューするいろんなポーズがあるのだから。

「漫画」でいい。「漫画」がいい。

「戯画(ぎが)」は「戯れ画(ざれえ)」
落語家が描くのに相応しい絵ではないでしょうか。そうそう「戯れ画(ざれえ)」は漫画の範疇に入るんです。

「漫画」は登龍亭獅篭が描くべくして描く絵だったんですね。

「超チュー戯画」なかなかの筆さばき。と思うのですが、本人まだまだ納得していない様子。どう進化していくんでしょうね。楽しみです。

超チュー戯画上巻ー登龍亭獅篭展3

39の動物がそれぞれ恋をしてチューをしている絵を巻紙に描きました。
2巻に分かれているので今日は上巻を紹介します。

仲良きことは平和の象徴。
前回はコロナ禍で心病みがちな時期だったので荒んだ絵もありましたがそれはそれでリアルな精神性が見えました。少しづつ獅篭さんも世の中も変わり心の穏やかさを取り戻しつつある今回だからこその絵です。
チューをしていることとハートを入れることは獅篭さんが自らの絵に課したことです。

フルセットはなかなかハードルが高いのですが、お気に入りの動物をリクエストすればその場で色紙に描いてくれます。

登龍亭獅篭落語会のお知らせ

現在開催中の登龍亭獅篭展、獅篭さんは落語家です。
彼の絵をもっと深く知るにはやっぱり落語は外せません。
6月24,25,26日午後6時から落語会をいたします。是非お出かけください。

会場はもちろんギャラリースペースプリズムです。

どの日もまだお席に余裕があります。
2000円ですが、3日間通ってくださるお客様は通しで5000円とサービス価格です。

こんな時ですから人数制限もさせていただきますので、下記にご予約をお願いいたします。
wihtsns.prism@gmail.com
052-953-1839(ギャラリー営業時間に限る)

DODOROがお出迎えー登龍亭獅篭展3

会期中本日のみ獅篭師匠は不在です。大変申し訳ありません。

その代わりと言っては何ですが、「DODORO」が皆さんを高座の上からお出迎えです。(師匠が在廊していてもここでお出迎えなんですが・・・)

獅篭師匠のお住まいにほど近いところにジブリパークが間もなく開園と世間を賑わわせておりますが、ならば「どどろパーク」を作ってやろうとまずはこの「DODORO」を獅篭さんが作ってしまいました。ちょっと邪悪な面差しは厄除けにもなりそうと高座に鎮座しているというわけです。

なかなかの出来栄えにびっくりです。落語家の遊び心はいったいどこに飛んでいくのでしょうね。

明日からは毎日営業時間中は獅篭さんずっと在廊です。

蛙はカエル。2ー最終日

「蛙はカエル2」本日最終日です。
会期中にとうとう梅雨入りはありませんでしたが、梅雨を思わせる日もあり、より蛙が身近に感じられる展覧会でした。

次回は6月20日(月)から30日(木)(*28日(火)休廊)3回目の「登龍亭獅篭展」です。会期中の営業終了時刻は午後5時です。24(金)25(土)26(日)午後6時から獅篭落語会も開催します。展覧会は無料予約なしですが、落語会は有料(2000円・3日券のみ5000円)要予約です。
withsns.prism@gmail.com  より予約を受け付けています。

明日からしばらくギャラリーは休みますが、私自身はプリズムオーナー高北幸矢の瀬戸「旧山繁商店」での個展スタッフとして出張してきます。こちらも是非お出かけください。

 

松原伸一郎ー蛙はカエル。2

「蛙はカエル。2」最後に紹介するのは松原伸一郎さん。
先日水野加奈子さんを紹介するときに2大巨頭の1人と書きましたが、もう一方はこの松原さんです。蛙王と言っても過言ではない。

陶芸で生活はしていないですが蛙の陶器を作るのが松原さんのライフワーク。
自分は蛙だと思っていると豪語(?)するほどの蛙好きはとうとう自らの手で蛙を生み出してしまった。

大切に作られた蛙です。本物の蛙好きに持っていただきたい逸品です。

うちだちよえー蛙はカエル。2

いつも楽しいグッズを作ってくれるのはうちだちよえさん。

蛙もいっぱいいますが、おたまじゃくしを作っていたら夢中になってしまって蛙よりたくさんになってしまったとのことでした。
おたまじゃくしはすぐに蛙になるのだから全然問題ないですよね。

上のほうに飾りのようになっているものはそこから外すとブローチになるというアイデアも素敵です。

平塚啓ー蛙はカエル。2

切り絵作家平塚啓さん。

見れば見るほどなんて細かいの!
と作品の前で呆然となさっていますが、彼の超絶技巧はこんなものではありません。これくらいはお手の物。

だけど、本題はそこではありません。蛙の姿勢や表情にもとくとご覧あれ。

平塚さんは6月12日(日)午後2時から5時在廊です。

ながおたくまー蛙はカエル。2

蛙は水の中で何してる?
泳いでる。踊ってる。読書してる。

蛙だって好きなことそれぞれいろいろあるんだね。

ながおたくまさんは6月12日(日)正午から午後2時まで在廊です。

 

渡辺沙恵子ー蛙はカエル。2

2パターンの蛙を出品してくださった渡辺沙恵子さん。
カラーで描きこみのあるパターンとモノクロの線と面のパターン。

カラーの作品はデフォルメーションも今までになかった作風です。

グループ展で新境地に挑戦する作家はたまにいらっしゃいます。
渡辺さんのこれからにこの作風が進化していくのかどうかも楽しみになります。

渡辺沙恵子さんは6月10日(金)午後1時から3時在廊です。