オーメンー小西雅也展

映画ファンのみなさんには申し訳ないのですが、私映画には疎くて知識がほとんどありません。

オカルト映画がブームだった1970年代にこの「オーメン」もヒットしたと記憶しています。「怖い」のが好きか嫌いか真っ二つに意見が分かれたのも懐かしい思い出です。私は苦手で見ていません。

子供は無垢なものと認識されていたのにこの映画では悪魔が子供として登場するというセンセーショナルな設定で、それが怖さを倍にも3倍にもしたのだそうです。

そんな心のざわつきを小西雅也さんらしい表現で絵にする。

この絵は小西さんのなかではとても上手く表現できたと納得の作品だそうです。
顔をリアルな色にせずに色の明暗で心の状態を表す。

「オーメン」を観たことのある方がこの絵を観ればより臨場感が味わえるのではないかと思います。

ティファニーで朝食をー小西雅也展

昨日9月21日に紹介した「道」のような描き方で始まったこのシリーズですが、描き上げてしばらくすると何だか物足りない気がしてきたのだそうです。

小西雅也さんの絵は似顔絵ではないし、ましてやスチール写真の模写ではありません。

「道」もあのような場面は無い。でもあんな場面を観てみたいと思ったことから描いた絵です。

この「ティファニーで朝食を」はむしろとても有名な記号的な写真がもとです。
最初は「道」のように描いてみたのですが、なんだか飽き足らない気がして上からいろいろな紙を貼り、さらに絵具を塗り重ねてみました。

「ティファニーで朝食を」の象徴的な場面だからこそ大胆に崩すことができました。自分らしさと映画の印象がうまくリンクして作家として腑に落ちる。

ヘップバーンのチャーミングさが輝く1点ですね。
これがDMになりました。

道ー小西雅也展

ジャズボーカリストでもある小西雅也さん、昨年映画音楽をメインにしたイベントを開催しました。その時せっかくだからと映画をテーマにした絵の入ったブックレットを作りました。

元々大好きな映画です。映画をテーマにした絵を描くことはとても楽しい時間になったのです。

もっと映画の絵を深堀したいという思いが強くなり、この個展を開くことになりました。

「道」は一番最初に描いた絵だそうです。
映画のポスターに近いのかなとご本人はおっしゃいます。
ここがこのシリーズの出発点。そこから思わぬ展開をしていったのです。ここで終わらなかったのが小西さんの画家としての業なのだろう。だからこその面白さ。

荒野の用心棒ー小西雅也展

この絵を観れば小西雅也さんの作品だと一目でわかる方も多いかと思います。大胆にパネルに板を打ち付けた半立体の作品。板はパネルから飛び出していることもしばしばだ。

半立体の作品。
荒く切られた板は作品に勢いとか力強さをもたらす。

写真にしたら立体の強さは影を潜めているのだけど、実際に見るとやっぱり立体の強さは健在だ。

しかしながらこの技法の作品はこの個展ではこの1点に限られています。

出発はここからではなかったけれど、「映画」と言うテーマでも従来の描き方で描いてみるのも小西さんにとってきっと大きな意味があったのだろう。

おいおい見えてくる1つ1つを紹介したいと思っていますが、早く全容が知りたい方は明日9月21日(土)午後5時からのアーティストトークにお出かけください。(予約不要・入場無料)

 

Goki &Artists Autumn 2024-最終日

「Goki & Artists Autumn 2024」は本日最終日です。(午後5時まで)

次回は9月19日(木)から「小西雅也展ー私的ロードショー」です。
9月21日(土)午後5時からギャラリー内にてアーティストトーク(予約不要・入場無料)26日(木)午後7時からTHE WIZにて小西雅也ライブ(予約2,500円当日3,000円)を開催いたします。
ライブ予約はご本人に直接あるいはギャラリーにお申し込みください。
(withsns.prism@gmail.com)

まだまだ暑い?!?-Goki & Artists Autumn 2024

記録的に暑い夏はちっとも終わろうとしてくれません。
この展覧会も明日が最終日だというのに秋物など袖を通す気にもならない暑さです。

「はぁ・・・」という間の抜けた声しか出てこないのが我ながら情けない。

それでも9月の声を聴くと私自身は素足にサンダルだけは止めることにしています。サンダルを履くにもソックスは必ず履くようにしています。
それにどれほどの意味があるのかというと、それほどの意味はないのかもしれません。でも季節に対するケジメみたいなものでしょうか。

それでも素足で出歩かないようにするとノースリーブは着ないし、夏らしい色も合わせなくなります。

今年は秋物の出番が少ないかもしれませんが、季節の移ろいには敏感でいたいなと思います。

プリントのシャツーGiki & Artists Autumn 2024

30年ほど前バブル期にこんなプリントのシャツが流行したのを覚えています。

このシャツが搬入されたとき「なぜこれ?」と思っていたのだけどお客様からは「かっこいい!」と絶賛する声も聞こえてきました。そういえばテレビでたまたま目にしたアイドルたちがこんな色目のてろっとしたシャツを着ているのを見たことを思い出しました。

ファッションの流れはたびたび繰り返されていくのを目にしてきたのだけど、まさにこれもその1つのようです。

あの頃にように着るのかまた別の着方があるのか。ファッションの流れが気になります。

これも復刻ーGoki & Artists 2024 Autumn

このワンピースも復刻です。
元のデザインはもう少し厚地の生地で襟ぐりに特徴的なカットが入っていました。厚地なので袖は長袖、これは七分袖です。

黒と見紛うばかりの濃紺です。

とてもきれいなラインが出るのですが写真ではなかなか写りません。
だれかモデルになってくださる方がいらっしゃると嬉しい・・・。
すっごく素敵なデザインなんだけど、写真写り悪すぎますね。

GokiらしいデザインーGoki & Artists 2024 Atumn

Goki(加藤裕之)さんが亡くなって2年が経ちます。
Goki社はいくつかのブランドを持っていますが、Gokiブランドについては加藤さんが残していったデザインを別の布を使って少しづつ復刻して残していくという方針でいます。

このブラウスも復刻のものです。
加藤さんのデザインとしては晩年のものですが加藤さんらしさがよく出ているなと思います。
前の打合せを斜めに取っているところ。襟の角度が左右で直線でつながっているような作り。裾が少し斜めになっていること。加藤さんの得意なパターンが随所にちりばめられたデザインです。

復刻と言っても布は同じものが手に入らないので、いっそ全然違うもので創ったりもしているようです。

加藤さんのデザインはこれからも続いていきます。

小西雅也ライブのお知らせ

「Goki & Artists」展の最中ですが次回展覧会「小西雅也展」関連のライブのお知らせです。

かねてから時々みなさんにはお知らせしてきましたが、9月19日(木)からの個展開催の小西雅也さんはジャズシンガーでもあります。
今回の個展は大好きな映画をテーマにした展覧会です。映画といえば映画音楽。これは切っても切れない関係にあります。
小西さん自身のライブでも映画音楽はたびたび取り入れていらっしゃいました。

それならば映画をテーマにした展覧会で小西雅也ライブそれも映画音楽のライブなしと言うわけにはいきません。

下記の通り小西雅也ライブを開催します。是非お出かけください。

NOVIE THEMS and more
9月26日(木)午後7時~(開場午後6時)
THE WIZ  名古屋市東区東桜1-9-8  TEL052-973-0198
予約¥2,500 当日¥3,000

ご予約は下記にお願いいたします。
E-mail     withsns.prism@gmail.com
TEL   052-953-1839(プリズム営業時間のみ)