この作品だけ丸のキャンバスに描かれています。
長く続いた007シリーズ。
どの映画もオープニングビジュアルでジェームズボンドが銃口の丸の中を歩いてその銃口に向けて銃を撃つというシーンがあります。
丸のキャンバスを画材屋さんで見つけてこれは007にしようとすぐ決まったのです。わくわくしただろうと察します。
ジェームズボンドといえば小西雅也さんにとっては若山弦蔵さんの声。
若山弦蔵さんの声が聞こえてくる絵が描きたいと思ったそうです。
声が聞こえる絵。ちょっとぞくっとする話ですね。
WHITE MATES bldg.1F 1-14-23Izumi Higashi-ku Nagoya Japan Phone052-953-1839
この作品だけ丸のキャンバスに描かれています。
長く続いた007シリーズ。
どの映画もオープニングビジュアルでジェームズボンドが銃口の丸の中を歩いてその銃口に向けて銃を撃つというシーンがあります。
丸のキャンバスを画材屋さんで見つけてこれは007にしようとすぐ決まったのです。わくわくしただろうと察します。
ジェームズボンドといえば小西雅也さんにとっては若山弦蔵さんの声。
若山弦蔵さんの声が聞こえてくる絵が描きたいと思ったそうです。
声が聞こえる絵。ちょっとぞくっとする話ですね。
小西雅也さんの今回の個展では柄がプリントされたラッピングペーパーや新聞を作品の中にコラージュを施した手法を多用しています。この作品にも何か所かコラージュがあります。
印刷物のコラージュにはある種の強さがありその部分だけ浮いてしまうことがあるのでコラージュを馴染ませるためにプリントの上に色を乗せたり逆にプリントの柄の延長を手描きしたりしています。
小西さんにとって今回のコラージュは従来の絵、例えば9月18日投稿の作品のように板を打ち付けて絵を描くものと同じような意味合いがあるのだそうです。板で半立体を作るとビジュアルとしての強さがある。強くなりすぎないように平面となじませるように絵を描く。板とラッピングペーパーや新聞紙は同じ働きをしているということ。
従来の作品もこのシリーズもどちらも小西雅也さんの作品。どこかクロスするものがある。もちろん小西さん自身全く別の物を描こうとしているわけではないのだから当たり前と言えば当たり前の事なんだけど、なんだかほっとする。
テーマやモチーフに違いはあるけれど、根っこのある作家の本質はそう簡単に変わることは無い。それをファンは知りたいのではないだろうか。
明日(9月26日)はボーカリストとしてのライブです。
小西雅也さんとお話したことのある方はいいお声の方ということはご存じだと思います。本当にいい声なんです。
映画がテーマの展覧会。
実は映画音楽のライブがあってそれに因んで映画をテーマにして絵を描いたことからこの個展へと発展したのです。
まあせっかく映画をテーマにした個展なのだからもう一度映画音楽のライブを聞きたいよね、ということで明日ライブです。
会場は「THE WIZ」(東区東桜1-9-8板柳ビル1F 052-973-0198)
場所はなんと以前のプリズムの斜め前です。
お席に少々余裕がありますので是非お出かけください。ライブは午後7時からですが午後6時にお店は開きます。お食事の美味しいお店です。そちらもお楽しみください。
ライブチャージは本日中にご予約いただければ2,500円、当日になりますと3,000円です。
映画ファンのみなさんには申し訳ないのですが、私映画には疎くて知識がほとんどありません。
オカルト映画がブームだった1970年代にこの「オーメン」もヒットしたと記憶しています。「怖い」のが好きか嫌いか真っ二つに意見が分かれたのも懐かしい思い出です。私は苦手で見ていません。
子供は無垢なものと認識されていたのにこの映画では悪魔が子供として登場するというセンセーショナルな設定で、それが怖さを倍にも3倍にもしたのだそうです。
そんな心のざわつきを小西雅也さんらしい表現で絵にする。
この絵は小西さんのなかではとても上手く表現できたと納得の作品だそうです。
顔をリアルな色にせずに色の明暗で心の状態を表す。
「オーメン」を観たことのある方がこの絵を観ればより臨場感が味わえるのではないかと思います。
