X’MAS ARTIST SHOP 2025

2025年最後の展覧会は毎年恒例の「X’MAS ARTIST SHOP」です。
1年間プリズムとともに歩んでくださった精鋭40人が皆さんにお贈りする作品は約350点。

送る歳迎える歳にお楽しみいただきたいのですべて即売にいたします。(通販は12月8日から)できるだけたくさんの作品をご覧いただくにはお早目のお出でをおすすめします。

作家在廊予定
12/ 4(木)    12:00-14:00   中村理恵
14:00-16:00          hiroko
5(金)             13:00-15:00   サノエミコ
16:00-19:00   小山剛
6(土)             13:30-15:00   倉中玲
15:00-17:00   小平治
17:00-19:00   小山恵
7(日)              13:00-15:00   よしだ律
15:00-17:00   おおざる工房
10(水)             13:00-15:00   石本真裕子
14:30-15:30   小平治
15:30-19:00   御囲章
11(木)             14:00-17:00   水野清波
12(金)    14:00-17:00   中村友美
17:00-19:00   服部純栄
13(土)             12:00-15:00   建部弥希
15:00-17:00   馬場陽子
17:00-19:00   高北幸矢
14(日)             12:00-14:00   はまだのりこ
14:00-16:00   momiji
17(水)             14:00-16:00   溝渕美穂
16:00-17:30   平塚啓
19(金)            17:00-19:00   服部純栄
20(土)            12:00-14:00  音部訓子
14:00-16:00   山内寿美
*天候や体調により変更する場合があります。変更についてはわかり次第SNSにてお知らせします。

2025年12月4日(木)-25日(木)*9,16日(火)休廊
正午―午後7時(日曜日は午後5時まで)

山内寿美展ー内胞

コロナ禍の中自身の心の有様を形にした個展から3年。

山内寿美さん自身がこの個展のために書いたテキスト

ヒトの中身について、制作をしています。
制作のきっかけは、大学生だったころにさかのぼる。
94歳でいまもなお現役の現代美術彫刻家のS氏は当時、総合造形コースの教授であった。
官舎を訪ねたとき、部屋にはトレーニングマシンが所狭しと並んでいて、それらを軽々とこなしながら「今や世の中は人体に有害なものばかり。でもそんなのカラダに取り込んで、人間が進化しちゃえばいいんだよ」。
そんな姿に「やはり時代の最先端を突っ走るアーティストは言うことが違う・・」と感動し、妙にナットクした。当時、環境ホルモンの問題が取りざたされていた時期である。
時代は進み、近年では海洋プラスチック問題、続く「未知のウィルス」に至っては、人体への影響もさることながら、心までもむしばんでいった。(これは実際に体験、何年も疲労感や虚脱感に悩まされた)
人類は、日常生活を営む上で、しかしそれらを完全に排除することは、もはや不可能だと思う。
それならば、いっそ取り込んで内胞し、変容し、進化していくとしたら、その様相はきっと醜悪で、とても美しいだろう、という妄想からはじまったのが今回のシリーズである。
実際、進化を遂げたのかどうかは不明だが、これだけ有害なものにさらされながらも人間は生きながらえ、加齢で衰えていく機能は薬や器具等で補充・補強しながら、なおも生きる。
今回の制作では、古い布や着古した衣服に注目した。
長いこと身につけられたもの、使われたモノは、身体の記憶や感情の痕跡が残存しているように感じる。それらを基布に、表面に現れる球状の集合体は、今そうなっているであろう我々の「内側」を、「外側」にひっくり返した様(さま)である。
それは臓器の一部分であったり、身体を連想させる形であったりする。
制作過程において、隙間なく埋め尽くす行為そのものが、自らの内面に沈殿していた感情と対話し、少しずつ昇華させていく感覚があった。 それは、静かで根気強い「心の掃除」のようでもある。
こうした作品を発表し、観ていただくのははなはだ恐縮ではある。
しかしながら、毒がしばしば薬になるように、誰かの中に微かな振動を生み、何かが芽生える契機となるのであれば、それは制作という営みが持つ根源的な力の証しであると信じたい。
制作を通して自身の考えや感性がより明確になっていったようです。
人類にとって未知の体験となったコロナや鳥インフルエンザが山内寿美さんにもたらしたものは何だったのか。この展覧会を通して皆さんに知っていただけたら嬉しいです。

11月22日(土)午後6時からギャラリー内にてアーティストトークも予定しています。(予約不要・入場無料)ご本人の言葉で作品を語っていただきます。是非お出かけください。
山内寿美展ー内胞
2025年11月20日(木)-30日(日)*11月25日(火)休廊
正午-午後7時(最終日は午後5時まで)
スペースプリズム
〒461-0001名古屋市東区泉1-14-23WHITE MATES1F
052-953-1839

