大変申し訳ありませんが、「横尾忠則の時代」のみ営業日営業時間を少し変更させていただきます。
月火曜日休廊 日曜日のみ午後5時までの営業
そのほかの日は通常営業です。
水木金土曜日 正午ー午後7時
よろしくお願い申し上げます。
WHITE MATES bldg.1F 1-14-23Izumi Higashi-ku Nagoya Japan Phone052-953-1839
大変申し訳ありませんが、「横尾忠則の時代」のみ営業日営業時間を少し変更させていただきます。
月火曜日休廊 日曜日のみ午後5時までの営業
そのほかの日は通常営業です。
水木金土曜日 正午ー午後7時
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現在愛知県美術館で開催されている横尾忠則さんの大回顧展は圧巻でした。
愛知県では初めての美術館での個展です。
残念ながらCOVID-19の影響で大々的なコマーシャルができないせいか決してたくさんの人々に見ていただけていないようです。
横尾さんが世に出たのは22歳の時今から62年も前のことになる。
以来ずっとトップランナーであり続けています。
60代の私にとって文化というものを意識した時から横尾さんはいつも一番上にいたとも言えるのです。
初めて知ったのは「寺内貫太郎一家」だった。何もセリフらしいものも演技もないのに出ているのはなぜかと思っていたら横尾忠則という有名な絵を描く人らしいということを知りました。
作品のことをいつ知ったのか記憶がない。
大好きなサイケデリックなポスターも意識的に知ったのではないのだと思う。
そんな横尾さんの個展が自分のギャラリーで開催できるなんて考えてもみなかった。版画展ではあったけれど、幸せなことでした。2回の版画展で数点の作品を所蔵することになりました。少しずつみなさんに買っていただき今は4点になってしまいました。
今回の美術館での回顧展では出品されていない版画4点をこの機会に観ていただくことにしました。
横尾さんと同じ時を共に歩んだ灘本唯人・宇野亜紀良・田名網敬一・早川良夫氏とのエピソードを添えてこの時代を知っていただくことを「横尾忠則の時代」のコンセプトに構成してみました。
「Goki &Artists Spring 2021」は本日最終日です。(午後5時まで)
ファッションを取り巻く現状を知っていただけたでしょうか。
次回は3月20日(土)から「横尾忠則の時代」展を開催いたします。
アートもデザインも黎明期であった時代を牽引してきた横尾忠則の作品(プリズム所蔵作品)と同時代を共に担ってきた作家たちの作品(所蔵作品)を展示します。
作品入れ替えと少しの休養のためイレギュラーな会期とさせていただきます。
ちょうど10年前の今日も「Goki」展だった。
東北大震災が起こったあの日、とても現実とは思えない光景を私たちはリアルタイムで見ることとなった。
昨年はCOVID-19の蔓延。これは今も渦中にあるのだけど。
どちらもパニック映画を見ているような現実だった。
パニック映画は今や絵空事ではなく、現実に明日起こるかもしれないこと。起こるはずがないから娯楽だったのだけど、もはや娯楽にはなりえないほど日常に近づいてきている。
話を10年前に戻す。
あの展覧会中日々刻々と状況がわかってくると、ファッション業界はとんでもないことになりそうなことがわかってきた。
被災地の一地域陸前高田が壊滅状態になってしまったこと。ここは日本のトップブランドが絶大な信頼を置く縫製工場のメッカだったことから、その年の縫製を他地域で全部賄うのは難しいという現実があった。
Gokiも例外ではなく、急遽その年の方針を大幅に変えざるをえなくなった。
昨年もそれに近いことが起こったのだった。
COVID-19にどう対処すべきかという時期にstay homeが言われ、社会は止まった。繊維工場も例外ではなく、ちょうどその年の秋冬物の生産に追われるはずだったのに、止まってしまった。しかも冬場にもっと蔓延するかもしれないのだからたくさんの完成品を作ってそれが大量の在庫になるかもしれないという懸念の中どう考えるべきか悩んだであろうことは明らかなことだ。
大量生産大量消費を見直すべき時がきたのかもしれない。
本格的な夏や冬を迎える前に始まるバーゲンで30%も40%も安くなった服があふれていたのは何だったのだろうか。バーゲン前に買ってもらわなくても成り立っていたファッション業界。明らかな二重価格を多くの人は受け入れてきた。
本当に必要なものを適正な価格で売り買いするシンプルな構図に戻したい。
私が好きなあるブランドでは、昨年の夏からバーゲンはしないと宣言した。
ものに対する厳しい目を持つこともこれからは大切なことになるのかもしれない。
女性はおしなべていくつになっても「かわいい」が好きだ。
そのこと自体はとても素敵なことだと思う。
ただ問題なのは「かわいい=若い」と取り違いがちだということ。
若いというのは美しく輝く部分もあるけれど、経験が浅くたりないことがいっぱいだということでもある。成長すべく努力している若者の姿は最高に美しくはある。そこはある程度歳を重ねた人が追い求めるのは不可能だと思う。
では取り違えてしまった人にならないようにするにはどうしたらいいのか。大人だってかわいいが大好きなのに。
大人のかわいいには知性が必要だ。
パステルカラーもフリルもリボンも、確かにかわいい。でもてんこ盛りにした大人はただ醜悪。「痛い人」になってしまう。
どうしたらいい?
