
初日に完売。
近藤美和さんの迫力はこういうところにもあります。
美しい絵の中に、西洋の毒がちょっぴり盛られていて妖しい空気が流れています。絵は美しければ魅力的なのではないと近藤ワールドは言います。
美しいはずの王様王妃そして花。少し不気味な蛙やカタツムリがしれっと微笑む。
毒の匙加減が絶妙な3点でした。

WHITE MATES bldg.1F 1-14-23Izumi Higashi-ku Nagoya Japan Phone052-953-1839

初日に完売。
近藤美和さんの迫力はこういうところにもあります。
美しい絵の中に、西洋の毒がちょっぴり盛られていて妖しい空気が流れています。絵は美しければ魅力的なのではないと近藤ワールドは言います。
美しいはずの王様王妃そして花。少し不気味な蛙やカタツムリがしれっと微笑む。
毒の匙加減が絶妙な3点でした。

守り蛙を制作してくれたのは平塚啓さん。
疫病退散の気持ちを込めてくれました。
蛙は自然界でも害虫を食べてくれます。また語呂合わせとしても「無事帰る」という意味があります。
縁起物を作品にしてくれた平塚さん。
この展覧会がCOVID-19に由来していることから多くの人の思いを形にしてくださったのだと思います。民画の発想です。
民画は庶民の願いを絵にしたものです。
早くこの疫病が落ち着くことを祈願しての蛙です。

服部純栄さんが蛙を描くというイメージが私の中にはありませんでした。
たまたまギャラリーにお出でくださったときに多分ないなという思いの中で「蛙って描いたことある?」と尋ねると「ありますよ。」と。
いつかプリズムに出品できるタイミングが来るといいなと思っていた作品があったのでした。それがこの作品です。
白いチューリップにとまる白い蛙は絵が大きめということもありますが、異彩を放っています。
威厳すら感ずる存在感。
かなり気合を入れて描いたのだなとわかります。
服部さんらしいまじめさを持つ作品です。

昨日2回目の追加搬入をしてくださったErickさん。
なんだかのんきな蛙が享けています。
「蛙の歌が・・・」って歌っているのかと思ったら「れりご~・・・」でした。
最近の蛙はしゃれてますね。
多分追加はこれが最後かと思います。

四角い犬のキャラクターでブレイク中のサノエミコさん。
「四角い蛙も面白そうだから作ってみます」と新作を出品してくださいました。
赤い傘が緑の蛙に映えていいねとまたまた評判になっています。
実は10月初めに個展の予定です。
犬・猫・蛙・・・
どんな動物が出てくるのか楽しみです。動物だけじゃないのかもしれません。

昨年初めての緊急事態宣言が出たときのプリズムを覚えていますか?
いえ、もう忘れてくださっていてもいいのです。
あの時、プリズムはネット上での展覧会を開きました。
その時うちだちよえさんはマスクを着けた蛙を出してくださって話題になりました。今回はマスクはしていませんがあの時と同じシリーズの蛙のブローチ。それにオタマジャクシちゃんも新たに仲間入り。
なかなか愛らしいのでもうずいぶん少なくなっています。
キャー欲しい!
という方はメール電話も対応いたします。
wihtsns.purism@gmail.com
052-953-1839

松原伸一郎さんの存在も、この「蛙はカエル。」展に大きくかかわっています。
松原さんの個展は3年ほど前だったと思います。(もう少し前だったかなぁ)その時おっしゃった「僕は蛙なんです。ずっとそう思ってきました。」は忘れられない。
だから本業のフォトグラファーから離れると「蛙」の陶芸作品を作り続けるのだそうです。作った蛙たちは全部ご自分なのだと思います。だって、彼の作る蛙は松原さんと同じチャーミングさだからです。
蛙というものはぴょんと跳びます。本当に軽々と跳びます。
松原さんも蛙もしなやかです。
こんな時代に重さを持ってはいけません。蛙のようしなやかに跳べるようになりたいな。

馬場陽子さんも全作品新作です。
毎回違った趣向で鑑賞者を楽しませてくれる馬場さん。
割と真っ当な表現がかえって新鮮です。
ん?そうかなぁ。マットが睡蓮の葉のようです。
いや、そこじゃない。絵のベースにコラージュしてある英字新聞のようなもの。どの作品にも「Japan News」とある。
「Japan News」これ何?
その他の文字が読み取れない。
案外風刺か?
馬場さん、きっと何かやってくれる。
誰か解き明かしてみてください。

「蛙はカエル。」展は水野加奈子さんの存在無くしては思いつかなかった展覧会です。
初めての個展の企画を立てているときに「蛙の作品を出します」と言いました。水野さんは日本画家で可愛い絵を描く作家ではなかったのでどんな蛙を描くのだろう。あまりリアルな蛙はどうなんだろうかと心配になりました。それでも描きたいものを制限するようなことはしたくないので「蛙だけではないよね?」とニュアンスを持たせて話しました。
その時の1点が左の絵、今回DMにした作品です。
蛙、悪くないな。なかなかチャーミング。
いつの間にか頭が随分固くなっていたことにも気づかされたあの時の個展。
今回も「蛙」がぴょんと跳んできて、軽々と私を飛び越えていった。

chigusaさんにもお声をかけた日「ちょうど今蛙のブローチを作っている最中だから完成させて出品しますよ」と言ってくださいました。どなたもみんなプリズムに負担をかけないような言葉で返ってきます。誰一人として恩着せがましい言い方はなさいません。素晴らしい方ばかりです。
ブローチは2つできてきました。とても時間のかかりそうな作品です。
ちょっとガレの蛙を思い出しました。
それだけではなく、シルバー線の楽しい蛙のペンダントとブレスレットも作ってくださいました。
蛙好きの大人の女性に使っていただきたいな。