平田佳子博覧展2ーおおざる工房+シピ=平田佳子

「平田佳子博覧展」2回目です。
平田佳子さんは陶芸家です。一般的な陶芸家は陶器の形を作ることと絵付けは1人で全部やります。平田さんも最初はそうだったのですが、絵付けを自分が好きな絵を描く人に描いてもらうほうがもっと良くなるとおもうようになり、それなら描いてもらうとなったのです。今しほ乃回は丹下幸江・坪井香保里・溝渕美穂・サノエミコ・渡辺沙恵子・こじましほ・平田小猫の7人に描いていただきました。それと実は平田さんの絵付けにもたくさんのファンがいらっしゃるので平田さんも描いています。そういうユニットを「おおざる工房」と言います。絵付けはその時々で変わっていきますが今回は平田さんを入れて8人です。

さて平田佳子さん、どんどんやりたいが増えてきていていつしかファッション雑貨も作ります。それには「シピ」というユニット名を付けています。こちらは平田佳子・平田小猫がメンバーです。アクセサリーも洋服もバッグもあります。

平田佳子って結局ナニモノ?
この個展を見れば少しはわかります。

もっとわかりたい人は10月11日(土)午後3時からアーティストトーク(予約不要・入場無料)があります。是非お出かけください。

平田佳子在廊日
10月9,11、18,19日(終日在廊)
10月12日(12:30-14:00)
*天候・体調により変更することがあります。

鈴木喜家スケッチ展ー中国紀行

鈴木喜家スケッチ展ー中国紀行
2025年9月25日(木)-10月5日(日)*9月30日(火)休廊
正午-午後7時(最終日は午後5時まで)

日本画は画材の性質上その場で絵を描いて仕上げることができません。
スケッチは絵を描くうえで大変大切なものです。これから毎日のブログでその重要性はおいおいお伝えしていきます。

前回(1年ほど前)の個展でスケッチ展を開いていただいたのですが、多くのお客様がその瑞々しさに感動していらっしゃいました。まだまだたくさんのスケッチがあるとのこともう少し見せてほしいとの声う受けて今回のスケッチ展開催とうことになりました。

中国には20回以上もスケッチ旅行に出かけていることから、今回はその中国でのスケッチのみを展示していただきました。題して「中国紀行」

9月26日(金)午後6時からアーティストトークも開催します。(予約不要・入場無料)是非お出かけください。

鈴木喜家さんは金曜日は午後4時以降、あとは営業日はできるだけ在廊してくださいます。体調や天候によっては在廊できかねる日もありますので鈴木さんにお会いになりたい方は下記に連絡の上お出かけください。
052-953-1839(営業時間のみ)

Goki &Artists 2025 Autumn

いつまでも暑い日が続きますが、カレンダーはもう夏の終わりを告げています。
毎年恒例のGokiのファッションとプリズム所蔵作品で秋を観ていただきます。
この時期の暑さ対策も交えてファッションを考える展覧会です。

Gokiデザインの洋服は新作と春夏(スペシャルプライス)で構成されていますがスペシャルプライス物は秋色のものがたくさんあります。宝探しをしていただけたらいいですね。

少しイレギュラーなスケジュールになっています。大変ご迷惑をおかけしますが、休廊日のチェックをなさった上でお出かけください。

2025年8月30日(土)-9月21日(日)
休廊日9/8(月)9(火)16(火)17(水)18(木)

小さな絵の展覧会2025

夏の恒例企画展「小さな絵の展覧会2025」です。
今年は74人約460点の作品が並びました。

「絵」と入るタイトルですが出品者の皆さんには壁面展示できればどんな形状でもいいということにしていますので陶器を初めとして立体作品もあります。

作品はすべて即売にしますので初日完売の方もありますので、お目当ての作家がいらっしゃる方は早めのご来場をおすすめします。また完売された作家さんがあった場合は随時Facebookでお知らせします。電話でのお問い合わせも対応しますので(052-953-1839)におかけください。

販売は即売ですが7月30日より通販および予約販売も致しますので下記をご利用ください。
withsns.prism@gmail.com
052-953-1839(営業時間のみ)

作家在廊予定
7/26(土)  12:00-14:00   よしだ律
27(日)      12:00-15:00   水上卓哉
30(水)       12:00-14:00   森川美紀
14:00-16:00   小山恵
16:00-17:00   島田加寿子
31(木)       13:00-15:00   hiroko
15:00-18:00   水野清波
8/ 1(金)    13:00-14:00   渡辺沙恵子
14:00-16:00   髙木伸彦
16:00-18:00   小山剛
2(土)        12:00-14:00   高谷美妃
15:00-17:00   Mitsu.
17:00-19:00   はまだのりこ
3(日)          12:00-13:00   鳥居真実
13:00-15:00   馬場陽子
15:00-17:00   小山恵
6(水)          12:00-13:00   マスナリリョウコ
13:00-15:00   石本真裕子
15:00-16:00   栗木栄子
7(木)    12:00-14:00   岡田まゆみ
14:00-16:00   山口まち子
8(金)           12:00-14:00   平野えり
14:00-16:00   サノエミコ
16:00-19:00   服部純栄
9(土)        12:30-14:00   久野晴美
14:00-17:00  小平治
10(日)            12:00-14:00  稲葉彰
14:00-17:00   山内寿美
13(水)            12:00-14:00         中岡友子
14:00-16:00   秦敏信
15(金)          12:00-15:00   中村友美
15:00-18:00   生越登紀子
16(土)            12:00-14:00    中岡友子
15:00-18:00    近藤美和
17(日)           12:00-14:00   中岡友子
14:00-15:00   佐藤千恵
20(水)           12:00-16:00   御囲章
21(木)            14:00-16:00   橘逕
22(金)            12:00-14:00   中岡友子
14:00-17:00   溝渕美穂
24(日)             12:00-14:00   中岡友子
14:00-17:00   日比野靖

