「絵付けは難しい」と普段紙に描くイラストレーターのはまだのりこさんは険しい顔をしていました。
お客様は「かわいい!はまださんらしい絵ですね。」と喜んでくださいました。
作家が目指すところとファンが好むところは一緒ではあるのですが、作家はもう1つ上を見ているのだなとどちらも見ることになるギャラリーは思うのです。
そしてその1つ上を見る気持ちがさらなる高みをファンに見せてくれることになるのだということも実感します。
せめぎ合う心は尊い。
WHITE MATES bldg.1F 1-14-23Izumi Higashi-ku Nagoya Japan Phone052-953-1839
「絵付けは難しい」と普段紙に描くイラストレーターのはまだのりこさんは険しい顔をしていました。
お客様は「かわいい!はまださんらしい絵ですね。」と喜んでくださいました。
作家が目指すところとファンが好むところは一緒ではあるのですが、作家はもう1つ上を見ているのだなとどちらも見ることになるギャラリーは思うのです。
そしてその1つ上を見る気持ちがさらなる高みをファンに見せてくれることになるのだということも実感します。
せめぎ合う心は尊い。
平田小猫(しょうみょう)さんは書家です。
今回は古代文字を器に書きました。
古代文字は・・・わからない人が多いので何をどう書いてどういう意味があるのか解説付きです。どれも滋味あふれる言葉です。
昨日紹介した石本さんの元気同様に滋養になる器。
美しい文字に美しい言葉宿る。
石本真裕子さんの絵はいつも元気モリモリ。
こんなお皿でお食事したら、さらにさらにパワーアップしそうな気がします。
このお皿に何を盛りつけましょうか。
ガッツリお肉でも新鮮な野菜でも、きっと似合う。
朝ごはんの目玉焼きもいつもよりぷっくり黄色がはずみます。
おいしいご飯を元気にいただけば、インフルエンザもコロナも一目散に逃げていきますよ。
渡辺沙恵子さんはおおざる工房のレギュラーメンバーではなくプリズムからの出品者です。それはどういうことかというと、絵付けのキャリアがあまりたくさんはないということです。
絵付けの経験がほとんどないのにもかかわらず、陶芸家平田佳子さんに「ベテラン職人かと思うほど絵付けがうまい」と言わしめたのです。
絵具のムラがないように描くのは経験をたくさん積まなければならないのに渡辺さんの作品にはほとんどそれがない。普段の絵でも手描きなのかパソコン着彩かわからないくらいベタ面にムラがない渡辺さんだからこその出来です。
だけどね、そこばかりを見ないでほしい。
実はなかなか「おや!」と思わせる仕掛けがあるのです。
それはみなさんに見つけてほしいのでここでは種明かししません。
ヒントはお皿の裏も観てね。です。こういうウイットに富んだセンスがデザイナーらしい。この展覧会の醍醐味です。
らしい絵だなと思わず口をついてしまう、溝渕美穂さんの魅力にあふれる絵皿です。
絵付けの作家さんには自由に描いていただいていますが、食器として使っていただくために描いている人、飾り絵皿として描いている人。様々なのですが、使い手は使い手でどちらにするかは、やはり自由なのです。
皆さんの様子を見ていると、カップ類は使いうことを考えている方が多いように思いますが、お皿はどちらにしようかと迷うのも楽しそうです。
溝渕さんは11月23日(火)13時から16時在廊です。
制作の過程などお話しを聞くのもまた器への愛着となることと思います。
この秋個展を終えたばかりのサノエミコさんの新作陶器です。
作陶はおおざる工房の平田佳子さんだということは言うまでもないことですが、絵付けはサノエミコさんです。
個展でも何点も絵付けをしたので随分手馴れてきたようです。
絵付けは絵具の分量の計算も必要だし、かと言って勢いがなくなってもいけないしで多くの人が苦闘するのですが、ムラもなく美しい仕上がりです。
もちろん絵は四角い動物たち。
楽しい器です。
サノエミコさんは明日11月22日(月)13時から15時在廊です。
前回の「おおざる工房と仲間たち」展では初日に完売となった水野加奈子さん。
今回も大人気であと3点となっています。
今回は彼女の飼い猫「墨(ぼく)ちゃん」がモデルのようです。
墨ちゃんのリアルな表情が迫力満点でいいですね。
いつ完売してもおかしくない状況です。
ギャラリー営業時間中なら電話でのご予約も可能です。
052-953-1839
おおざる工房主宰は平田佳子さんです。
平田さん「自分の絵付けより好きな作家さんに絵を描いてもらうほうが素敵にできあがる」とおっしゃいますが、そんなことはありません。4点とも平田さんの絵です。
ちょっととぼけたキャラクターは味わい深くファンもたくさんいます。
鳥の絵を「トリトリトリトリ・・・・」と描くなんぞ、なかなかの確信犯だと思うのです。白黒牛の模様も「うしうしうし・・・」って描いちゃうんですよ。
これがまたたいそう人気なんです。
平田さんのセンスはちょっとやそっとではわからないのに、一目でツボにはまるというタイプです。牛の柄も観に来てください。きっとはまる。?という人はそれ以上追求しないこと。です。
「和・スタイルー石川真海きものクリエイション」は本日最終日です。
昨日はブログを書く時間も取れないほどお客様にお出でいただき、大盛況のうち最終日を迎えております。着物文化を次の時代へどう渡していくのかを石川真海さんの感性でお伝え出来たら幸いです。
次回は11月18日(木)から「アーティストの描く陶の器2」です。陶芸家平田佳子さんのおおざる工房とプリズムの作家の皆さんによるちょっと変わった陶器の展覧会です。
たくさんの古い着物や帯の山を見て多くの人はこの中からどうチョイスすればいいのか呆然とします。
そんな中から一人一人にお似合いになるスタイリングをさっと選んでくれます。
お客様と少しお話しするだけでその方の好みと似合うものを選び出すセンスは驚きます。
着物や帯1つ1つではふ~んという感じなんですが、帯揚げ帯締め入れて簡易で着つけるとほ~っとなります。
たまたま石川さんも含めて黒ベースになってしまっていますが、もちろんいろいろな色でスタイリングしています。色の組み合わせの超絶技巧もお楽しみください。