居酒屋のカウンターもおしゃれなバーもまた少しずつ縁遠くなるのかしら?
カウンターの向こうにいる主人(あるじ)のみなさん、必ず戻ってくるから待っていてください。
だけど、ちょっとだけ人恋しい日には迎えてくれるといいのだけど。
私たちのわがまま、聞いてくれたら嬉しいな。
ごめんなさい。
高藤暁子さんの猫たち、世界中の主人(あるじ)たちに届けたい。
WHITE MATES bldg.1F 1-14-23Izumi Higashi-ku Nagoya Japan Phone052-953-1839
居酒屋のカウンターもおしゃれなバーもまた少しずつ縁遠くなるのかしら?
カウンターの向こうにいる主人(あるじ)のみなさん、必ず戻ってくるから待っていてください。
だけど、ちょっとだけ人恋しい日には迎えてくれるといいのだけど。
私たちのわがまま、聞いてくれたら嬉しいな。
ごめんなさい。
高藤暁子さんの猫たち、世界中の主人(あるじ)たちに届けたい。
「行雲流水(こううんりゅうすい)」=深く物事に執着しないで自然の成り行きに任せて行動すること。
今とても大事な生き方だと思います。水は行くべきところに流れる。
強い気持ちでいないと、あちらに流れこちらに流れ、結局自分だけでなく他人まで巻き込んで右往左往することになります。目先のことにとらわれすぎないで生きることは情報過多な現代では難しいことなのかもしれないけれど、肝に銘じなるべきことですね。
水野清波さんの筆は水を意識すべく見えます。
浅はかな知恵で水の正しい流れを妨げることのないようにというメッセージと受け取りました。
子供たちのちょっとした表情を素敵に描いてくださるhirokoさんの絵に子供がいません。
「stay homeでお花屋さんにも行けない日もあります。そんな時でも、絵の花はずっと飾ることができます。だからお花だけを絵にしてみました」と。
お花はみんなの心を和ませてくれます。
外に行けない日には、絵のお花と一緒に過ごすのもいいですね。
「月と少女」
少女が初めてハイヒールを履く日。
憧れとほんの少しの罪悪感が、心を押しつぶしそうになる。
大人への扉は甘く切ない。
月のように黄色のハイヒールの中にはふかふかの中敷が誘惑してくれるけど、本当に心地よいのだろうか。
少女よ、履いてみるがいい。
そうしなければ履き心地も、ハイヒールの本当の意味もわかりはしないのだから。
モノクローム表現のシリーズで今回の展覧会を飾ってくれたのは近藤美和さん。
なかなか意味深い3点です。
いろんな見方ができるように思いますが、作家の言葉を聞いていないのであまり深追いはしないでおきます。
近藤作品は全て予約済みです。
溝渕美穂さんの作品。どちらにも「明日のために、眠る。」というタイトルが付いています。
いろんなことがあるけど、たいていのことは食べて眠れば何とかなってい流ものです。
そんなこと言ったって眠れない日はどうするの?
そのために「羊が一匹、羊が二匹・・・」っていう魔法の言葉があるじゃない。
ちょっとだけ好きなものを食べて、これからの季節あったかくして、できればお部屋に大好きな絵を1点飾って夜は眠る。そんな生活を、4ヶ月も続けてみたら、きっとコロナもどこかに行ってくれますよね。
サノエミコさんの作品は孔版印刷、シルクスクリーン印刷とほぼ同じ印刷で作った版画です。
なんだか温かみのある仕上がりです。アナログな感覚が見えるんです。
独特なデフォルメーションで可愛い犬のキャラクターがまた愛らしい。
下の小さい作品に限り複数用意がありますので、すぐにお持ち帰り頂けます。
「厄除」
まさに今必要な絵。
疫病からはだるまさんに守っていただき、招き猫で福を呼ぶ。金色の背景で、これ以上の縁起の良さはありません。
お正月飾りにもいいですねぇ。
日本画家水野加奈子さんのめでたい絵で、厄払い!
水野さんは11月12日(木)午後5時から在廊します。
山内寿美さんがこの作品のシリーズを作り始めた時の発想にあったのは、海洋プラスチック問題へのある妄想だったそうです。それは有害な海洋プラスチックをいっそ生物は取り込んで進化するということ。
それがアーティストの奇想天外な空想だったとしても、他人が笑っておしまいにしていいものとも思えません。
今回の COVID-19だって生物の進化の中で共存という道が全くないと言い切れるのでしょうか。「ない」と科学的根拠のもと言い切られたとしても、それを形にすることを誰も否定できない。
進化を信じることだって、どんなにそれが盲信だとしても、他人に強要しない限り、それは許されると思う、な。
ただとてつもなく長い時間がかかりそうです。
この展覧会を企画した当初、作品のテーマには特に言及せず、 SNSを駆使して展覧会を知っていただきstay homeでも観ていただくシステムを作家とギャラリーで構築すてみましょうという発信をプリズムからしました。
Erickさんをはじめとして多くの作家が「つながり」をテーマに制作をしてくださったことに、驚きました。
COVID-19の蔓延に対する不安。病気だけではなかった。人は一人ではあまりに寂しいと思うものです。その不安も今回とても大きいということを改めて認識したのではないでしょうか。
ネット社会の脆弱さはもちろんありますが、そこをよく理解した上で SNSを上手に利用する術も身につけなければいけない。
Erickさんの猫たちはとぼけた顔してシビアなメッセージを私たちに届けてくれています。