白ベースは村上和彦さんとしては珍しいと思う。
色が変わったとき、何か心境の変化があったのだろうかと勘繰ってしまうのはあまりに短絡的思考・・・なのか。
村上さんの作品だとわからないほどの変化ではないけれど、モチーフも構図も実はかなり違ってきている。
やっぱり何かが変わってきているのに違いない。
16:00- 村上和彦 板倉鉱司
WHITE MATES bldg.1F 1-14-23Izumi Higashi-ku Nagoya Japan Phone052-953-1839
白ベースは村上和彦さんとしては珍しいと思う。
色が変わったとき、何か心境の変化があったのだろうかと勘繰ってしまうのはあまりに短絡的思考・・・なのか。
村上さんの作品だとわからないほどの変化ではないけれど、モチーフも構図も実はかなり違ってきている。
やっぱり何かが変わってきているのに違いない。
紙の彫刻家斉藤誠さん。
紙の特性、保存が難しいこと。
だからこその儚さと美しさ。
長く形状を経済的負担なく保ちたいという矛盾の中での戦い。
今回は缶の側面を素材にしてその問題の解決に立ち向かう。
試行錯誤の向こうに進化がある。
エッチングかなと目を凝らしてみると、絵具も鉛筆も使っているような・・・。
感情を極力排除したような表現の中に静かなロマンティシズムを観る。
プリズム初登場の中岡友子さん、12点の作品を出品です。
女性らしい優しい花の絵。お家に飾るならだれもがなごむこういう絵がいいですね。
作家在廊予定
7/11(日) 13:00-17:00 はまだのりこ
14(水) 12:00-18:00 中岡友子
15(木) 13:00-15:00 飯沼由美
15:00- 斉藤誠
16(金) 16:00- 村上和彦 板倉鉱司
17(土) 13:00-15:00 よしだ律
15:00- 水野清波
18(日) 12:00-17:00 中岡友子
21(水) 13:oo-15:00 マスナリリョウコ
15:00- 音部訓子
22(木) 13:00-16:00 おおざる工房
16:00- 水野加奈子
23(金) 14:00-16:00 森川美紀
24(土) 15:00- 山内寿美
25(日) 13:00-15:00 久野晴美
15:00-17:00 佐藤千恵
28(水) 14:00-16:00 百瀬博
16:00- 御囲章
29(木) 12:00-16:30 建部弥希
30(金) 13:30-16:00 サノエミコ
15:00- 古河原二葉
31(土) 13:00-16:00 岡田まゆみ
8/ 1(日) 14:00-17:00 稲垣恭子
4(水) 14:00-16:00 森川美紀
5(木) 13:30-16:00 hiroko
16:00-18:00 Mitsu.
6(金) 12:00-15:00 古河原二葉
15:00- 服部純栄
7(土) 12:00-14:00 渡辺沙恵子
13:00-16:00 馬場陽子
8(日) 14:00-17:00 足立ゆうじ
11(水) 14:00-16:00 Erick
12(木) 13:00- 古河原二葉
13(金) 15:00- 中村友美
18(水) 14:00-16:00 Erick
19(木) 12:00-16:00 むらかみしの
20(金) 14:00-16:00 溝渕美穂
21(土) 13:00-15:00 鳥居真実
*変更追加は随時お知らせいたします
どの展覧会でも大人気のはまだのりこさん。
今回も夏らしいモチーフではまだワールドが全開です。
投稿では4点しかないように見えますが、全部で今日現在11点あります。
気になるという方はぜひお知らせください。
全作品メールでお送りいたします。
作家在廊予定
7/10(土) 16:00- 山口まち子
11(日) 13:00-17:00 はまだのりこ
14(水) 12:00-18:00 中岡友子
15(木) 13:00-15:00 飯沼由美
15:00- 斉藤誠
16(金) 16:00- 村上和彦 板倉鉱司
17(土) 13:00-15:00 よしだ律
15:00- 水野清波
18(日) 12:00-17:00 中岡友子
21(水) 13:oo-15:00 マスナリリョウコ
15:00- 音部訓子
22(木) 13:00-16:00 おおざる工房
16:00- 水野加奈子
23(金) 14:00-16:00 森川美紀
24(土) 15:00- 山内寿美
25(日) 13:00-15:00 久野晴美
15:00-17:00 佐藤千恵
28(水) 14:00-16:00 百瀬博
16:00- 御囲章
29(木) 12:00-16:30 建部弥希
30(金) 13:30-16:00 サノエミコ
15:00- 古河原二葉
31(土) 13:00-16:00 岡田まゆみ
8/ 1(日) 14:00-17:00 稲垣恭子
4(水) 14:00-16:00 森川美紀
5(木) 13:30-16:00 hiroko
16:00-18:00 Mitsu.
