
絵を描くのが仕事で手にすることが多いせいか、佐々木悟郎さんのアンティーク小物には文房具がわりとよく登場します。
万年筆は筆記用具の中でもとりわけメカニックな要素があるからなのか男性には結構なマニアも存在します。悟郎さんもその一人なのかどうかは知りませんが、ビジュアル的に美しいたたずまいであることはよくわかります。
さてこの絵のタイトル「Almanac」とは「生活暦」だそうです。
タイトルにしたところを見ると、こちらが主役?
月の満ち欠けや季節の移ろいに生活上の必要事項を描き込んでいくためのものとあります。農業や漁業のように自然を相手に仕事をしていく上で欠かせないデータをアナログに描き込んでいく生活に思いを馳せる。
素朴で美しい「暦」と万年筆。
どちらも無いと成り立たない生活にとってどちらが主役かという問いはナンセンス。美しい絵がそう笑っている。