昨日9月21日に紹介した「道」のような描き方で始まったこのシリーズですが、描き上げてしばらくすると何だか物足りない気がしてきたのだそうです。
小西雅也さんの絵は似顔絵ではないし、ましてやスチール写真の模写ではありません。
「道」もあのような場面は無い。でもあんな場面を観てみたいと思ったことから描いた絵です。
この「ティファニーで朝食を」はむしろとても有名な記号的な写真がもとです。
最初は「道」のように描いてみたのですが、なんだか飽き足らない気がして上からいろいろな紙を貼り、さらに絵具を塗り重ねてみました。
「ティファニーで朝食を」の象徴的な場面だからこそ大胆に崩すことができました。自分らしさと映画の印象がうまくリンクして作家として腑に落ちる。
ヘップバーンのチャーミングさが輝く1点ですね。
これがDMになりました。
ジャズボーカリストでもある小西雅也さん、昨年映画音楽をメインにしたイベントを開催しました。その時せっかくだからと映画をテーマにした絵の入ったブックレットを作りました。
元々大好きな映画です。映画をテーマにした絵を描くことはとても楽しい時間になったのです。
もっと映画の絵を深堀したいという思いが強くなり、この個展を開くことになりました。
「道」は一番最初に描いた絵だそうです。
映画のポスターに近いのかなとご本人はおっしゃいます。
ここがこのシリーズの出発点。そこから思わぬ展開をしていったのです。ここで終わらなかったのが小西さんの画家としての業なのだろう。だからこその面白さ。
この絵を観れば小西雅也さんの作品だと一目でわかる方も多いかと思います。大胆にパネルに板を打ち付けた半立体の作品。板はパネルから飛び出していることもしばしばだ。
半立体の作品。
荒く切られた板は作品に勢いとか力強さをもたらす。
写真にしたら立体の強さは影を潜めているのだけど、実際に見るとやっぱり立体の強さは健在だ。
しかしながらこの技法の作品はこの個展ではこの1点に限られています。
出発はここからではなかったけれど、「映画」と言うテーマでも従来の描き方で描いてみるのも小西さんにとってきっと大きな意味があったのだろう。
おいおい見えてくる1つ1つを紹介したいと思っていますが、早く全容が知りたい方は明日9月21日(土)午後5時からのアーティストトークにお出かけください。(予約不要・入場無料)
「Goki & Artists Autumn 2024」は本日最終日です。(午後5時まで)
次回は9月19日(木)から「小西雅也展ー私的ロードショー」です。
9月21日(土)午後5時からギャラリー内にてアーティストトーク(予約不要・入場無料)26日(木)午後7時からTHE WIZにて小西雅也ライブ(予約2,500円当日3,000円)を開催いたします。
ライブ予約はご本人に直接あるいはギャラリーにお申し込みください。
(withsns.prism@gmail.com)
記録的に暑い夏はちっとも終わろうとしてくれません。
この展覧会も明日が最終日だというのに秋物など袖を通す気にもならない暑さです。
「はぁ・・・」という間の抜けた声しか出てこないのが我ながら情けない。
それでも9月の声を聴くと私自身は素足にサンダルだけは止めることにしています。サンダルを履くにもソックスは必ず履くようにしています。
それにどれほどの意味があるのかというと、それほどの意味はないのかもしれません。でも季節に対するケジメみたいなものでしょうか。
それでも素足で出歩かないようにするとノースリーブは着ないし、夏らしい色も合わせなくなります。
今年は秋物の出番が少ないかもしれませんが、季節の移ろいには敏感でいたいなと思います。
30年ほど前バブル期にこんなプリントのシャツが流行したのを覚えています。
このシャツが搬入されたとき「なぜこれ?」と思っていたのだけどお客様からは「かっこいい!」と絶賛する声も聞こえてきました。そういえばテレビでたまたま目にしたアイドルたちがこんな色目のてろっとしたシャツを着ているのを見たことを思い出しました。
ファッションの流れはたびたび繰り返されていくのを目にしてきたのだけど、まさにこれもその1つのようです。
あの頃にように着るのかまた別の着方があるのか。ファッションの流れが気になります。