バランス。自分を客観的に見てとるバランス。
とはいえ、これはなかなかむつかしい。
絶妙なバランスでてんこ盛りをも素敵にしてしまう人はもう天才だ。
Gokiはそんな天才じゃなくても大人可愛いを実現してくれる。
水玉は「かわいい」の代表格だ。
黒とカーキの水玉デニムでジャンバースカートにした。中のカットソーは黒、上質な薄手のウールのパーカー。ジャンバースカートは水玉を黒無地との切り替えでシャープな線を作った。もともと辛口の色なのにさらに辛口に仕上げてある。黒ではあるけどパーカーで襟元はかわいい。
大人可愛いができました。
あ、これ若い方にも絶対かわいい。
モノクロが得意なGokiです。
春物も黒やグレイがあふれています。
グレイのカットソーはGokiらしく上質な素材なので少々お値段は張りますが手触りもよくウール混なので暖かい。シンプルにエッジの効いた着方も素敵ですし、春色のアクセサリーやスカーフで自分らしく装うのもいい。
黒のパンツも春物です。
残念ながらこの展覧会もあと3日になってしまいました。
パステルグリーンのサルエルパンツは春の新作です。
3月になり少し寒さも和らいできたせいか街には足首を見せて行きかう人々が目立ちます。ここ数年は男子も足首を見せる派のおしゃれさんたちがいてますます軽やかな足取りが楽しげです。
サルエルはウエストの位置でいろいろなニュアンスも演出できておすすめの1点です。
「サルエルはどうも・・・」とおっしゃる方、一度試してみてください。
Gokiのサルエルは落ち感がよくスカート感覚で着ていただけると思います。
運送会社の配送ミスにより一部のお客様にご迷惑をおかけしましたことを深くお詫び申し上げます。
2日遅れて本日かなりたくさんのGoki作品が入荷しました。
三寒四温の安定しない気温に最適なものもいくつか入りました。
是非お出かけください。
いつものこの展覧会ならもっとたくさんの服があり、天井からも展示されたそれは街の中を歩いているようだとさえ言われるのですが、今回は壁面展示のみです。この時期毎日どんどん入荷がありラックはパンパンになっているのに、随分すかすかでさすがにみなさんからも「ちょっとしかないね」と言われています。
お客様も連日のファッション業界の窮状のお知らせを読んでくれていて「しかたないね」とは言ってくださるものの、寂しさは隠しようもありません。
大手の倒産もみなさんの知るところで、そう思うとこれだけの切り盛りは頭の下がる思いでもあるのです。
どの業界も同じようなことがあります。
とにかくここは切り抜けるほかないのです。
少量の服ですが、Gokiのデザインの優れていることに劣りはありません。
是非来て見て着てください。
春夏にはいつも気になる「白」
これは案外に手ごわい。
特に冴え冴えとしたというかぱきっとしたというか、とにかくいわゆる真っ白という色は黒同様厳しさを持っている。
曖昧なデザインなどすぐにあらわになる。
だから無難さをそこに求めると着る人の個性をあっという間に消し去る。
逆に緊張感を持ってこの色に挑戦している人を見るとかっこいい人に出会えたと、印象に残る。
Gokiのデザインはこの緊張感を存分に引き出してくれる。美しい形への追及がこんなにもなされているのかと思う。着てみてほしい。着てみないと、本来の形の美しさがわからないから。