中村友美ー Win the Virus with SNS

中村友美さんは雀が大好き。
チュンと呼んでいます。

雀は野鳥なので飼うことはできません。
ベランダで餌箱を置いてやるくらいしかできませんが、仲良くしています。

餌箱に来る雀たちの写真を撮り、絵にしています。
その絵をこうやって展覧会でみなさんに見ていただいているのです。

雀との時間は中村さんにとってとても心休まる時間でもあります。
だから見ている私たちもとても優しい気持ちになれるのですね。

高北幸矢ーWin the Virus with SNS

廃材を素材に板絵を制作している高北幸矢。

「円空仏のように、人々にとって身近な作品として手に取ってほしい」と。

これはどこの廃材か?
昨年プリズムの東にある金比羅さんの修繕の際、廃材をいただき絵にしたものかもしれません。
大きな役目を終えた材木にもう一仕事していただきましょう。

建部弥希ーWin the Virus with SNS

建部弥希さんの描く絵は明るい「光」だ。

タイトルも「ヒカリのリズム」と「ヒダマリとあそぶ」だ。

モネは「光」が描きたかったのだが、その思いを継承しているかのようだ。

建部さん、お日様と遊ぶの大好きなのがよくわかるし、幸せになれるね。

鈴木喜家ー Win the Virus with SNS

日本画家鈴木喜家さんの作品は「樹と蛾」

夏の虫の儚さ。
人の一生ももっと大きな時間の流れの中ではやはり儚い。

このところの天変地異は驚くほど多いが、その中で思うのは時間。
歴史に残る災害や流行病もいつかは収まって行く。

蛾は蛾の時間を生き、人は人の時間を生きる。

高藤暁子ー Win the Virus with SNS

居酒屋のカウンターもおしゃれなバーもまた少しずつ縁遠くなるのかしら?

カウンターの向こうにいる主人(あるじ)のみなさん、必ず戻ってくるから待っていてください。

だけど、ちょっとだけ人恋しい日には迎えてくれるといいのだけど。
私たちのわがまま、聞いてくれたら嬉しいな。

ごめんなさい。
高藤暁子さんの猫たち、世界中の主人(あるじ)たちに届けたい。

水野清波ー Win the Virus with SNS

「行雲流水(こううんりゅうすい)」=深く物事に執着しないで自然の成り行きに任せて行動すること。

今とても大事な生き方だと思います。水は行くべきところに流れる。

強い気持ちでいないと、あちらに流れこちらに流れ、結局自分だけでなく他人まで巻き込んで右往左往することになります。目先のことにとらわれすぎないで生きることは情報過多な現代では難しいことなのかもしれないけれど、肝に銘じなるべきことですね。

水野清波さんの筆は水を意識すべく見えます。
浅はかな知恵で水の正しい流れを妨げることのないようにというメッセージと受け取りました。

hirokoー Win the Virus with SNS

子供たちのちょっとした表情を素敵に描いてくださるhirokoさんの絵に子供がいません。

「stay homeでお花屋さんにも行けない日もあります。そんな時でも、絵の花はずっと飾ることができます。だからお花だけを絵にしてみました」と。

お花はみんなの心を和ませてくれます。
外に行けない日には、絵のお花と一緒に過ごすのもいいですね。

生越登紀子ー Win the Virus with SNS

「月と少女」

少女が初めてハイヒールを履く日。
憧れとほんの少しの罪悪感が、心を押しつぶしそうになる。

大人への扉は甘く切ない。

月のように黄色のハイヒールの中にはふかふかの中敷が誘惑してくれるけど、本当に心地よいのだろうか。

少女よ、履いてみるがいい。
そうしなければ履き心地も、ハイヒールの本当の意味もわかりはしないのだから。

近藤美和ー Win the Virus with SNS

モノクローム表現のシリーズで今回の展覧会を飾ってくれたのは近藤美和さん。

なかなか意味深い3点です。

いろんな見方ができるように思いますが、作家の言葉を聞いていないのであまり深追いはしないでおきます。

近藤作品は全て予約済みです。

溝渕美穂ーWin the Virus with SNS

溝渕美穂さんの作品。どちらにも「明日のために、眠る。」というタイトルが付いています。

いろんなことがあるけど、たいていのことは食べて眠れば何とかなってい流ものです。

そんなこと言ったって眠れない日はどうするの?

そのために「羊が一匹、羊が二匹・・・」っていう魔法の言葉があるじゃない。

ちょっとだけ好きなものを食べて、これからの季節あったかくして、できればお部屋に大好きな絵を1点飾って夜は眠る。そんな生活を、4ヶ月も続けてみたら、きっとコロナもどこかに行ってくれますよね。