*体調・天候などによる急な変更はお許しください。
変更についてはFacebookなどでお知らせいたします。

2025年7月26日(土)-8月24日(日)*月火曜休廊
正午―午後7時(日曜日は午後5時まで)

スペースプリズム
名古屋市東区泉1-14-23ホワイトメイツ1F
052-953-1839

 

鉱さん、またねー板倉鉱司/彫刻・銅版画・ドローイング遺作展

プリズムのお客様にもそして作家仲間の方々にも、多くの方に愛された板倉鉱司さんが皆さんとお別れしてからこの夏が過ぎると2年が経つことになります。

この度ご遺族の皆さんと遺作展を開くことになりました。

鉄の彫刻家としてプリズムでは紹介してきましたが、初期には絵を描いていました。メインが彫刻になっての後に銅版画も始められそして最後の時間はドローイングを楽しんでいたとのこと。どの時期にどんな作品を制作してきたのか時間を追っての紹介は作品の整理をしてもわからないことだらけで叶いませんでしたが、とにかく観ていただきたいという思いで展示をさせていただきました。

追って毎日のブログで詳細を書けるだけ書きますが、ご家族もわからないことだらけだとおっしゃていましたのでどれほどお伝えできるか心もとないことです。

作品を観ていただくことでそれぞれがそれぞれの思いを持っていただければ幸せに思います。

本当はもっともっとたくさん残っていたのですが、運搬の都合により大きな作品は持ち込んでいません。展示されている作品はご希望があればどれも販売可能です。

空を映す鏡、想を刻む時計。ー林孝子雅羅素展

ガラス作家林孝子さんの個展です。
ここ3年毎年この時期にプリズムでの個展です。今年は鏡と時計を中心に毎回人気のアクセサリーやお皿も展示しています。

齢50歳から始めたガラス作品の制作を87歳の現在も精力的に続けていらっしゃいます。作品は力強さと可愛さを兼ね備えた孝子さんらしい個性を見せてくださいます。旺盛な制作は年齢の限界を考えがちな多くの高齢者へのエールと捉えることさえできるように思います。

空を映す鏡
無限の空をどこまでも映すというおおらかな鏡
想を刻む時計
これまでの時間、これからの時間、無限の想。

6月29日(日)午後2時から林孝子さんのアーティストトークも開催します。
(予約不要・入場無料)

是非お出かけください。

登龍亭獅篭展6

「登龍亭獅篭展6」
今年はついに6回目の「獅篭展」コロナで2回目は延期になりましたが、その後は順調に回を重ねております。
そして「獅篭展」は毎回何が飛び出すかわからない登龍亭獅篭さんの懐の深さがその楽しみでもあります。今年は「しかごてん6回目ということでしかごろく(獅篭録)」です。・・・で何?
もともとなぜか落語と漫画二足の草鞋で始まった獅篭さんの歴史。落語のような漫画のような獅篭さんらしい人生訓(?)が会場いっぱいに埋め尽くされています。深いんだか浅いんだかわからない語録のような獅篭録で埋め尽くされた会場をお楽しみください。

会期中6月16日(月)18日(水)は在廊できませんがあとは全部在廊します。

在廊日には似顔絵も描いてくださいます。(2000円)こちらもお楽しみに。

*13(金)14(土)15(日)20(金)21(土)は午後6時から落語会です。
(2000円、通し券5000円)
落語会開催日の展覧会は午後5時までです。
*16(月)18(水)の在廊はありません。あとは全部在廊予定です。

 

九相図向日葵ー平塚啓Paper Art

ペーパーアーティスト平塚啓さんの個展です。
紙をカッターナイフで切り出したり折ったりして制作をするだけでも超絶技巧に観る側を圧倒してきました。しかし本人はそれだけでは飽き足らず着色や紙を丸めることでさらに表現の幅を広げ自身の世界観をも広げています。前回の個展からの進化は留まるところを知りません。

もちろん技術は表現したい何かのためにあり、技術だけを観ていただきたいと思っているわけではありません。そのあたりを含め会期中に皆さんにもっとわかっていただけるよう毎日のブログで解明していこうと思っていますので読んでいただけると幸いです。

また3月21日(金)午後6時よりアーティストトークをギャラリー内で開催いたします。平塚啓さんの語る言葉を通してさらに理解を深めることもおすすめいたします。是非お出かけください。(予約不要・入場無料)

「九相図 向日葵」 平塚啓Paper Art
2025年3月20日(木・祝)-30日(日)*火曜休廊
正午―午後7時(最終日は午後5時まで)

会期中午後1時から5時までは平塚啓さん本人が在廊します。