6(金) 12:00-15:00 古河原二葉
15:00- 服部純栄
7(土) 12:00-14:00 渡辺沙恵子
13:00-16:00 馬場陽子
8(日) 14:00-17:00 足立ゆうじ
11(水) 14:00-16:00 Erick
12(木) 13:00- 古河原二葉
13(金) 15:00- 中村友美
18(水) 14:00-16:00 Erick
19(木) 12:00-16:00 むらかみしの
20(金) 14:00-16:00 溝渕美穂
21(土) 13:00-15:00 鳥居真実
*変更追加は随時お知らせいたします
波乱の中で開催した「蛙はカエル。」展、結果的にはとてもいい展覧会になりました。ご来場くださった皆さん、そして短期間での対応をしてくださった出品者の方々、本当にありがとうございました。
度重なる緊急事態宣言に誰もが何かしらストレスの中で生きていかなければなりません。どうやってきりぬけるか。アートの好きな方は展覧会を観に行くのも1つ。私のようにダンスや映画に求めるのもいい。自身そんなお手伝いが出来たらうれしいです。
私とても少々のコロナ疲れはありまして、この展覧会の前にそんな気持ちを払拭したくて髪を切りました。ツーブロックの刈り上げ。黒子に徹するのが私の仕事。本当はこういう攻めたヘアスタイルはいけないのですが、今回ばかりは自分に喝を入れるべくのことです。
次回は7月9日から「小さな絵の展覧会2021」です。会期や詳細は初日にお知らせいたします。
コンテンポラリーフラメンコの「イスラエル・ガルバン」の公演が終わって10日が過ぎてしまった。
本来フラメンコは歌「カンテ」が中心で踊りやギターは無くてもいいのだそうだ。しかし、すでにその本来あるべき歌すらもこの公演では無い。ギターではなくピアノとのコラボレーション。
ダンスに限らず「コンテンポラリー」という言葉に強く反応してしまう。
なぜか?
「コンテンポラリー」とは、現代的という意味だけど、今まであった形を壊して新たな形を生み出すということにほかならない。「イスラエル・ガルバン」だって、歌すらないのだからこれがフラメンコなのかという問題にまで到達しそうなものだ。
従来ある姿を継承していくことだって相当なエネルギーを必要とするのにさらにたくさんのバッシングを受けることを覚悟しての表現者に「コンテンポラリー」という言葉が与えられるのだと思う。さらにさらにの強靭な肉体・技術・精神力が観られるということに興奮しないわけがない。
今回の主題ストラビンスキーの「春の祭典」はロシア革命を逃れてパリにやってきたロシアバレー団の演目。不協和音を用いるなど、当時の「コンテンポラリー」としての話題には事欠かない。
それが「コンテンポラリーフラメンコ」となったのだからたまらない。
「イスラエル・ガルバン」はフラメンコダンサーだけど、自身が楽器そのものでもあった。ステップはパーカッションのスティックのようでもあった。ステップの踏み方はフラメンコだけど、フラメンコと意識することの無意味さ。ジャンル分けなど必要のない世界観。
とにかく90分近く激しくステップを踏み続けるのに息が上がっている様子はない。足に巻かれていたサポーターは痛々しかったが、動きに狂いは無かった。
最後「ブラボー」の掛け声は禁止されていたけれど、鳴りやまぬ拍手とスタンディングオベーション。誰もが興奮していた。
この時期に海外からの演者を連れてきたのは愛知県芸術劇場エグゼクティブプロデューサーの唐津絵理さん。ガルバンと組んでいたピアニストは連れてこれなかったものの、彼女の力なくしてはこの公演を観ることはできなかった。横浜・名古屋の公演では総合プロデゥーサー唐津絵理。今回はひと際困難を極めたことでしょう。席数を半分にしての公演。ダンサーを招聘するだけではないはず。下世話ではありますが、お金のことだって考えないわけにはいかない。悔しい思いもしたに違いない。
私自身、そもそも彼女の存在無くしてはここまでコンテンポラリーダンスに傾倒することはなかったと思う。彼女を知ったのは20年ほど前にプリズムの作家を紹介したことに始まる。彼が衣装デザインに関わったことからその公演を観、チャンスがあればと、自分の仕事時間とバッティングしなければ行く。ほとんどバッティングしてしまうのでそう多くは無かったけれど。行けばいつも「いいもの見た!」と思ったものです。
親しくお話することは無いけれど、彼女がかかわるダンスパフォーマンスはどれも気になる。公演前の発信をsnsでキャッチするくらいだけど、どれも魅力的。
ダンスは実際に観ることが大切。世界中を飛び回っていることも伝わってきます。そうやっていいものを愛知に引っ張ってきている。まさに唐津さんは愛知の宝です。唐津さんは愛知県の県職員です。(多分現在も)
ガルバンの公演を終えた今彼女は次の海外アーティストを迎えているようです。こんな時期だからこそ、上質な公演が観たい、観ていただきたい。
私自身は8月のこの公演を観ることができないスケジュール。ちょっと残念ではある。しかし、唐津さんがまたいいダンサーを招聘してくれることを楽しみにします。
初日に完売。
近藤美和さんの迫力はこういうところにもあります。
美しい絵の中に、西洋の毒がちょっぴり盛られていて妖しい空気が流れています。絵は美しければ魅力的なのではないと近藤ワールドは言います。
美しいはずの王様王妃そして花。少し不気味な蛙やカタツムリがしれっと微笑む。
毒の匙加減が絶妙な3点でした。
守り蛙を制作してくれたのは平塚啓さん。
疫病退散の気持ちを込めてくれました。
蛙は自然界でも害虫を食べてくれます。また語呂合わせとしても「無事帰る」という意味があります。
縁起物を作品にしてくれた平塚さん。
この展覧会がCOVID-19に由来していることから多くの人の思いを形にしてくださったのだと思います。民画の発想です。
民画は庶民の願いを絵にしたものです。
早くこの疫病が落ち着くことを祈願しての蛙です。
服部純栄さんが蛙を描くというイメージが私の中にはありませんでした。
たまたまギャラリーにお出でくださったときに多分ないなという思いの中で「蛙って描いたことある?」と尋ねると「ありますよ。」と。
いつかプリズムに出品できるタイミングが来るといいなと思っていた作品があったのでした。それがこの作品です。
白いチューリップにとまる白い蛙は絵が大きめということもありますが、異彩を放っています。
威厳すら感ずる存在感。
かなり気合を入れて描いたのだなとわかります。
服部さんらしいまじめさを持つ作品です。